見出し画像

皮膚科専門医試験の勉強法

こんにちは、はじめての投稿です。読んでくださってありがとうございます!

このたび2020年の皮膚科専門医試験に合格しました。皮膚科の専門医取得って正直結構難しいんですよね(私だけかもですが…)。まず受験するまでに、学会発表やら、論文投稿、他科に比べると少しハードルが高いうえに、筆記試験では、臨床ではかなり珍しい疾患が出題されたり、遺伝子異常を詳しく聞かれたりします。

筆記試験は正直普通に臨床をしていても、全く受かれない気がしました(これも私だけかもですが…)。なので、試験専用の勉強が必須ですし、試験前にもいろいろ対策が必要かと思います。

このnoteでは専門医資格を得るために必要な勉強法や試験に関する情報、試験の分析、解答集などを随時更新したいと思っています。
頑張っているみなさんの助けになりますように!記事を読んでる全員の方が合格しますように!

まず、この記事では、私が主に筆記試験を勉強するうえで感じた重要点を紹介したいと思います。


筆記試験の勉強方法 重要3項目

① 基本は過去問ベース

基本的には過去問です!過去問解いていきますが、その際にわからなかった問題を参考書や教科書で調べます。下記のような参考書、教科書がおすすめです。(ちなみに筆者は過去問は12年分を2周程度しましたが、12年前になるとかなり治療や制度、ガイドラインが変わっているので、直近6~8年分くらいがベストと思います。)


参考図書
あたらしい皮膚科学 第3版
1冊でわかる皮膚病理
病気が見える「感染・免疫」
みき先生の皮膚病理ABC 付属器疾患
皮膚病理イラストレイテッド 免疫染色
ダーモスコピーハンドブック
Visual Dermatology アレルゲン解説書

② 最新のトピックスをおさえる

この試験、最新のトピックスが出題されることもあります。全体の点数配分を考えるとすごく多いとは言えないのかもしれませんが、全くわからない問題が出題されると、試験中のメンタルにはかなり響きます。
ですので、余裕があれば最新のトピックスをおさえることをお勧めします。私自身は下記の雑誌等で勉強していました。ちなみにマルホの皮膚科セミナーはラジオ形式なので、通勤の車で聞いていました。

・「臨床皮膚科」最新のトピックス 2024年 2023年 2022年 2021年
・マルホの皮膚科セミナー
・日本皮膚科学会雑誌過去1~2年分

③ ほかの人と足並みを併せる。

これもとても重要だと思います。ほかの記事にも記載していますが、この試験は相対評価での合否決定であり、下位2割を落とす試験なので、足並みをそろえていれば、落ちる可能性が低いと思います。なので、もし周りに受験する同僚がいればチャンスです。何をいつからどれくらい勉強しているか探ってみてください。笑

以上の3点を基本に勉強してみてください。
ご武運をお祈りしております。



いいなと思ったら応援しよう!