記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

神殿管理機構の世界観について①

~Bar MUD△編~

はじめに

HZでの生命創造はいくども繰り返されていますが、結果はすべて0への収束です。

 VRChat内のイベントを運営する神殿管理機構(SMO)代表のギラです。
そろそろこのイベントの設定を公開していくべきだろうと思い、このnoteを投稿しました。 SMOの世界観は2023年夏ごろから構想を始め、2024年1月にBarMUD△がグランドオープンしました。 さらに、7月からVALHALLA SESSIONを開催しています。 3万文字以上の設定を書いており、正直書いた自分でも完全に把握できていないという有様です。 このnoteを書き綴りながら、ギラも見直そうと思います。 ご興味のある方は、このまま読み進めていただけるとすごくうれしいです。 裏メニュー等もわかるかもね...
 SMO関連イベントの共通コンセプトは「いやな気持になって帰ってもらう」です。このコンセプトを基に、イベントをやっています。
 最後に、今回のnoteは、読み物として書いていきます。なので、ピンポイントで「この部分を知りたい!」にはあまり対応していないので、ご留意ください。


開催しているイベントについて

私は前述のとおり2つのイベントを主催しています。
1つ目はPublic Bar MUD△、海の中にあるバーです。名前は、かの有名なバミューダトライアングルから命名しています。察しのいい方は、このバーがバミューダトライアングルにあるのだろうと思うでしょう。間違ってます。
2つ目はVALHALLA SESSION、神様との対談イベントです。イベント説明にも記載している通り、人類の技術発展に伴う「生命たちの目まぐるしく変わる”願い”」を直接聞き取るためにこのセッションを行っています。この理由は嘘です。

めっちゃいいポスター

※ここからは大いにネタバレを含みます。

前提の世界観について

まずはじめにSMOが存在する世界線(SMO世界線)は、ある程度皆さんの世界線と同じ、いや似ています。しかしどこかで、大きく乖離しています。それが何なのか、いったい何が起きたのか、それは今回のnoteでは取り上げません。次回以降に回します。今回はPublic Bar MUD△(ミューダ)について掘り下げていこうと思います。あのバーは何なのか、マスターやバーテンダー、オーナー、彼らは一体何者なのか。歴史順に解説していきます。ついてきてくださいね!
(注意:史実に基づいたり、基づかなかったりします。基本フィクションと思って読んでください。)

<今後の投稿予定内容>
①Bar MUD△(今回)
②九頭竜伝承
③神殿管理機構の役割
④VALHALLA SESSION
⑤今後について     

Bar MUD△について

COCKTAIL.1:Origin of Life

 皆さんは地球に生命がうまれた瞬間を想像できますか?いったいなにがどこでどうやって生まれたのでしょうか。
 SMO世界線では、生命は海で生まれました。神々は大地に大雨を降らせ海を作りました。今回の生命の創造は、水の中で実施しようと考えたからです。また大雨の中、生命の誕生を観測する基地を建設しています。それが、龍宮です。ニライカナイとも呼ばれています。(ほかにも、蓬莱や常世国、海神宮)神々の降らせた大雨が収まったとき、龍宮は海の底、いわゆるマリアナ海溝に位置していました。
 40億年前、ついに生命が生まれました。超深海の熱水噴出孔で最初の生命が息吹ました。すごく単純な構造ですが、確実に実験は予定通り滑り出しました。

COCKTAIL.2:KUZURYU

 突然ですが、九頭竜について説明します。九頭竜は池や川、沼に生息する淡水生の龍です。九頭竜は九つの頭と龍の尾を持つ龍であり、全国各地に生息し、いろいろな伝承を残しています。災いを収めるいいやつだったり、災いをもたらす悪いやつだったりです。また、八大龍王の和修吉とよばれたり、ヒンドゥーではヴァースキともいわれていたりと海外にも生息していることがわかっています。
 西暦600年代、日本は飛鳥時代です。そんな時代1匹の異常個体の九頭竜が生まれました。出雲の国に住む1匹の九頭竜が海まで下り、太平洋まで移動しました。通常ではありえない縄張りを得た九頭竜は巨大かつ凶暴になりました。拡大し続ける縄張りに入ってしまった漁船を襲う事案が続きました。太平洋版のバミューダトライアングルだとされ、ドラゴンズトライアングルと呼ばれる海域となりました。魔の龍海域は、発生から約300年後に一人のお坊さんにより鎮静化に至ります。鎮静化時の描写を記載します。(この九頭竜伝承は、次回のnoteにまとめます。)

最後の最後、九頭竜は怒りの咆哮を天に吐きながら岩となった。岩からは多量の血が噴き出し海底へ落ちていった。

 噴き出した多量の血は、海の底へ沈んでいったようです。ドラゴンズトライアングルの底は、マリアナ海溝です。そう、龍宮に向かっていたのです。

COCKTAIL.3:RYUGU

 先ほどから何度か話が上がる「竜宮」。COCKTAIL.1でも説明したように、神々が生命を観測するための基地の一つとして機能しています。竜宮には海神が住んでおり、とてつもなくきれいな場所らしいです。
 むかし、むかし(西暦700年代)、丹後の国水の江の浦に、■■■■という漁師の子供がいました。ある日、■■■■はいつものとおり海辺へ出ると、途中、同い年くらいの子どもが五、六人往来にあつまって、がやがやいっていました。何なにかとおもってのぞいてみると、ウミガメを棒ぼうでつついたり、石でたたいたり、さんざんにいじめていました。■■■■はいじめられてる亀を助けようとして奮闘しました。しかし、返り討ちにあってしまいました。その日の夜、ウミガメのことが気になった■■■■は海へ出かけました。そこには、いじめられていたウミガメがいました。その亀は卵を産んでいました。■■■■は亀と一緒に卵を産めて、お礼に海を探検させてもらえることになりました。とさ!
 まあ、みなさまお気づきのとおり、なにかよく似た話を知ってるとは思います。でもちょっとおかしかったですよね。この■■■■は隠しているわけではなく、決まっていないからこうなっています。では続きはどうなったのか。
 ウミガメは、■■■■を背に乗せて海に潜ります。■■■■は溺死します。人間は、ウミガメほど長時間水中にいれれないですからね。背中に動かなくなった子供を乗せ、ウミガメはきれいな海を回ります。最後に1番きれいでおすすめな場所、竜宮へ向かいます。ひとしきり大きな門を通り、門番たちにウミガメはお礼旅行中であることを伝えます。門番は背中に引っかかっていた亡骸を見て、慌てて乙姫様を呼びました。乙姫は、ウミガメに人間は海の中で長くはいられない、長くいれば死んでしまうということを伝えました。乙姫様は父・海神に、その亡骸に海の命を与えるようにお願しました。そして海の命を授かったのが、Bar MUD△のオーナーです。ギラって呼ばれてますね。ということで、■■■■はオーナーの人間として生きてる時の姿だったわけです。海の命はギラには多すぎたようで、ほぼ不老不死の体になっているようです。
(■■■■は私のリアルのn…)

COCKTAIL.4:Bathyscaphe Trieste

 時代は飛んで、1944年6月。この世界線でもやはり戦争は起きています。太平洋戦争末期、日米の空母機動部隊同士の戦い マリアナ沖海戦が勃発しました。結果的にアメリカ軍が勝利し日本軍の連合艦隊は壊滅的敗北を喫して、サイパン島が米国により占領されました。海戦後、極秘裏に行われたNOAの海底調査により、初めて龍宮を発見することとなります。ここでNOAという謎の団体が出てきましたね。彼らについての詳しいことは今後書きますので、今は「神のことを知ってる教団」の認識で問題ありません。終戦から15年後の1960年に有人潜水艇のトリエステ号で再調査を行っています。このとき初めて、地球最深部マリアナ海溝チャレンジャー海淵(-10,911m)に人類が到達しました。

(余談)
 マスターのマティーニの寝室から見える海底の残骸は、マリアナ沖海戦で散った翔鶴隊の九九艦爆である。

COCKTAIL.5:Deep Madness

 前述のトリエステ号による調査は神殿管理機構(SMO)が絡んで実施しています。その調査で建物の老朽化が判明し、その結果を受けて翌年1961年に海神や乙姫等の神々を安全な保護施設へ移送することとなりました。世界の海を泳ぎまわって情報収集を行っている当時のオーナー・ギラはそのことに気づかず、大好きな竜宮の仲間たちがいなくなった竜宮に一人残されることになりました。ギラは優秀な建築士でもあり、海の命をもらってからずっと、世界中の建築を参考に竜宮城をアップグレードし続けていました。(あれ?SMOは老朽化って、、、)
 そんなこんなで、空き家になった竜宮は静かな海の底に…とはならず、新たな住人が来ました。察しの良い方は、わかったでしょう。異常個体の九頭竜の血です。ただの血のはず。そうなのです。ただの血のだったのですが、いつの間にか変異しています。これは、少し前の話になります。
 突然ですが、皆さんの好きな水着は何ですか?筆者の私は、フリフリがついてるワンピースタイプが好きです。ビキニって水着もありますよね。ビキニってなんでビキニって呼ぶか知ってますか?1946年7月1日、マ-シャル諸島のビキニ環礁で、原爆実験(クロスロード作戦 エイブル実験)が行われました。この実験の直後の1946年7月5日にとある水着の発表がありました。「"like the bomb, the bikini is small and devastating"」。その水着の小ささと周囲に与える破壊的威力を原爆たとえ、”ビキニ”が発表されました。
 だいぶ話がそれましたね。お察しの通り、原子爆弾による放射能と放射線が九頭竜の血を変異させました。なんか有名特撮に似てるね。(裏メニュー示唆)
 変異した九頭竜の血は、からっぽになった龍宮にたまりだしました。SMOは九頭竜の血の存在を確認し、収容作戦を始めます。しかし、流れ込む血は多量であり、九頭竜以外の血や放射能などにより、難航します。結果、殉職者が絶え間なく発生し、作戦は失敗に終わりました。血以外を回収ができたことにより、血は人型形態をとるようにもなりました。人類と同等あるいは人類以上の知性を有しているとSMOは判断し、交渉を行うこととなりました。交渉内容を以下にまとめます。

  • 九頭竜の要求:草薙の剣の発見、大蛇の復活。(裏メニュー示唆)

  • SMOの要求:隔離神殿(竜宮)外への移動禁止  

 交渉の結果、両者とも合意しました。SMOがなぜ外出を禁じたのかは、次回以降(③神殿管理機構の役割)にて説明します。この交渉を受けて、龍宮は正式に、SMOの管轄する管理神殿となりました。SMOは管理神殿にて、神々を保護する必要があるため、定期的な健康状態の管理や掃除等をすることとなりました。SMOが取り扱う神々には、神話生物等も含まれます。よって、九頭竜も保護対象です。

SMO職員への命令:草薙の剣の所在について、九頭竜に伝えることを固く禁じる。
草薙の剣の所在:宝物用隔離神殿

COCKTAIL.6:OSATO KUJIRA

 九頭竜は、酒好きの大蛇を待つために酒を集めようと考え、その辺にいた後のオーナー、ギラに声をかけました。「酒を持ってきてほしい。」ギラは特に見返り等は求めずに、世界を巡ったときに酒も集めるようになりました。海の底には古そうな酒もあり、それも集めました。いつの間にか、龍宮には大量の酒が集り、有り余る酒をおしゃれに飾るために、ギラは見様見真似で龍宮にバーを建設していきます。その部屋を気に入った九頭竜の血、彼がのちのマスター、マティーニです。SMOの管理担当の職員は、時々管理のために龍宮を訪れます。その時に立ち話ではではなく、バーで職員たちと酒を飲みながらはどうかと持ち掛けたのが、マティーニであり、バーを始めるきっかけとなりました。
 マティーニという名前は当時なかったもおのの、いつの間にか定着していいきました。ギラがオーナーになったのは、マティーニにメモで依頼されたのがきっかけらしいです。また、ギラはマティーニを見たことがないです。なぜなら、流血がギラの体を乗っ取って、人型を成しているからです。また、SMOもギラの存在をあまり把握できていません。保護対象の可能性はあるが、詳細不明で放置されている状態と考えられます。
 現在、一般客用の転送装置を導入したことで、Bar MUD△が開かれるようになりました。出雲の国から海に出て、人々を恐怖に陥れた災龍は今では、たくさんの人に酒を振る舞う存在になったのでした。(大蛇と会って何をしようとしてるんでしょうかね…)
 バミューダトライアングルは本当に関係ないのでしょうか。んー、今後のノートで出てくるかも?(③神殿管理機構の役割)
  ちなみに、Bar MUD△の一番人気カクテルは、OSATO KUJIRAです。言いたかっただけです。

おわりに

 今回のノートは以上です。わかりにくい部分もあるとは思いますが、考察?して読んでください。添削してたら年が変わっちまうので。
 今後ともSMO関連をよろしくお願いいたします。
それでは!

いいなと思ったら応援しよう!