【ご依頼#1】刀剣乱舞二次創作の感想【依頼者:天海透さま】
🌟ご挨拶🌟
こんにちは、すみれの感想屋さんです。
記念すべきお1人目、当サービスとしても1作目の感想となります。
天海さま、ご依頼ありがとうございます😭
ありがたさに拝み倒しています。
今回は天海透さまの二次創作、ご隠居さまとして公開されているpixiv内作品、5作品全ての感想を書こうと意気込んで、時間がかかってしまったのでまずはシリーズ3作品、の中の2作品の感想です!(中途半端)
記念すべき初作なので興味のある作品だけで良いと仰ってくれたのですが、嬉しさで全部読みました。読んだからには書きたいじゃないか…。でも予想以上に書き手の遅筆のせいで時間が掛かっちゃってですね…。
必ず全部書きますね…っ…(血涙)
それでは天海さまのいらっしゃる方向に向けて五体投地!敬礼!どうぞ!!
🌟ご依頼内容🌟
【依頼者】天海透さま(@TenTen_0129)
ご隠居さま(@TenTen_inkyo)
【作品公開場所】pixiv (https://www.pixiv.net/users/24398069)
【作品ジャンル】刀剣乱舞/二次創作小説
【感想要望】褒め100%が希望なわけではなく、至らないところ、改善点、提案なども含めた、褒め&残念、色々な角度から。(ご依頼時の要望文面をそのまま掲載しております)
🌟感想🌟
●三割審神者シリーズ
《①♯ある大和守安定の独白》
◎全体的な感想
お話全体がさらっと読みやすく、安定の気持ちの変化が分かりやすくまとまっていて丁寧な文章運びが印象的。
安定の顕現の遅さから来る焦りを含むコンプレックスを素直に言えず、ちょっと審神者に八つ当たりとかもしてしまいギクシャクした2人を安定の時点で見ていく展開は王道を行き、大団円ハッピーエンドという感じ!安定の心情を中心に繊細に描かれていて素敵です。
独白のタイトルの通り、安定の一人称視点のお話なので、最初のほうは審神者の表情や仕草、声のトーンなんかが一切伝わってこないのも、安定が審神者に興味がないし審神者の言葉や意図を汲み取る気が無い壁を感じて良い。一人称視点の良さを生かしている。
少しずつ主を見るようになる安定と連動するように少しずつ審神者の言動に具体性が増してきて、読んでるこちらも安定と一緒に徐々にこの審神者の輪郭を知ることができるので秀逸。
◎安定と審神者
オリジナル本丸、オリジナル審神者で重要なのは審神者さんですからね。ここに個性があると一気に深まります。
このお話の中心の2人。
安定の目からしかこの審神者が写せないのが勿体無い。もっと審神者自身の声を聞きたい、と思う優しくて穏やかな性別不詳審神者さん。目の前の男士に嫌われても疎まれても、折れないように手を尽くす審神者さんはとても誠実な人なんだと思う。
でもその誠実さが本人に伝わってないのが歯痒いぃ。
冒頭すぐ思ったのは、安定が審神者に対して自分たちのことを『知らない』ならまだしも、『知ろうとしない』と審神者自身が知る気がないと感じたのはなんでなんだろっていう疑問。直接私は知る気がないとか言われた感じ?それとも清光から『主は知ろうとしないんだよね、困った人だよ〜』みたいに聞いて、悪い印象だったとか?なんかあったと思います。
審神者さんの人柄を考えるにあたって、優しさや誠実さ、男士を大切にしてる描写の中からは『知ろうとしない』という行動が結びつきにくくて、思考と行動の辻褄があんまり合いませんでしたね…。
この物語の掴みとも言える箇所なので、しっかり安定が『知ろうともしない』と判断した理由を軽くでも書いてもらえるととっても導入スムーズかと。
今の彼らとの関係を考えるに、おそらく彼らの過去関係なく、現在自分と関わってくれる彼らを大切にしたいという気持ちなのでしょう。彼らが自分の過去を自分から喋ったら喋ったで聞いてくれそうなもんだし、喋ったら覚えていてくれそうだから、自分からは調べたりはしない、ってスタンスかな?
「いつ顕現したのかも、どんな刀であるのかも、覚えてないし知らない、知ろうともしない人だから」(安定)
「主はさ、本当は審神者にも歴史にも全然興味が無かったんだ。歴史に関しては今もそう」(極前清光)
というセリフから考えるに歴史嫌いor興味がない人なんだろな〜というのはわかる。それで刀剣男士とのコミュニケーションに今まで難がなかったのだろうかとちょっと心配になる。
『自分では審神者にも歴史にも〜苦労していた事。』という審神者の地の文の呟き。
自分でも『審神者にも歴史にも興味がない』と言っていた審神者さんが他の本丸のどこを見て何を羨ましく思ったのか、ほしいなぁ。生い立ちとか関係あるのかなあ。あまり家庭環境が良くなかった?それとも信頼関係を築ける相手が欲しかった?皆で本丸っていう家に住みたかった?審神者にも歴史にも興味のない審神者さんが、自分が審神者に適性ないと知らされつつそれでも審神者をやろうとした決意が知りたいです。
色々と審神者さんの背景が気になるところでありました。
話は戻りまして序盤、清光と親しいことを知って、距離近くなった気がしたような現象あるある。友達の友達ってわかったらなんか急に親しみ湧くやつだ。
安定からしたら急に距離詰めてきてなんだよって感じかな…なんも知らないくせに急に知った顔にやりやがって〜みたいな…反抗期かな…。
冷たい言葉を言った安定に『怯えて震えた』声で謝る審神者さんですが、ちょっとびっくりしたはしたけど、安定の新密度が思ったより低いことにビビったぽい。安定そのものを怖がったわけではなさそう。
そして審神者さんも安定に拒否されたこと覚えていて、泣いてる安定に触れてはいけないなって躊躇するとこ、良い〜!!そこからの安定が自分の行いを思い返して後悔して、そして『撫でて』と言うまでの全部が良い〜!!心が洗われるようだ。みんな良い子だ。
ここの清光が修行行ったあとの2人のやり取り最高ですよ。
安定も賢いもんね。ちゃんと自分の至らなさを自覚していて、些細な言葉に激昂しそうになる心を静めて、でも最後のところで自分の気持ちを言葉にできない。
そんな安定の様子をきっと審神者さんも見ていたんじゃないだろうか…多分…清光からもなんとなく雑談混じりに『安定は捻くれてるし口も悪いけど良いやつなんだよ』とか話されたりしてたのかもしれない。アクションを起こすタイミングを計っていたように感じる。
「皆、等しく可愛いよ」
この短い一言がなんか好きだな。
なんだろう、安定のちょっとした嫌味にも動じず揺るがない、何を言われてもそこは絶対変わらないんだろうなっていう強い気持ちが込められている気がする。そこがこの審神者さんの軸っぽい。無償の愛を与える方ですか??
安定を穏やかに見つめながらも、力強い瞳で自分の秘密を語る審神者さん…もしやメンタルつよつよ審神者さんなのではないか…??
秘密を清光以外に知られていない(察してる刀剣はいそうだが)ということは、他に悟らせない強靭な霊力管理、自己管理が徹底されているという事だ。刀剣が増えればリソースは割かれるし、多分並大抵の覚悟でやってなさそうなとこが良い。ほんでそれを微塵も表に出さない穏やかさ。実は覚悟ガンギマリの人??好きだ。
だからこそ何回読んでも気になる、審神者さんの審神者やることにこだわった理由と歴史をそこまで知ろうとしない理由……。
そして今度は審神者の話を聞く安定サイドから見ていきましょう。
審神者の秘密を聞く安定。
『全身をそばだてて聞いた』って良いですよね。一言も逃さないぞ、この場から離れないぞっていう、ちょっと緊張も込みの真剣さが伝わってくる。
別に知ってもらう努力をしなくても、ちょこっとだけ態度を柔らかくするだけでこの審神者さんはわかってくれると思うよ安定。でも自分から拒否した手前、今更素直になれずずっとモヤモヤしてたんだと思う。
審神者の秘密を聞いて、後悔したことを取り戻そうとする安定はとても健気だなぁと思った。清光みたいな方向ではないけど誰しも持ち主から愛されたいものだし。
良かったねえ仲直りできて…!
◎安定と清光
安定の葛藤や嫉妬をおそらく最初から見抜いている清光がやたらめったら安定と主の仲を取り持たず放置気味、しかし安定との距離感を理解しながらもちょこっとだけ釘を刺す塩梅が旧知の仲であることが窺えて大変良い、わかりあってる…。『1番可愛いが抜けてない?』と安定に水滴を飛ばしてくる清光、距離の近さを感じて1番好きなシーン。釘も刺しながらふざけ合える、気安い間柄好き。こういう何気ないシーンが良いんですよ。
主の性格を1番近くで見てきた且つ安定の素直になれない性格も把握してる清光ならではの関わり方。
ちゃんとわかってるから自分が留守の間に審神者をよろしくしたんだよな、多分他にも頼める刀はいっぱいいたはずだけど清光が安定に、と言ったから他の子たちも『君が言うなら』と引き下がったような気がする。
清光のここの本丸の信頼度めちゃくちゃ高そう。
清光に限って低い本丸とか無いかもだけどさ。
中心の2人とは一歩引いているけれども、見るとこは見てる清光らしい立ち位置。
修行後のオチ含めて清光ってほんと動かしやすくて良いキャラだな…。審神者と安定が仲良くなってほしいけど、密着するのは嫌なのね笑
でも全然本気じゃないし、茶化しあってる2人に抱き着く審神者さんで締め。
「皆、愛してるよ!」
やっぱこの人の信念って『愛』なの?
アガペー(無償の愛、不変の愛)を与えるひと?
最後の最後は安定の修行見送りで終わり。
出発したのは深夜なのか。夏かな、冬かな。
沖田総司が亡くなった日は夏であるらしいし、夏のちょっと蒸し暑い夜かな。
沖田くんに会いに行くんだね、いってらっしゃい。
審神者さんの言葉が出た!
『未来へ繋いでいきたい』
これが動機なのかな。
過去の歴史はどっちでも良いけど、皆が守りたいものだから守る、か。今より先の未来を守るための戦いだと思っているのかな。だとしたらやっぱり広い視点と強い意志を感じる。何回も言うけど適性無いんですよこの人。なのに審神者やるんですよ。っょぃ。
私は一見静かで穏やかだけど心は苛烈で逞しくて強いキャラクター好きです。審神者さんの強さの源、いつか覗いてみたいですね。
◎ちょっと気になったところ
☆沖田くんの名前を出す度に〜、清光から何か聞いたのか〜の時系列
審神者は安定が沖田総司の刀であったことも、そもそも日本史に興味が無いという設定で、何も知らないのですよね。当然沖田総司が何者なのかも知らない。
でも沖田くんの名前を出すと気に入らなさそうにしているのですよね。沖田くん=前の主とは認識していないものの、誰かのことを親しそうに話す安定を見てなんとなく気持ちが落ち着かない…みたいな感じでしょうか。そもそも沖田くんの名前を出しているのは清光なのか安定なのか…、そしてこの本丸の安定は易々と好きではない審神者に自分の生きる意味になっている沖田くんのことを話して、審神者の様子を見るという行動をするかな…とも思いました。
ともあれ、その後に『清光から何か聞いたのか〜』と、ようやく沖田くんが何者なのか知ったという様子なのでしょうか。
しかし忘れてはならない!
これは安定の一人称視点なので『信用できない語り手』に当たります。実際は審神者は知っていて黙ってるのかもしれないし、そもそも審神者の心情が全く描写されてないので安定の思い込みの可能性もあります。『自分たちに興味がない』すら清光と安定の印象かもしれません。
(実際はめちゃくちゃ歴史好きの可能性もあります)
(それはないか)
シリーズものだからこれから審神者さんの過去が掘り下げられたりするかな?と期待。
……したんですけど、②を読んだら審神者は①とは違っていた。てっきりシリーズって書いてあったので同じ審神者の物語なのかと思ったら一人称が僕の人が出てきて驚いた。
違う人だけど霊力三割審神者さんがたくさん出てくる感じか、了解です。
(ここまで①と②の冒頭のみを読んだ感想です)
「おや…pixivに設定資料があるぞ…」
そしてここで設定資料に気付く。
時系列も置いてあるやん、優しすぎ。
設定資料と時系列を読む。
もう一度①を読む。
なるほどね、①の審神者は一人称使ってないんだ、だから②が唐突に聞こえたんだ。
これは多分意図的に書かなかったんだろうな。でも私は女性と思い込んでしまった、不覚。悔しい。
でも別人だと思うくらい審神者像が変わった気がするんだよな…①と②…。
なるほど、時系列理解した。そして審神者は同一人物なんだな、よし。
では設定と時系列を飲み込んだ上で次を見ましょうね。
《②♯銀の畔》
タイトルは銀の畔…畔道のあぜ??
畔という字を調べよう。
1. 水のほとり。ものの近く。ほとり。 「河畔・池畔・湖畔・橋畔」
2. 田と田の間のさかい。くろ。あぜ。 「畔界」。田畑のあぜ。また、平地の中で小高い所。
ふむふむ。じゃあ読んでみよう。
◎全体の感想
約2000字という短いながらも空気感の作り方が絶妙です。静かなのに物語は前進してる雰囲気ってなかなか上手く書けないんで羨ましい。動きのない会話劇ってどうしてもセリフばっかりになって短調なリズムになりがちなんだけど、お散歩しながらぽつぽつと話す審神者と清光の信頼を重ねてきた月日を感じる構成に拍手。
冷たい冬の空気なのに寒々しくなく、むしろ凛とした澄んで清らかな冬を思い起こさせる。描写は無いけれど晴れてる冬の太陽が昇ってる庭、ってイメージが湧いた。冬にしては暖かいかな、みたいな。
丹前ってなんだ…ってなったので調べました。
褞袍の関西での言い方らしい…へぇ〜。
関西人なんだけど知らんかったわ…。
「この世で主だけの温もり」ええなあ…もっと本丸独自のエピソードちょうだい。こうやってこれからも何か思い出やそれに関連する物が増えていくんだろうなって思える。刀も増えるけど物も思い出もたくさん増えていくんだろうね。
短刀ちゃんたちがせっせと主の全丹を拵えている姿を想像するだけでほっこりしちゃう。
薄氷の池のメダカ。
『現世から来ている』『こんなに寒いのに、小さな体でたくましく生きている』
これはアレだな、審神者さんのことだろう!(違ったら恥ずかしすぎるな)
審神者さんも現世から来て、3割の霊力で本丸の運営を1年間やり遂げた。
メダカと審神者を重ねることで、審神者の存在感というか清光がどんな思いで審神者の近くにいたのかを知れる。神様から見たら人間なんてメダカですよ。
清光から見たらたくましく生きてるんだろうな、この本丸の審神者も。
タグは性別不詳審神者さんだけど、読んでみて①は女性、②は男性のイメージになった。やはり男女を区別する情報がほぼ一人称頼りになってるからかなあ…性別は無くても良いけど、うっすらと輪郭くらいはあると嬉しいなあ。
想像する時のイメージが…刀剣男士のビジュアルがはっきりしているだけに、対話してる、そこに実在してる審神者像がぼやぼやで同じ空間にいるイメージが湧きにくい気がします。
一人称『僕』はどうしても一般的に少年〜成人男性を連想しやすいですからね…。女性としても違和感はないけれど『髭の無い〜』って描写がわざわざあるから『本来は髭がある人=男性』かなって思っちゃったな。
やっぱ男性寄りのイメージですね、②は。
①は10代後半〜20代前半の女性。
②は20代前半…成人してそうな若い男性。
そんな感じです。
私が仮にこの審神者さんを表現するなら、例えば。
『相変わらず男だか女だか見た目には判断しにくい中性的な人だ。丸く黒々とした瞳は愛らしいようでいてまっすぐ前だけを見据えて、時々僕らでも気圧されるぐらいの光を携えることがある。小柄ですぐ倒れようなのに、諦めず立ち続ける姿はしなやかな竹のようだ。』
………とか、書いちゃうな。
(これは私の妄想の文章です。本文には登場しません)
メンタルが光属性ごりごりつよつよ人間が好きなのでつい…。
人様のキャラクターに加筆するなど…すいません…。
でもこの審神者好き……。
結局①も②も一人称視点なので、『安定から』『清光から』見た姿の審神者像しかまだ材料として無いわけです。
人間は多面的な生き物ですから、審神者も彼らの前では無意識に言動を使い分けているのかもしれませんね。
ああ、審神者自身の言葉が知りたい……。
◎審神者と清光の関係
今回は2人だけの物語。
冒頭から戯れあっとるけどほんま①と同じ審神者かこの人は。
①はじゃあやっぱり安定から見た『霊力が少ないけれど刀剣男士を愛してくれる健気で可愛くて強い僕たちの主』の姿だったのかな。清光の前のこっちが素っぽい??
①と比べて随分幼く…?いや年相応…?
とにかく清光の前で気が緩んでいる審神者さんが見られて嬉しいです私は。
この雪にキャッキャしてる審神者さんも、安定の時と同じように静かに清光を見守り、清光の変化に敏感なんだろうなあ…。だからこう、大忙しの時にわざわざ誰かに聞かれるかもしれない部屋から2人きりになる庭へ連れ出してそっと本心を聞くつもりだったんだろうな。
最初は清光と2人だけの本丸。
今は人数も増えて賑やかになって、審神者としてはちょっと成長したかもっていうのを『たっぷりと綿の詰まった丹前』で背中が大きく見えるかも、いや違うね、つて表現するとこ、ギュンッッてなった。
感想屋さんの仕事しろよ、ギュンッッてなんだよ。
つまり、つまりだ…丹前は本丸の人員が増えて、たくさんの刀が主人を想っていることの表現なんだよ。その丹前を背負って歩いているのよ。清光だけじゃなくてたくさんの刀剣男士と関わって愛されて、その愛情を背負って責任も増えて、それを一心に受けて一歩成長した審神者の姿を表してるんだよ。1年経って豊かになった審神者の内面を清光は見ているのだ。
………わかるかね!?!ギュンッッ!!!(言語化の放棄)
私がギュンギュンしてる間に清光は大事なことを伝えるつもりのようです。修行へ向かうと決めた清光に審神者さんの反応はーーー。
『主は、優しく微笑んでくれた』
慈愛の人だ、①の姿だ。
どんどんこの審神者好きになってしまう……。
タイトルのこと喋らなきゃ…。
『銀の畔』というタイトルは結局なんだと思うかと言うと。
私はシンプルにこの1年間のことじゃないかなあって思いました。
畔道って要するに田んぼと田んぼの間の道じゃないところだし、歩きにくいよね。歩くならまだしも、走るとなるとちょっと足元が危うい、そんな道です。
霊力三割審神者さんなので、もちろん普通の審神者がコンクリートの塗装されてる道を歩くなら、まさに畔道をえっこらえっこら進むのがこの審神者さんかなと。
歩きにくいし、足は取られるし、ちょっとぬかるんでたら転んで田んぼに落ちます。
歩き続けて振り返ったら、春夏秋冬最後の季節。
雪の白銀色に染まった、彼?彼女?だけの道。
また春には緑が芽吹いて続く、不恰好だけど誇らしい自分の歩いた畔道。
そんなタイトルに感じましたね。
まだまだ道が続くことを予感させる、美しいタイトルです。
🌟おわりに🌟
長っ……怖っ……。初めての感想を提出して怖がられないか心配です私は。
本当は5作全部書きたかったし、せめてシリーズ3作は全部と思ったんですけど、次のお話が1万字以上あるんですよね…ちょっとこれは咀嚼に時間が掛かるぞと思い、2作品でまずは様子見と思ったんですが、様子見の量じゃないよこれ。好き勝手書きすぎやん。
それだけ書き手が素晴らしかったということでね。
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では天海さま、良き文章をありがとうございました。
大事に咀嚼し飲み込みました、ご馳走さまでした。
またのご利用、お待ちしております。