![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115481846/rectangle_large_type_2_1b44594033d6f0213a831ffcaface5ac.png?width=1200)
犬飼_あおに学ぶクッキー☆声優の引退と素材の保存
まえがき
皆さんこんにちは。
ニコニコや旧ツイッター等で
ソムくんのガチ恋ストーカーというHNで
活動していた者でございます。
本日は、クッキー☆声優である犬飼あお さん
の声優活動引退を受け、それらに対する
感想や意見などを書いていこうと思います。
拙い文にはなりますが、どうかお付き合い
いただけると嬉しいです。
犬飼あお とは
犬飼あおとは、正体不明☆で封獣ぬえを、また
東方M-1ぐらんぷり第8回及びEXにて
秋穣子を演じた声優さんです。
実況界隈で一世を風靡したとかなんとかという
噂ですが、正直最近まであまり
存在自体を知りませんでした。
クッキー☆レベルの低さが出ていますね。
引退について
![](https://assets.st-note.com/img/1693867451301-N7eXiJNens.jpg?width=1200)
こちらのポストが詳しいのですが、
犬飼あおさんは2023年8月29日に声優としての
活動を引退することを発表してしまいました。
また犬飼あおとしてのXやCi-en、HPなどを
9月5日に完全に削除するとも発表しており、
本当に突然姿を消すこととなってしまいました。
実は、僕は別に犬飼あおさんをフォローしていた
わけでもなく、活動を監視していたわけでも
ありません。
…ではなぜこの突然の引退に気づけたのかと
言いますと、あんまり言いたくない話
なんですがエゴサです。
クッキー☆ちょっと関係ない合作が
公開された後、どこかで東方M-1ぐらんぷりが
話題になっていないかと思いXにて検索を
かけたところ犬飼あおさんが偶然ヒットし、
引退の話を聞きました。
犬飼あおさんのSNSを見ていくうちに
このタイミングで引退を知ることができた奇跡
に、一種の運命のようなものを感じました。
そして、これらの素材が全てインターネットから
抹消されてしまうのはダメだ、と思い
音声素材や投稿されていたイラストなどを
片っ端から保存しました。
(文の最後にリンクあります)
そんな作業を行っている間にふと思ったことが
あるので、書いていこうと思います。
今回の素材保存に意味はあるのか
自分は東方M1ぐらんぷりがすごい大好きなので
それに出演している声優さんが突然引退する
という話を聞き、本人を全く知らなかったにも
関わらずものすごくショックを受けました。
今まで見向きもしなかったものを突然に
価値のあるものとみなして保存するなんて
こんな情け無い話もないんですが、それでも
いつか後悔することのないようにデータを
保存しました。
一方で犬飼あおさんをテーマにした
クッキー☆MADは片手で数えられる程しかなく、
実際ほとんどのクッキー☆愛好家が
この引退に気づくことができなかったのも
事実だと思います。
そこで僕は、
「この素材保存に本当に意味はあるのか」
ということを考えるようになってしまいました。
(それがこのnoteを書いた大きなキッカケです)
今回は、「素材的視点」と「歴史的視点」に
分けて、それらを考えていきたいと思います。
素材的視点
まずは素材として今回保存したそれを使う
場合について考えるため、他のクッキー☆声優
を例に考えてみようと思います。
まずはNYN姉貴を例にあげてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693989681329-QBu1kfEZN3.png)
養殖ボイドラ産の声優であるにも
関わらず異常なまでの人気を誇る、
クッキー☆愛好家に知らない人はまずいないで
あろう声優ですが、彼女が2020年8月に始めた
Vtuber活動から生まれた素材は今日に至るまで
クッキー☆MADにおいてほぼほぼ使われて
いません。(というかたぶん一度も見たことない)
(一応本人は自分の音声をニコニコで使わないでと
お気持ち表明しています。
クッキー☆愛好家は礼儀がいいですね。)
よって、素材をひたすら発掘する必要の
あった過去ならともかく、
飽和状態と化した今日のクッキー☆に
おいて、出演ボイスドラマに直接関係しない
音声素材は使われない
のではないか…
と言いたいところですが、
NYN姉貴に関してはそもそもある程度
使いやすい素材がそろっていることや、
既存のテンプレート(いわゆる材料屋)
にのっとってお話を作ればそれで
充分であることなどから、
素材を増やしてキャラををいちいち
ややこしくする必要がないのだと
推測できます。そのため
それの証明にはあまりならなさそうです。
では今度は須藤沙織姉貴を例にあげてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1693989755849-4iEcZallYI.png?width=1200)
ていうかお前誰だ!って思ってる方の
ためにご説明いたしますと、彼女はパチュリー
が爆発する というボイスドラマでレミリア・
スカーレット役を演じた声優さんです。
(例に挙げる声優を2,3人飛ばしてるんじゃないか
って感じですが、長くてもしょうがないので堪忍です。)
そもそもパチュリーが爆発する
のMADはあんまり作られてないので
めっちゃ極端な例になるのですが、
先日投稿された
クッキー☆ちょっと関係ない合作 にて
須藤沙織姉貴の出演している地域広報ビデオ
がMAD素材として使用されている作品が
提出されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1693991558745-dqiOGs20tP.jpg?width=1200)
繰り返しになりますがパチュリーが爆発する
のMADはあんまり作られてないので、
須藤沙織姉貴に対するイメージやテンプレ素材
などは(ウケるかは別として)かなり構築の
余地があります。
そのためこういったインターネットの底の底に
ある素材も有効活用することができるため、
どんなにささいな素材でも存在するだけで
一定の需要と価値が生まれます。
(たまたま今回の合作の趣旨とマッチ
していただけで、普通に投稿してたら荒らし認定
まであったかもしれないですが)
こういった例から、今回保存した犬飼あおさんの
素材を保存することには、ある程度素材としての
需要が存在すると結論づけられます。
…とはいえこの結論はあくまで
「犬飼あおをMAD素材として使用する」
ことを前提として成り立っているもののため、
犬飼あおさんをMAD素材で使いたいと思う人が
生まれない限り需要はまず0です。
こんなこと言うと元も子もない気もしますが、
これはもうしょうがないですね。
そういうものです。
歴史的視点
クッキー☆というコンテンツはとても長い歴史を
持っています。そのデータはあまりに膨大である
ため、全貌を把握するのは至難の業でしょう。
そのクッキー☆を膨大たらしめる最大の理由と
しては、いわゆる風評被害が大きいです。
東方のキャラクターを使って作られた
ボイスドラマはまずクッキー☆とみなされ
ますし、東方キャラクターは使ってない
けどクッキー☆とみなされている作品に
参加している声優が出演していればクッキー☆に
なりえます。何なら上記二つを満たさないような
本当に全然関係ない映像作品ですらクッキー☆
認定されることもザラです。
そんな膨大な情報がクッキー☆の特徴ゆえに、
情報ソースが消滅してしまっている事象や、
明確なソースの存在しないことづてのみで
残っているデータなども多く存在します。
(消えてしまった声優のツイートだったりとか)
また、悪意(正義なのか?)を持った人間の
手によってクッキー☆wiki等のデータを
改竄されまくる可能性も0ではなく、
クッキー☆における一次ソースの記録は
非常に重要なことであると考えられます。
(ことづてのみの歴史ってのもまた哀愁が
あって悪くないですけども)
また、単純に考えても、情報はあればあるほど
キャラクターを構築しやすいし、歴史の解像度
を上げる役割も果たしてくれます。
そのためこういった素材の保存は、
歴史的視点から見てもある程度の需要があると
考えられます。
…とはいってもやっぱりこれは
「犬飼あおをクッキー☆の歴史に含める」
前提の話です。普通にクッキー☆コンテンツを
楽しんでいれば犬飼あおという名前を聞くことは
ほぼほぼないでしょうし、故に例えばBB劇場で
「このお話には犬飼あおを使えば
ピッタリだから使うゾ!」
なんて人はまず一人もいないと思います。
これもそういうものとしか言いようがないです。
ですが犬飼あおをクッキー☆の歴史に
含めている人ももちろんいるでしょうから、
そういう一太刀にとっての需要は間違いなく
あると思います。
結論
今回の素材保存に意味があるか、という問いに
対する答えとしては、先の二つの視点どちらとも
ありそう という結論になりました。
その一方で、犬飼あおに興味がなければ
需要もくそもないという当たり前な事実にも
気づくことができました。
クッキー☆と不滅
東方ボイスドラマに出演しただけで
インターネットのオモチャにされてしまった、
クッキー☆声優の多くは現在
声優としての活動をやめてしまっています。
(意外と続けてる人多いけど)
そんな、多田野がホモビに出なければ、
何百万の淫夢厨に晒されることもなかった
ささいな存在の、個人情報やら音声やら
データというデータにとにかく蓬莱の薬を
ぶっかけまくり、不死を与える行為が
クッキー☆というコンテンツの
本質であると僕は考えます。
つまり、クッキー☆とは不死の薬なのです。
故に、クッキー☆が不滅なのではなく、
不滅こそがクッキー☆なのでしょう。
…と、この文を書いていて思いました。
おわりに
今回の文を通してまたクッキー☆に対する
自分の考えをひとつ深めることができました。
もし、この文を読んでみなさんの中でも
クッキー☆に対する解像度が上がったという
人がいれば嬉しいです。
最後に犬飼あおさんの素材集リンクを貼って
この文を終わりたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまたどこかで、ばいば〜い👋