002 社会問題は複雑性の極みだった…って話。
どうも、NPO法人SMSC広報のしましまこと、高島聖也(タカシマセイヤ)です。
昨日公開した第1回の投稿、思いのほか多くの反響をいただくことができました。
本当にありがとうございます!
うれしいので連日更新です。笑
『SMSC広報日誌。』第2回も引き続き当法人のミッションに関わるお話です。
内容としては前回の投稿の続きとなりますので、ぜひこちらも合わせてお読みください。
さて、昨日わたしはNPO法人SMSCについて、
1.「すべての人が安心して暮らせる地域社会の実現」に寄与するため
2.特に障害福祉サービスと貧困問題の改善事業を展開する
3.茨城県稲敷市に密着したNPO法人
だと説明しましたね。
大テーマとして、地域が誰にとっても安心して暮らせる環境になりますように、ということを掲げて日々活動しているわけです。
今日は、その目的のため具体的に行っているわたしたちのアクションについてお話したいのです。いいですか?だめと言われても話しますが…
福祉から見えてくるものは、あまりにもたくさん。
SMSCが現在行っている事業は、大きく分けると次の3種類です。
1.精神障害や心の悩みを抱えた方向けの福祉サービス
2.生活困窮者向けの支援サービス
3.地域コミュニティの活性化支援事業
SMSC立ち上げのきっかけとなったのは精神障害者向けの福祉サービスです。
精神的な悩みや心の問題を抱えた人たちが、地域のなかでその人らしく暮らしていくためのサポート。
これらは今も続けています。
▼多機能型事業所「おんらが村」(就労支援)
http://www.npo-smsc.jp/village
▼サポートシェアハウスいなしき(居住支援)
http://www.npo-smsc.jp/village/grouphome
▼まいる(相談支援)
http://www.npo-smsc.jp/village/consul
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精神障害に関する福祉サービス事業を運営し続けて気づいたことは、彼らが障害だけじゃない、実に多様な「生きづらさ」を感じているということです。
家族の問題、家計の苦労、
学校生活で感じていたつらさ、
社会とのつながりに関する不安や葛藤…
一人ひとりの課題は、決して単純なものではありませんでした。
特に、個々の成育歴や貧困の問題については「現在」だけの支援ではなかなかアプローチしにくい部分も。
なので、2017年からは稲敷市と連携して、生活困窮世帯の子ども向けに学習支援事業をはじめました。
これは、生活困窮世帯の子どもたちに「居場所」と「信頼できる大人」、そして「学習機会」を提供しようという取り組みです。
▼子どもの学習支援事業てらこむ
精神障害の背景を辿って見えてきた「貧困」という問題。
これだけではありません。
いわゆる「社会問題」と呼ばれる、一見独立しているそれぞれの課題たち。
その裏側では、すべてが複雑に密接に絡まり合っているのです。
そして、それらはすべて「地域」が内包しているということ。
どこか知らないまちでも、縁のない国でもない。
今、あなたが住むそのまちが、そのまちの人たちがこっそり抱えている課題でもあるのです。
そういったことを、みんなに知ってもらいたい。
なぜなら、地域はそこで暮らし働く人たちによって成り立つものであるし、わたしたちの地域は、わたしたちの力でより良くしていくことができるから。
そのためにSMSCができるのは、わたしたちの視点で見ることができる地域のカタチを、地域のみなさんと共有することです。
だから、わたしたちは「村会議」と称して地域の人たちが集まり、地域のことを考える場作りを行っています。
集まって、話して、考えて、だれかのことを思い出して。
その先に、まちの課題をまちのみんなで解決していける未来を目指して。
…はー、お気軽でお手軽な文章を心がけていてもアレですね。
気がつくとまじめなトーンになってしまいます。性分なのです。笑
さてさて、SMSCの事業について紹介もできたことだし、次回はガラッと色を変えましょう!
わたしたちの活動する「茨城県稲敷市」という地域についてお話したいと思っています。
稲敷市、知ってますか?
これを読む人たちの中には、
実際に住んでるよって人も、
名前だけは知ってるよって人も、
そもそも茨城県がよくわからん!
って人もいるかもしれません。
そんなみなさんに、わたしたちSMSCの視点から見る「稲敷市」というローカルのことをお話します。
どうぞおたのしみに!
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平成最後の夏は「仕事旅行」に行ってみない?
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特定非営利活動法人SMSC
http://www.npo-smsc.jp/
〒300-0641
茨城県稲敷市浮島4964番地
TEL : 029-893-3456
FAX : 029-893-3457