【ご依頼#6】 歌ってみた感想【東雲出雲さま】
🌟ご挨拶🌟
こんにちは、すみれの感想屋さんです!
今回は東雲出雲さんの歌みたですね、歌みた感想だと真晴さん→出雲さんと続くことが個人的には嬉しいです。
今回も例によって知らない曲なので私に落とし込むところから始めていきます。カラオケでも歌います。カラオケ楽し〜い!!
(バニーガールめちゃめちゃ歌いやすい…これからカラオケリストに入れとこ…)
良い曲だなあ、話題になってるの全然知らなかったなあ。
単調に聞こえるけれどリズム感良くてつい口ずさんでしまうメロディーが特徴的。
🌟ご依頼内容🌟
【依頼者】東雲出雲さま( @SinonomeIzumo)
【曲名】Bunny Girl / AKASAKI
【作品公開場所】YouTube➡️https://www.youtube.com/watch?v=Jr6_RjZTQJo
【作品ジャンル】歌ってみた
【感想内容の希望】真晴さんの時みたいなダイレクトアタックで!
🌟感想🌟
Bunny Girlは感情が大きく波打つ場面はないけれども、そのぶんメロディーに馴染ませながら歌うのが難しい曲だと思います。
原曲は割とハッキリした発音の箇所が多いように思いますが、東雲さまはご自身のウィスパーボイスを存分に発揮されているためまた印象の違った雰囲気になっていてとても素敵だと思います!たおやかでセクシーなBunny Girlに仕上がってて最高!
これだから原曲と聴き比べるのやめらんねぇな、堪らんです。
ではでは本題へ。
ブロックごとに良かったところをひょいひょいとピックアップしていきます。
いざ、入店!
『夜の始まりさ Bunny Girl 誘惑される鼓動に』
→夜の始まりさ、で1回すぐ一時停止押したの私だけじゃないと思うんですよ。多分。
原曲をず〜っと周回して『さてご依頼の歌みた聞くか〜』てボタン押したら想像以上の男性高音域ウィスパー魅了ボイスが流れてきて『はわわ…』て慌てた。
歌みたを聞く時のこの聴き込んだ原曲と違う声と表現で始まるスタートダッシュ嫌いじゃない、むしろ好き。このために原曲ぐるぐるしてる。
わっ…、てなったけど続き聞かなきゃな。感想屋さんだから。でもクールタイムが少し必要でした。落ち着いて聞きましょう。
『弾け飛ぶ葛藤に愛を乾杯 伝えられなくても』
→原曲ははぁ⤴︎じぃ⤴︎けぇ⤴︎って一音一音上がり気味ですが東雲さまはは→じ→け→って繋げ気味に伸ばしてるところが違うな〜っていうのが1番最初に感じたポイントでした。
これにより繋ぎ目を感じさせずフラットなリズムが生まれより耳に触りの良いバランスとなっております。耳に優しくて蕩けちゃうね。
『恋の始まりさ Bunny Girl
誰かを穿って 澄んだ君の目を孕んで』
→1回目とは違う。このBunny Girlは吐息なんですよ。この掠れた声が実に色っぽい。めっちゃ吐きながら声乗せてますよね?
Bunnyからストンと自然にGirlが…大袈裟に言うと『バニー(←喉)(ガール)(←息)』の切り替えが素晴らしく鮮やか。
孕んで、も孕んでぇ→⤵︎ってゆ〜っくり下がりつつ余韻を残してきてこれから始まる歌の序奏としての引きが感じられます。
ここまでのアバン的な…まだ…コースでいう前菜で結構テンション上がってます。
『さあ キザなステップを刻んで
仕事帰りの疲れは私と、このグラスに
さあ 自分好みに縋って 世間に対する気持ち』
→重さを感じない軽やかな声で歌われますね。軽いというのは身体の力が抜けていてリラックスしているような歌声ということです。
なので原曲より軽い足取りのステップ、かつ音域が高めのためか女性的な雰囲気を感じます。
『さあ』とふわりと空間を包むように曲の中に招き入れられる気分を皆味わってほしい。
『私に注いでみない?』
→ヴァ って急にエッジきかせてきたぞ!!
原曲に無いところだ!!囲め囲め!!
注目すべきエッジ部分、『私』です!!
私に注ぐ、って良い歌詞ですよね…。
私とこのグラスに、って直前の歌詞でグラスに注ぐイメージを頭に沸かせつつ肝心の注ぐという動詞がかかってるのはグラスじゃなく『私』なんですよねこの部分ね。
私に注いでみない?
『注』は液体を流し入れるという意味もありますがもうひとつ、一点に集める『注目』『注意』という意味もありますね。
それらを考えるとただの『私に注いで』はただの比喩表現に留まらず『私と一緒にこの夜を過ごしましょう』みたいな、Shall we dance?的なお誘いの意味ともとれます。
歌詞としても重要なこの部分、ここをエッジきかせて耳が向くように、さながら本当にこの時間だけは余所見しちゃダメだよ、今だけ君の時間は私のものだよと言わんばかり。
うん!!!受け取りました!!!
『ありがちなラブソングでも 愛が込められてるの
それでも汚れるのね 君を見れば分かるの
下を向く君の目を 無理矢理剥ごうとはしない
だからそんな顔せず手を差し伸べて
ほら』
→歌い終わりがね、すうっとなくなっていくの。原曲は声質の差かもしらないけど割と比べるとハッキリ発声しててちょっと気の強い営業バニーガールさん(お客さんとの距離を崩さず冷静な感じ)のイメージ。線引きしっかりしてくるタイプ。
映像に出てくるバニーさんの性格の話をしています。
なんだけど。
出雲さまのバニーガールさんはお客さんに感情移入して同じ悩みを共有してくれそうなバニーさん。沼る人が多そう。優しくてほわっとしていて、ふとした瞬間に敬語じゃなくなって、勘違いしそうになるけどバニーさんにその気は一切無いかんじのやつ。
MV中のキャラクターの関係性まで変わって見えるぞ!新鮮!
歌い方の話に戻りますと、語尾がふわっと抜けていくので本当になめらか。曲と声が溶け合ってて雑味が全く無い。
とろっとクリーミーで上質な甘さのちょうど良いデザートを食べているみたい。少しだけ冷凍庫から出してスプーンが入るくらいの柔さになったバニラアイス。
『夜の始まりさ Bunny Girl 誘惑される鼓動に
弾け飛ぶ葛藤に愛を乾杯 伝えられなくても
恋の始まりさ Bunny Girl 誰かを穿って
澄んだ君の目を孕んで』
→やはり注目すべきは『Bunny Girl』の部分かな、と聞いていて思いました。息多めだったGirlが声(喉?)に戻ってますね、1回目と同じかんじだ。
やっぱり最初の2回目の『Bunny Girl』は意図的に息多めにして誘い込んだ感ありますよね。
あと個人的に好きな部分は『愛を乾杯』のところかな。上手く言えないけど。
原曲はもっとこう…乾杯っ!ってかんじ。
良い意味で割り切ってる乾杯っぽい歌い方なんですよね、伝わってくる空気感が。
出雲さまの『愛を乾杯』はすごく繊細。
それでも乾杯って言わなきゃだからね…っていう微弱な葛藤を感じる。勝手に感じています。
原曲がちょっとおしゃれなビアグラスだとして、出雲さまは指でなぞって割れちゃうんじゃない?っていう薄張りグラスの口当たりなかんじ。芳醇で繊細で、でもだからこそ喉越しも良くて香り高くてうまい。
『君の愛を知った気で ハイになっていて
感度去っていて 毎度泣いていてさ
それくらいがいいんでしょ
さあ キザなステップを刻んで 君の顔色今では マシになってきてるから』
→このCメロもねえ。良きよねえ。
でもこのCメロって誰視点なのかねってちょっと立ち止まりません?
今までバニーさんの視点で歌われた(と仮定する)と思われていた私=バニーさん、君=男性の解釈でこの歌詞を読むと、バニーさんの内面が少しわかりますし『それくらいがいいんでしょ』の持つ湿度が微妙に違ってくる。
『君』に対して私たちの関係って『それくらいが』縮まることはないけど、ちょうど良いよね、と牽制してるようにも諦めているようにも、はたまた期待してるようにも、何色もの色を含ませることができる。
そして出雲さまの『それくらいがいいんでしょ』ですが『しょ』が意外とあっさりしているんですよね。『しょ…(余韻)』と残してくるかなと思ったんですよ。
『しょっ』なんか可愛い。出雲さま解釈のバニーさんが可愛い。今までの歌声から考えると急に無邪気さが来るというか。
翻弄されちゃうね!
『君に委ねるわ Bunny Girl
私をあげるわ Bunny Girl 誘惑される鼓動に
弾け飛ぶ葛藤に愛を乾杯 伝えられてるはず
夜の始まりさ Bunny Girl 誰かを穿って
澄んだ君の目を孕んで』
→みんな大好き!ラスサビの転調!
今気付いたけど『伝えられなくても』から『伝えられてるはず』に歌詞変わってんのね〜。
そっくりそのままじゃないとこ良いな。なにを『伝えられてるはず』なんだろうね。
で、伝えられてるはずってちょっと距離が近くなって?理解し始めて?からの、ラスサビなんか力強くなってる気がします。
聴き比べた。絶対してるね。
『弾け飛ぶ葛藤に〜』から明らかに元気ですよね!?
元気…って言うと印象変わるから、こう、あの…静かに添えるようだった声が見るからに前を向きだしたというか。
『Bunny Girl』の歌詞部分の歌い方はこのラスサビのが1番好きかも…って思った。
始めの蠱惑的で外の人間をテリトリーに手招いてくるタイプの『Bunny Girl』も好きだけど。
(ちょっと今すぐ全員15秒のと2分58秒のBunny Girlを聴き比べてみてほしいぞ)
え〜、まあまあダウナー系で来たじゃないですかここまで。
それなのにさぁ、吹っ切ったかんじのラスサビずるいて。少し物憂げな色気を持ってたバニーさんにここに来て初めて自分に微笑まれた時の喜びを感じてしまいました。
なんの心境の変化か、気になりますね。
そういうことを考えながら聞くと、原曲とはまた違ったストーリーが現れるかもしれません。
あと最後の最後。
『澄んだ君の目を孕んで』
ちょっと明るめな歌声になったなって感じてからのこの戻りは反則では?
穿って、の変化はまだちょっと明るくなってるかなって感じなんですがね。穿って、『う』の這う感じの入り方ずっと好きですよ。この『(ゔ)がって〜』ていう歌い方は最後だけってわけじゃないけど最後が1番わかりやすいし喉奥からエッジ出す手前みたいなのが唸ってるみたいで軽やかな歌声の中の要所要所の重さが際立っておいしい!ごはんすすむ!おかわり!
それでですよ。
『孕んで』←これやろ。
これで終わって…終わっ…終わるな!
『孕んで』の歌詞は3回出てくるけど、聴き比べてほぼ変化なく『孕んでぇ→⤵︎』で一貫している。最後だけちょっと伸ばしが気持ち長いかな?くらい。
バニーさんと距離詰められたかなって有頂天になったのに最後の温度感は同じとか、やっぱ営業じゃん!営業スマイルなんじゃん!てなる。
あくまでも仕事で親しくしている、それ以上でもそれ以外でもない。
でも最後の掠れた色気ある声で雰囲気の転換かけてくるのは締めとしては緩急あって凄く良いよ…。私は翻弄されっぱなしだったがな。
ではこれにて退店!
また来ます!
🌟終わりに🌟
Bunny Girlの感想って難しくない?って書く前思ってた私に見せてやりたいですよ。しっかり筆走ってるよ。
ボリュームは控えめにしつつ、密度や勢いは落とさないように意識しました。
これからも無償依頼はこれくらい(約4500字)か、これよりも1000字ほど抑えたボリュームで毎回書けるようにしていきたいですね。
そして東雲出雲さまのBunny Girlの感想、いかがでしたでしょうか?
軽やかな耳心地とメロディと一体化になった流れるような歌声に加えて時々挟まれる高低差に虜になってしまいそうでしたね。
スペシャルゲストの真晴さんのコーラスもと〜っても美しいです!歌声との相性バッチリ!
曲の雰囲気を飲み込みつつ確かな余韻として残る存在感はさすがですよ。
とりあえず、みんな原曲と東雲さまの最後の『孕んで』だけでも良いので聴き比べしてみよう!楽しいから!ねっ!!
と、いうことで。以上、感想でした!
記事をお気に召してくれると嬉しく思いますが、いやいや東雲出雲の歌はこうじゃろ!と私と解釈バトルしてくれる方もいつでも募集していますよ。
ではでは、ありがとうございました〜!
またのご依頼いつでもお待ちしております〜!
すみれ
#すみれの感想屋さん
#歌みた感想
#歌ってみた
#東雲出雲
#BunnyGirl
#AKASAKI