2020/01/29 本日お会いした方たち その1
①一般社団法人 日本脱力関節調律協会 代表理事 山本優子様
きっかけは先日開催された「ゴルフ業界裏新年会」。
とある参加者の紹介で山本さんにご参加頂いたのだけれども、領収書発行の宛名が「一般社団法人 日本脱力関節調律協会」となっていて、一体それはどのような活動をする協会なんだ〜?という興味がフツフツと沸いたこと、同協会の活動が「ゴルフ産業の多様性の実現」「ゴルファーのしあわせ」にどのようにして結び付く可能性があるのか、について自分自身で仮説を組み立てること、そして周りのゴルファーから「油の切れたロボットみたいなスイング」と言われる、異様に硬い自分のゴルフスイングの改善に繋がる可能性を模索するべく無理を言って面談のお時間を頂戴した次第。
恵比寿のとあるビルのペントハウスがスタジオを兼ねた協会事務所
「ゴルフ業界裏新年会」の生い立ちについて簡単な説明をさせて頂いた後に、早速協会設立の背景や具体的な活動内容についてお話を伺うことに。
山本さんは元々柔道整復師の資格を持っており、幾つかの施設で患者さんに施術を行なっていたそう。
代表理事の山本さん
患者さんの中の結構な比率でゴルフを趣味としている人がいたらしく、そうした方の「身体の悩み」や「ゴルフにおける悩み」が幾つかの共通項で括られることにある時に気付き、そうした悩みの解決に自分の知識が活かせるのではないか?と考えるようになったそう。
そこで3年程前に独立し、協会を設立して現在に至るとのこと(かなり端折っています)。
ゴルフ業界の中には、ゴルフ好きが昂じてゴルフを仕事にした女性起業家が何人かいらっしゃるけれど、山本たさん自身はゴルフをされないとのこと。そういう点では珍しいケースと言えるのかも。
で、具体的な活動だけど一言で表現すると「ゴルファーに自分の身体の仕組みを理解して頂き、自身のスイング改善に最大限活用できる方法」を伝える、といった表現になるだろうか(すみません、これもかなり端折っています)。
実際自分もエクササイズのサワリを実体験させて頂いたのだけど、如何に自分が身体の仕組みを理解せずに球を打とうとしていたか、それを改善するには具体的にどうしたら良いか、が可視化できて目からウロコが落ちた思い。
身体の仕組みを絶賛説明中
言うまでもなく一人一人の身体は異なっていて、こうしたエクササイズの効果も人それぞれなんだけど、受けたゴルファーの多くが「今までよりもゴルフが楽しくなった」と喜んでいるとのこと。
以前当社が実施した調査で「ゴルフを始めてから楽しさを感じるまで、スコアは平均112、期間で平均2年10ヶ月」という結構途方もない結果が出たことがあったけれど、こうした活動が業界の中で認知されて「仕組み化」されれば、上述した「2年10ヶ月」という絶望的な長さが短縮される可能性があるんじゃないか?と感じた次第。それはゴルファーの早期離脱を抑止すると同時に、「ゴルファー寿命」が延びるという効果も期待できるということに他ならない。
こうしたスキルをティーチングプロが身に付けたら鬼に金棒だよな、とか、ゴルフショップの店員さんがこのスキルを身に付けたら、ショップの存在価値が上がってecとの競争力も上がって、結果的に安売りスパイラルから脱却できるよか、とか色々とポジティブな妄想が浮かびました。
何かを肯定すると、類似している何かや対極にある何かを否定しているように受け取られてしまうメンタリティの強いこの業界ですが、「共創」の精神でゴルフの多様化に繋がれば良いな、と思う。