絵を描くうえで心の師匠を設定した話
はじめに
「DL同人でデビューする!」という目標を掲げ、そのための画力アップのため昨年の6月よりパルミーに入会、そして同年10月より同人活動(デビュー二次作品づくり)を開始した”すみす”です。
今回はイラストを描いていく上で参考にしている人、影響を受けた人を勝手にではありますが、師匠に設定したよという話をしていきたいと思います。
影響元の話とかこういう話って絵師さんによっては口外しないのが普通かもしれませんが、私のnoteのスタンスはイラストを上達していく過程でやったこと、考えたことはオープンにさらけ出していくスタイルですので話しちゃいます。
過去に影響を受けた作家さん
イラストを描くうえでの”心”の師匠。
私たち絵描きは(特に私は)、日々いろんなものを見て吸収し少なからずそれの影響を受けてイラストやオリキャラを創造しています。
なので影響元は数知れず、その集合体がオリジナルに還元されているのだろうと考えます。
私の場合、イラストを描き始めの頃は「ToLOVEる」の”矢吹健太郎”先生のマンガの模写をよくしていたし、意外に思われるかもしれないが「名探偵コナン」の”青山剛昌”先生のマンガもよく模写していた。
そもそもイラストを描くきっかけになったのは”いとうのいぢ”先生がデザインした涼宮ハルヒを描きたいと思ったからだ。
そういう意味では知らず知らずのうちに今挙げた3人の先生の影響も受けているのかもしれない。
当時の師匠はこの3人だったんだと思う。
ん?当時の!?
てことは今は違う??
ハイ!現在は変わりました。
そんな簡単に師匠をコロコロと変えていいの!?と疑問に思われる方もいるかと思いますが、私はそれでよいと思っています。
ではなぜ心の師匠を設定しようと思ったのか!?
それは一冊の本を読んで心の師匠の大切さを知ったからでした。
3人師匠
アニメ私塾の室井康雄先生の著書「最高の絵と人生の描き方」(通称:赤い本)。
この本に「3人師匠をもて!」という項目があります。
3人も選ぶ理由は、複数の人からいいとこ取りができること。
1人にしぼると盲信してしまい思考停止に陥る可能性もあること。
1人の設定では師匠を越えられないが、3人掛け合わせることで師匠を超えることすら可能となることなどを挙げています。
私はアニメ私塾生ではなくパルミーっ子なのですが、そんなことにこだわるなんてナンセンス。
時間は有限です。
イラストを描き始めたのが遅い私は人と同じことをやっていてはいつまでも他の絵師さんに追いつけません。
利用できるものはすべて利用してやるくらいの考え方じゃないと生き残ってはいけません。
では私の設定した3人師匠を紹介したいと思います。
トリダモノ先生
一人目はイラストレーターの”トリダモノ”先生です。
ゲームパッケージやCDジャケット、TCGイラストなど幅広い分野で活躍されています。
代表的な作品で言いますと、「RPGツクールMV」のパッケージイラストや「ライザのアトリエ」シリーズのキャラクターデザインなどがあります。
私は特に「ライザのアトリエ」のライザのキャラデザに一目惚れしてしまってこんなにかわいいキャラが作れたらなぁと憧れてしまいます。
キャラデザもですが、先生のイラストの塗り、女の子キャラのかわいさを参考にしたい(盗みたい)と思って現在いろいろ研究中です。
幸運なことに先生はFANBOXをされていて私も支援中なのですが、メイキングイラストとか使っているブラシも公表されています。
欲を言えばメイキングを動画にしてほしいことです。
実際にイラストをイチから描いていく過程を一度でいいから見たいとファンなら望んでしまいます。
塩崎雄二先生
二人目は「一騎当千」でおなじみのマンガ家「塩崎雄二」先生です。
一騎当千の模写はイラストを描き始めた頃からやっていて今でもたまにやります。
同人マンガを描くことになった今ではコマ割りや構図も参考になります。
でもやっぱり先生の描くイラストの最大の特徴は迫力あるバトルシーンとえちえち感です。
この2つを自分の作品に生かせればと。
前述したトリダモノ先生のイラストのかわいさに塩崎先生のイラストをかけ合わせれば…
…
…
エッロ。
(バカなんです私は)
でもそんな感じで好きな作家さんを組み合わせていけばそれがオリジナルになるはずです。
※塩崎先生のイラストはえちえちなだけだと勘違いされてしまいかねないので一言。先生の描く男性キャラもすごく魅力的で筋肉描写とかまじパないです
YANAMi先生
そして最後三人目ですが、ここまで自分の憧れだけで師匠を設定していたのでそれだけだと芯というか軸、土台の部分がブレてしまいそうだと思ったのでパルミーっ子らしくパルミーでも講座を担当しているYANAMi先生に登場してもらいました。
フリーランスのイラストレーターさんで人体イラストの講師もされている方です。
先生の描くイラストは初心者の私から見ても素体がしっかりされていて参考にはもってこいです。
先生が担当したパルミーの講座”キャラクター作画基礎講座”は説明が丁寧でわかりやすく2周したくらいです。
また先生は何冊か書籍も出版されています。
私も数冊購入させていただいたのでゆっくり読みたいと思っています。
読み終えたら感想等をどこかで発表したいと思います。
最後に
トリダモノ先生、塩崎雄二先生、YANAMi先生の3名の先生を勝手に心の師匠に設定したわけですが、この3人師匠はなにもずっと師匠であり続ける必要はありません。
必要を感じなくなったら卒業して新たに別の先生を師匠に設定してもいいし、しばらくしてからまた戻ってきてもいい。
あまり深刻に考えずに気楽に設定するのがよいのかもしれませんね。
今後、今はまだ知らない作家さんの影響を受けたりしながら”すみす”のイラストは出来上がっていくのだと思いました。