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「2020年版ゴルフ産業白書」入稿完了

 例年お盆前の8月10日に発刊していた「2020年版ゴルフ産業白書」ですが、コロナの影響もあり調査や取材が遅れ、たった今入稿が完了しました。

 これから社内にて品質管理チェックが入り、大きな問題がなければ8月28日に発刊される予定です。

 それにしても、今回ほど「産みの苦しみ」という言葉が相応しい年はなかった。

■調査対象企業が軒並み在宅勤務となり、売上高調査の回答が滞ったこと

■2020年の売上高見込を出すことができない、という企業が多かったこと

■自分自身国内出張禁止になったこと、取材対象企業も訪問NGで思うような取材活動が出来なかったこと

 様々な制約があり過ぎて、最初の頃は休刊やむなしか?とココロが折れかけた時もありましたが、関係企業様のご協力でなんとか発刊にこぎつけることができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

コロナ禍ならではのコンテンツ構成

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 今年は例年とは少し異なるコンテンツ構成にしています。例年であれば過年度(今回で言えば2019年)の分析に重きを置くんですが、コロナにより「コロナ前」の市場分析には殆ど意味がなくなってしまったと思います。そこで2019年の市場分析はできるだけ簡略化し、2020年予測及びそれ以降のシナリオ考察に注力しています。その他にも、

■2025年までの国内ゴルフ用品市場規を推計算出(高位予測、低位予測の二つのシナリオに基づき)

■2030年までの国内ゴルフ人口予測値をアップデート

以上のコンテンツを新たに追加しています。

 ただ、現時点の市場環境に基づく2020年の予測値もこの先のコロナの感染状況によって大きく変わる可能性もあることは言うまでもないこと。つまり必死こいて算出した予測値も、数日後か数ヶ月後に「役立たず」になってしまう可能性もある。

 そこで今回は、11月を目処に最新情報に基づく2020年予測値のアップデートを行う予定です。

 今のところ11月を予定はしているけれど、状況によっては10月になるかもしれないし12月になるかもしれない。要するに「市場環境が変わったら臨機応変に数字をアップデートする」ということ。

 2020年版の資料を購入頂いた企業には、アップデートした市場規模予測データを無償提供します。

 上述したように調査開始の5月頃は本当に「お先真っ暗」のような状態で、どこに行っても暗い話ばかり。2020年の市場規模も「対前年比50%減といったレベルも覚悟しなければならないか?」と思っていたほど。それが取材や調査を進めていく中で、

「ん?何だか回復スピードが他のスポーツ・レジャー産業よりも早いぞ?」

→「それどころか、コロナ禍ならではのプラス面が見えてきたぞ?」

→「コロナを一つの産業活性化のきっかけに出来るんじゃないの?」

 というように、ネガティブからポジティブに変わっていったのは自分でも少し驚きでした。

 先のことは誰にも分かりませんが、今回の「2020年版ゴルフ産業白書」が「コロナ後の日本のゴルフをもっと楽しくする」ための基礎データとして多くの方たちに活用されることを願っております。

https://www.yano.co.jp/market_reports/C62104600


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