その企画に心を掴むアイデアはありますか?【アートとコピー #3】
企画書。またの名をプレゼン資料。
自分達の考えをもって、顧客に届ける。
いわゆるラブレターだ。
内容はもちろんのこと、伝え方も工夫しなければ、自分達の思いも内容も届いてはくれない。
きっと届くのはほんの一部だ。
それを痛感した1週間だった。
今回、アートとコピーの講座で、ペアで企画書の作成に取り組んだ。
アイデアを練るところから、スライドをつくる。2人の役割分担や進め方が非常に重要になってくる。
アイデアのブレストを行い、形にするところまで実行した。
まだまだ企画書を作ることはなれない。苦手意識があるが、デザイナーさんと作ることで、こうすれば良かったのか、これなら伝わるのか!と気付かされることが多かった。
ただ、このページはもっと作り込めたかもな、ということを反省しつつ提出した。
講義を受けて感じたことは、「アイデアはシャープさと大義名分がすべて」ということだ。
その企画は、面白そうか?
その企画は、わかりやすいか?
その企画は、実現性があるか?
その企画は、企業にとってメリットがあるか?、
自分達のアイデアがそもそもやってみたいと思わせるかは非常に重要だが、
伝わるような工夫、伝えるための解像度を高めるもの。
この講義を受けてから、「自分の思っていることを伝えることは10%くらいしか伝わらない」という心づもりで取り組んでいた。
どんだけいいアイデアが出ようと、伝え方が上手くなければ魅力が伝わらない。
ただ、伝え方を考えたらとてもいい案になる。
全組企画書を見てもそのペアの全ての思いまでは理解できないし、渾身の企画書から3案に選ぶのも骨が折れる作業だった。
審査員の人はもっと疲れるよな、だからこそアプローチから企画するだけでその疲れを吹き飛ばす必要もあるのかもしれない…
選ぶ側の目線に立つ大切さを痛感した。
もちろんアイデアの質が結局ものを言うが、伝わりやすさや相手への思いやりが企画書にあるペアのものは本当に鳥肌が立った。
自分も、こんな企画書をつくりたい!と思えたことがとてもいい機会だった。
講義を通じて、阿部さんのお仕事にはこれまでの積もっていった信頼から作られている企画書だと痛感した。
今日、仕事では今までの中で最も大変だったプレゼンが終わり痛感した。
本当に伝えたいことを形にすることはまだまだ苦手だと感じたし、相手に理解してもらい、「?」→「!」とさせることは大変だ。
仕事ではデータを組み合わせて根拠をしっかりしつつ、各施策に繋げていかなければならない。
クライアントに伝えたいことはほんの僅かしか残らないだろう。
でも、それを伝えるために、どこまで本気になれるか。流れを作るのか。
講義が終わって1週間。
本当にもがきながら今の仕事に向き合った。
伝わるようにするにはどうしたらいいのか?全然まだまだ上手くいかない。
いろんな人に助けられて、完成させる。
プレゼン後に、お客様からの褒め言葉のたった一言ですべてが報われた気がした。
そんな企画をこれからも作っていけるようになりたい。
少しづつ、信頼を積みあげていけるような仕事をしたいと感じた。