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ハロウィンはつらいよ
親の付き添いが必須である子供のイベントには
いつもだいたい行きたくなかった。
子供達が幼稚園〜小学校低学年くらいまでの間
恒例のハロウィン行事が特にしんどかった。
地域の、幼稚園の、仲の良いグループの、、
様々な単位の親子参加型ハロウィン。
イベントは単に当日行けば良いわけではなく、事前準備の会合に参加することから始まる。
可能であれば参加をお願いします、ではなく
やります、全員集合!の強制参加スタイル。
飾り付け作り、ランチ兼買い出し、丸一日だ。
苦痛だったのは
「ママって、みんなこういう事が大好きだもんねっ♡」という空気だ。
そもそも、
「ママの集まりっ♡」が物凄く苦手である。
ごく稀に自分と同じ感覚の人と出会える時があり、それはとても救いとなった。
"非常時に居合わせた人同士にうまれる連帯感"
に似たものを感じた。
バレンタインと同じただのお菓子商戦(と、勝手に思っている)ハロウィン、
子供たちはお菓子をたくさん貰えるというメリットがあり、仮装という非日常が味わえて嬉しい子もいるかもしれないが、
全ての子供が喜んでいるかどうかはわからない。
「仮装とか面倒くさいし、家にいて普通にゲームしたいんだけど。」
と内心思っている子供もいるかもしれない。
しかし子供は、
「子供らしく」「みんなと同じようにして」参加することを、ほぼ強制される。それが適切とされることを知っている。
「大人側の満足」「大人側の思い出作り」に自分も加担しているのではないだろうかと考えながら、苦手な場で、無理をしてその場に合わせていた。
普段、過去の自分に飛び蹴りしてやりたい件を思い出すことが度々あるが、ハロウィンをなんとか乗り越えていたあの頃の自分には
「いやいや頑張ったよねっ、お疲れっ♡」
と言ってビールで労ってあげたい。