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その女から電話がかかってきたとき

電話がかかってきたとき、1番していそうな行為。掃除機をかける?スパゲッティを茹でる?

そもそも何故、村上春樹はスパゲッティを茹でるという行為を記述したのだろうか、スパゲッティという素材、自ら料理をするいう行為、人が電話をかけてきそうな時間帯に自ら料理をしているおとこ、スパゲッティを茹でるがソースはどうするのだろうか、スパゲッティを茹でるという行為を意識して行う男なら、やはりソースも作るのだろうか?そのおとこが日常で1番していそう特徴的な行為、マメに掃除をするおとこであり、パスタぐらいなら自ら調理するおとこ。

さて、わたしなら、何をしているか?
ソファに寝転がって、オンラインゲームをしている?それとも、難解な専門書を片手に唸っている? 
本当に1番あり得そうな行為は脇に置き、こういうことをしていたらいいなという行為をあげるならば、
紅茶をすすりながら、空調の効いたカフェで、明日の予定でも徒然とかんがえていたい。つまり余裕を持てあまらしていたい。それは、テンションを上げるコーヒーでもなく、肉体を緩ませる快適な温度で、しかも、捻り出さなければ明日の予定もでてこないという怠けぶり、、、そして、それはそこそこ本当にありそうだ、今更ながら、わたしはかなり怠惰らしい。
ついでに言ってしまえば、
寝転がってぼんやりと高校野球を見ていても、フローリングの床にこびり着いたプリンの食べこぼしをクイックルワイパーでしゃかしゃか擦っていてもよい。なんたる生産性のなさ、時間の無駄遣い。

掃除機をかけていたときに何が起こったかは知らないが、まずは、ねじまき鳥クロニクルでも読んで、快適な日常を叩き起こす出来事とはどのようなものか、未来の予定のすることリストに入れるべく、発見の旅に出ることにしよう。

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