
お金は大事。でもそれより大事なものがある。そう信じたい。
お疲れ様です。
今日も、なかなか苦しくなりそうな内容ですが、読んでいただけると嬉しいです。
僕らの金銭事情(支出編)
前回の投稿で、派遣教員は国内給与と在勤手当(住居手当)の2つを得られると書きました。
ですが、国内給与も使わないと生活できません。家族帯同である方は特にです。
(一応、何名かの同僚にも確認しましたが、やはり国内給与も使っているそう)
(でも、単身できている方は在勤手当だけでやりくりしている猛者がいました)
それは、近年日本円が弱くなっていることも起因していますし、諸々の必要経費に対して、手当が足りていないということもあります。
では、一体何にお金を使っているのでしょうか。
①生活費(食費、光熱費、洋服代など)
多くがこの部分に当たると思います。
僕の派遣先は、日系の方や企業が多く、日本食も手に入ります。それこそ、日清のカップヌードルやキューピーマヨネーズ、キッコーマンの醤油なども。
ですが、関税の関係で値段は2倍ないしは3倍です。
そうめんが、一袋1000円です。
もちろん、関税がかかっていない食品を購入すればいいのですが、なかなか…。
だって、日本の食べ物が美味しいんですもの。
また、たまには外食もするのですが、地元の定食屋は安い。でも、マックなどの国外を母体とする企業はかなり高いと感じます。
光熱費に関しては、僕の赴任国は水道代が0です。が飲料水は毎週定期購入しています。この辺りは、国によって違うので明記できません。
洋服について、どの国もそうですかね?『靴』が高い!特に、子どもの靴はすぐに履けなくなるのに高い!
また、僕はバスケットボールをしているのですが、バッシュが日本より1万円くらい高いです。趣味のランニングなど、派遣先でも続けるのであれば、日本から道具を持っていくのもありだと思います。
②医療費
医療費については、研修でも説明があります。
日本では、子どもの医療費が無料でしたよね。
だからか、こちらの医療費に目玉が、いや目ん玉が飛び出そうになります。
我が家のケースだと、虫歯治療が「1回で」3万円でした。
これ、後々保険が適用される(歯科治療は3割負担)とはいえ、一回立て替えなければならないので、家族が軒並み体調を崩したとき、医療費貧乏になりました…。
さらに、この医療費の振込…。めっちゃ時間がかかる!
一昨年末(2023年12月下旬)に申請した分が、『ほぼ』全て振り込まれたのが昨年(2024年)の8月でした(汗)
しかも!東京海上日動さんからの振込ですが、医療費を支払ったときではなく、振り込みの際の通貨レートとなります!気をつけて!
僕はそのパターンで◯万円分の損失を被りました(泣
我が家は、上記の①食費と②医療費を国内給与から捻出しています。特に、医療費は毎月どのくらいかかるかわからないので、毎月定額を積み立てています。
使わなければ貯まっていくし、使った分は保険で返ってきたら補填しています。
③家賃
前回の投稿でも触れましたが、住居手当は派遣される国によって違います。
同じ国でも、派遣される都市によっても異なります。
この住居手当ですが、その時々のレートによって家賃分を支払えるか、それとも足りないかが変わってきます。
僕の国では、最近レートが良くなってきたので、住居手当内に収まってきました。
ですが、昨年度はいくらか手出しをしていました。
支払い方法も、国や物件によって異なりますね。
④交通費
こちらは、発生するケースとそうでないケースがありそうです。
僕の派遣先は
①乗り合いのバン ②自家用車 ③公共交通機関
の3パターンなので、それぞれ違います。
赴任校によっては、免許の取得&車の購入が必須の場合もありますし、運転手を雇わなければならない国もあると聞いたことがあります。
そして、交通費は在勤手当に含まれていて、別途申請はできません。
⑤子どもの教育費
子どもの教育費は主に学校の授業料です。
家族が帯同する場合、『子女教育手当』を申請することができます。
そして、子女教育手当は子どもの年齢に応じて、その上限が決まっています。
具体的な金額については、文科省からの『派遣教員の手引き』にて確認をしてください。
僕のケースですと、次女(幼稚園)の授業料の半分。長女(日本人学校)の授業料のほぼ全て。
を子女教育手当で支払えました。
…?
そうです。足りていません。これに加えて、日本人学校に入学・編入学する際は入学金及び施設費が発生します。この分は、僕のケースだとほぼほぼ自腹となりました。
そして、授業料については、学期ごとに納入する場合と月毎に納入する場合があるようです。4月に入学金+施設費+3ヶ月分の授業料を支払う事態が発生する学校もあるので、確認が必要です。
多くの日本人学校では、ホームページ上に記載してありますので、そちらをご覧になってみてください!
⑥交際費(レジャー費)
あとは、変動する出費として交際費くらいでしょうか?
同僚の先生方との飲み会、休日の習い事など気を抜くと結構な出費になります。
でも、リフレッシュには必要ですよね?ね!?
あとは、旅行費です。
せっかくだから、色々なものを見たい。子どもたちにも見せたい。
そう考えて、妻と結構な時間をかけて、行き先と行く時期を検討しています。
もちろん、危険な場所は避けていますし、無謀な日程は組みません。
これは、自分に対する職場からの信頼度にも関わってくると思っています。
お金はかかる。
でも、経験値には換えられない。そう言い聞かせています。
さて、金銭事情(支出編)いかがだったでしょうか?
この記事を書いていて、大事なことを思い出したので、それについては次回以降に。
次回予告『渡航の準備』
このnoteでは、在外派遣に関する質問を受け付けています。
どんなに些細なことでもお答えしますので、コメントしてください。
※今回の記事で、「もっと聞きたい!」と思ったことがあればコメントで教えてください!
〜X(旧Twitter)でも、いろんな質問にお答えしています。〜
Y.S(@yuthke1021)
https://x.com/yuthke1021?t=lD18Ut_hZ4_2SRQHrinj7g&s=03
また、X(旧Twitter)で聞かれることが多い質問や、僕が「これは!」と思った質問について、こちらのnoteでお答えします。