小説を書き始めたきっかけ
こんにちは、染島です。
今日は、「そもそも染島は何故に小説を書き始めたのさ?」という話。
事の始まりは、僕が中学3年の頃に遡ります。
中3で熱中したライトノベル
僕が中3だった当時、つまりゼロ年代前半はライトノベル業界は1つの転換期を迎えていたように思います。
今も第一線で(あるいはライトノベルの枠を超えて)活躍している作家がガンガン出てきてた時期なんですね。ぱっと思いつく名前を挙げると、
有川浩、谷川流、西尾維新、那須きのこ、桜庭一樹、乙一、時雨沢恵一、冲方丁、鎌池和馬 etc...
このメンツ。一般文芸でも通用する超ハイレベルな作家が、ライトノベル界隈で雨後のタケノコみたいにポコポコ生えてきていた時代。とんでもないです。
この最初のラノベ黄金期と時を同じくして、思春期を過ごした自分。ちょうど学校では朝の読書時間なるものも始まって、いろいろとタイミングががっちり噛み合ったわけです。
そんな中学生染島が最初に手に取ったラノベが、時雨沢恵一の「キノの旅」。
その次に読んだのが、秋山瑞人の「イリヤの空、UFOの夏」でした。
この2作で、完全にラノベの面白さに取り憑かれた染島少年。ここから電撃文庫を中心にラノベを読み漁るようになりました。
ちなみに、上に挙げた2作は今でも全巻自宅の本棚に愛蔵しています。一生のバイブルです。
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高校デビュー
さて、ここまでが中学の話。
ここからは高校時代の話になるわけですが、やはり高校生になると、今までやったことのなかったことを始めようとするわけです。サブタイトルの通り、高校デビューです。
ただ、高校デビューと一口に言ってもそのやり方は人それぞれですよね。ファッションに目覚めてみたり、未経験の部活に入ってみたり。
そんな沢山ある選択肢の中から自分が最初に選んだ高校デビューの道は「音楽」でした。
さっきの中学時代の話では小説がメインでしたが、僕はほぼ時を同じくして音楽にも興味を持ち始めていました。当時の僕の中では「ゆず」「BUMP OF CHICKEN」「175R」が3強でした。自分で書いていて懐かしい。
と、こんな音楽嗜好だったのでバンドを組みたいと思ったのは、ある種の必然だったかもしれません。
だから、高校の友人からバンド組もうぜと誘われて、僕は2つ返事でOKしました。
でも結局、1回だけ集まって終了しました(笑)
大学デビュー、惨敗です。
惨敗からの再起
結局自分には「何か新しいこと始めたい!」という漠然として落とし所のなくなった、初期衝動だけが残りました。難儀な状態です。
悶々としながら、高校生染島は考えました。
まず複数人でやることはやめよう。また足並みが揃わなくなってずぐに終わる。
じゃあ1人でできることをやろう。
ギターなら1人でできるかな?→でもバンドするならまだしも、1人でやるために高い楽器代は出したくない……。
じゃあパソコンのスキルを上げようか?→ホームページ作りは挫折したし、やっぱり教材が高い……。
じゃあ絵を描く?→下手くそ……。
じゃあ文字を描く→あ、小説なら書けるんじゃね?
かくして、僕のモノ書きライフが始まったわけです。
最後に
そんなこんなで、小説書き始めてあっという間に16年が経ちました。
過去に描いた作品は一度も書籍化なんてされたことないし、未完で終わってお蔵入り、という作品もあります。
しかし、16年続けた。その実績は絶対に消えないわけです。特に文章力についてはがっつり鍛えられました。
それだけでも、自分にとって大きなプラスになっています。
だから、これから小説を書いてみる人。今書いている人。あるいは、未完のまま作品を放置している人。
どうか、書くことをやめないで欲しい。
休むのはいい。だけど、いつか戻ってきてほしい。
書き続けた先に、得るものは必ずありますので。
そんなことを、染島は思うのです。
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