育児と家事の合間を埋め尽くしていたさくらももこさん
ふとしたとき、さくらももこさんの新作はもう読めないのかと寂しくなってしまう。
ここ数日で何度かある、この心の状態はまさに「さくらももこロス」だ。
有名人の○○ロスになるとは思っていなかったな。
子育てと仕事の狭間に入っていたさくらももこさんの世界は、私の活力となっていた。
短いエッセイなので、スキマ時間や1日の終わりにも読める。
どこにでもある、なにげない日常にももこさんの気持ちが込められて、
何度笑わされただろう。
心なごむ作品に、次々とハマっていった。
あの類まれな笑いのセンスにはもう出会えないのか...
ももこさんのエッセイは、ときにシビアに物事を見つめていた。
亡くなったと知った時に、著書「そういうふうにできている」の中にあるエッセイを思い出した。
「人間の「脳」「心」「魂」はそれぞれ別のものである」というのだ。
当時はそれが全く理解できなかった。
最近はスピリチュアル本などで、その意味が分かってきたけれど。
どちらにせよ、そのことが分かる段階である「死」はまだまだ先だと思っていた。
信じられないけれど、ももこさんは魂となってしまったのだ。
きっと、次の世界でもご活躍していることでしょう。
心和むひとときを与えてくださり、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。