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秩父パワーチャージの旅①(あしがくぼの氷柱と秩父神社)【ひとり旅】
2022年1月
月末に仕事が何かと変わることになるので、仕事の景気づけにパワーチャージしに秩父に行ってきました。
秩父市応援秩父漫遊きっぷ
今回は西武鉄道の期間限定発売の「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」を使います。
西武線発駅から西武秩父駅までの往復乗車券と、西武秩父駅前温泉 祭の湯、バス、レンタカーの中から選んで(6つの中から1つ)ご利用できる「漫遊マル得クーポン」がセットになった「秩父漫遊きっぷ」を、秩父市の補助を受け発売金額を下げた期間限定のおトクなきっぷです。秩父市応援 秩父漫遊きっぷのご提示で、秩父エリアの協賛施設・協賛店が割引料金でご利用できます。
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通常であれば西武秩父駅までの往復で1500円はしてしまうので、西武秩父駅までの往復と一部区間のフリーきっぷ+αと考えればかなりお得です。
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自宅を出たのも12時頃で、飯能には13時頃到着し、西武秩父線に乗り換えます。
特急料金を払えばラビューも乗れますが、のんびりと4000系で向かいます。
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今回の旅では、行き先は初日と宿泊先だけなんとなく決めていて2日目はノープランの旅です。
あしがくぼの氷柱
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最初の目的地は芦ヶ久保。飯能からは35分ほどで到着。
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この季節は「あしがくぼの氷柱」が有名です。秩父三大氷柱の一つです。
横瀬町芦ヶ久保駅から徒歩10分のところにある氷柱です。
ライトアップも実施いたしますので、夜も氷柱による幻想的な風景をお楽しみいただけます。
1月上旬から2月下旬までご覧いただけます。
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入口は駅から3分ほどの場所にあります。
入場料は400円。
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かわいらしいマップもあります。
入口から10分ほど歩き線路下を通ると、氷柱が見えてきます。
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想像よりもずっと大きくきれいです。
スプリンクラーやホースで人口的に作っているということですが、つららや氷は幻想的でまるでムーミンの世界のようでした。
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西武秩父線の4000系やラビューが通る姿も見えます。
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かなり間近に氷が見えます。
気温は日中で4℃ほどあり歩いていたこともありそれほど寒くは感じませんでした。
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上の方まで上がっていくとおもてなし広場があり、そこでは甘酒か紅茶の無料サービスがあります。
甘酒は秩父の地酒の酒粕を使い、紅茶は地元横瀬町産が使われていていました。
去年あたりから甘酒を美味しいなと感じるようになっていたので、甘酒をいただきました。
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氷柱を見ながら温かい甘酒を。
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上からも電車が見えます。ちょうどラビューが通っていました。
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崖一面の氷柱。
会場内は一方通行になっていて、途中甘酒で一休みをした時間も含めて約50分ほど。
会場は1時間以内の滞在をとの注意書きがありましたが、普通に回れば1時間以内で回れる広さです。
道の駅果樹公園あしがくぼ
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「道の駅果樹公園あしがくぼ」は芦ヶ久保駅からすぐの横瀬川沿いにある施設で、食堂やパン屋・農産物直売所などがあります。
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干ししいたけ(700円)と干し菊芋(205円)を購入。
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秩父のソールフード「みそポテト」(210円)も。
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初めてみた「たらし焼き ソース味」(120円)も買ってみました。
秩父地方を中心に、昔、お菓子があまりなかった頃、農作業の合間や おやつに食べた小麦粉料理。生地をたらして焼くから「たらし焼き」と呼ばれるようになったと言われています。「しゃくし菜」は標高が高い秩父地方で、白菜のかわりにつくられてきた。「しゃもじ」に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。
西武秩父駅
芦ヶ久保駅からは西武秩父駅へ移動します。
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ホームからは秩父のシンボル武甲山も見えます。
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2017年にリニューアルされた西武秩父駅は広々きれいです。
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駅には「温泉」「フードコート」「お土産店」も併設されています。
予定では芦ヶ久保で冷えた体を温泉で温めようと思っていましたが、それほど寒くなかったのとまだ15:30過ぎだったので先に街歩きをすることにしました。
番町通り街歩き
西武秩父駅から秩父神社に向かう道すがら番町通りで街歩きをします。
秩父神社の参道である石畳みが敷き詰められた「番場通り」とその周辺には、大正後期から昭和初期にかけて建てられたモダンな建物が数多く残されております。
カフェ、煙草屋、医院、肉屋など昭和レトロな雰囲気たっぷりの建物を眺めながら散策を楽しんでください。
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秩父神社の参道は石畳になっていてレトロなお店が複数ある通りです。
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小池煙草店は内装工事中だったので別のお店として利用するのかな。
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「パリー食堂」は1927年創業の老舗の洋食屋さん。
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屋根・外壁工事の株式会社宮前さん。
知知夫国の総鎮守 秩父神社
西武秩父駅から徒歩15分秩父神社に到着です。
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秩父神社のご創建は、平安初期の典籍『先代旧事紀-国造本紀-』によれば、第十代崇神天皇の御代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の十世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとされており、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っています。
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最近では珍しく手水舎に柄杓がありました。
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「子宝子育ての虎」家康が寅の年、寅の日、寅の刻に生まれたということで、秩父神社には複数の虎が描かれています。
親の心得
赤子は肌を離すな
幼児は手を離すな
子供は目を離すな
若者は心を離すな
秩父神社は永禄12年(1569年)戦禍により焼失の後、徳川家康公のお力により天正20年(1592年)に再建されました。当社の社殿正面にも四面にわたって虎の彫刻が施されています。特に拝殿正面左より二つめの子虎とたわむれる「子宝 子育ての虎」の彫刻は、名工 左甚五郎が家康公の威厳とご祭神を守護する神使として彫ったものと伝えられています。
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「北辰の梟」ふくろうはサブレになっていたり秩父神社HPにも度々登場しています。
ご本殿北側の中央に彫刻された梟は「北辰の梟」といって、菱川師宣の描く有名な浮世絵「見返り美人」のように、体は正面のご本殿に向き、頭は正反対の真北を向いて昼夜を問わずご祭神をお守りしています。秩父神社のご祭神である妙見様は、北極星を中心とした北辰北斗の信仰であり、この梟の見ている方角に妙見様が出現することからも、ご祭神と特に縁りの深い瑞鳥であると考えられます。
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「天神地祇社」様々な神様が鎮座しています。全部お参りしたらご利益がすごそうです。
当社は武蔵国成立以前に栄えた知知夫国の一之宮であり、武蔵国併合の後は武蔵総社である東京都府中市に鎮座する大國魂神社(別称六所宮)の四ノ宮としてもお祀りされています。昔から境内に鎮座する天神地祇社は、全国の一之宮を中心として計75座の神々がお祀りされています。これはご祭神である八意思兼命が多くの神々の意見を纏められ、折々の聖断を下される神様として神話に語られていることなどからお祀りされたと伝えられています。
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「お元気三猿」ちょうど改修中でパネルのみ。
三猿といえば日光東照宮が有名ですが、同じ徳川家縁りの御社であるにも拘わらず、秩父神社の三猿は日光とまったく違った表情をしています。日光が古来の庚申信仰にちなんで、「見ざる・言わざる・聞かざる」なのに対し、秩父神社の三猿は「よく見て・よく聞いて・よく話す」お元気三猿として親しまれています。
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秩父では各地の寺社をめぐり願い石を集める「秩父願い石巡礼」というものがあるそうで、秩父神社はソーダライトで「学業・起業・開運」にいいそうなので購入。(500円)
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梟サブレ(90円)も購入。
祭の湯
秩父神社の後はまた西武秩父駅に戻り、西武秩父駅前温泉 祭の湯へ。
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「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」のマル得クーポンで入館できるので、岩盤浴(390円)をプラスしました。
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温泉・サウナ・塩サウナもあります。平日夕方だったので空いていてゆっくり過ごせました。
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館内には売店や食堂もありますが、外出して「呑喰処 祭の宴」で食べることもできそうです。
温泉・岩盤浴で温まったので祭りの湯を後にします。
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帰りがてら通った呑喰処祭の宴ではお神輿も展示してありました。
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外に出るとすっかり夜。
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「星空ツリーとちちぶの竹あかり」が点灯していました。
②へ続く。
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