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#12_病期通知と今後の治療について
大変お世話になっております、いおです。
退院10日にして乳腺外科にて外来です。
先日の乳房全摘出の病理結果が出ました。
◾️左胸の乳がん
◾️病期:IA
・腫瘍は浸潤径1.2mm、非浸潤径は1cm未満
◾️リンパ節転移はなし
◾️断端(切れ端)は陰性
◾️ホルモン受容体あり
◾️HER2なし
◾️Ki67は低い
→サブタイプ:ルミナールA
でした。
しこりの大きさと広がり具合、リンパ節への転移状況、他の臓器への移転の有無をもとに0期〜Ⅳ期に分類されています。
ステージ0は乳管内に留まっている非浸潤ガンのみが該当しますが、わたしはどちらも存在しています。
ステージ1はしこり2cm以下の人が該当します。わたしは最も大きいしこりで1cm未満なので幸運なことに初期の初期での発見だったのだと思います。
HBOCは陰性だったので、もう片方の乳房や卵巣も今のところは摘出しないで済みます。
さて、今後の治療方針ですが、女性ホルモンを抑える薬を10年間内服していくことになりました。
ホルモン受容体があったことにより、女性ホルモンの刺激によりがんが増殖しているタイプだからです。
女性の乳がんの約7割、男性の乳がんの約9割がこのタイプだそうです。
Ki67とは増殖の速さのことで、わたしは10%と低値みたいですね。
エストロゲン(わたしは女性ホルモンと解釈しています)は、乳がん細胞に存在するエストロゲン受容体と結合してがん細胞を増殖していくのに対して、内服剤にてエストロゲン受容体に先に結合して、エストロゲンをブロックし増殖を抑えるという原理です。
まあざっくり言うと、抗がん剤治療が[がん細胞を滅殺する治療]に対し、ホルモン治療は[がん細胞の増殖を抑える治療]になります。
回数が決められている抗がん剤治療と異なり、10年間内服しないといけないのはそのためです。
エストロゲンが減るため副作用としては、頭痛、ほてり、倦怠感などの全身症状が現れることがあると説明されました。早めの更年期が訪れるということです。
あとは、全体の8%でその他様々な症状が出るそうですが、追って確認していきましょう。
又、女性ホルモンが少ないことで疾患しやすい病気として子宮系(体がん、内膜ポリープ、内膜症、筋腫)の影響が増加する可能性もありますが、それもまあ追って確認していきましょう。
先日、生理不順の話をしましたが子宮系の病気に疾患していないということは、女性ホルモンに異常はなかったのかなぁ...むしろ、あったからこそ疾患した...?というか、ピルを服用していたからリスクが増えた...?
なんて考えたりもしました。原因なんて何でも良いですけどね。
二の腕や脇のヒリヒリ感については、やはりリンパをいじっているため神経痛だと考えられるとのこと。多いみたいです。
看護師さんも全摘しているらしく、二の腕と脇が痛かったとのこと。
[慣れ]という恐ろしい後遺症が誕生。
ということで、自分のかかった病気がどんなもんなのか、今後の治療方針が分かったことについてはすごく安心した気持ちになりました。会社にも報告しやすいし...
先生からは普通の生活を、と言われているのでその足で忘年会に向かいました!!!