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chat GPTとの対談「オーガニックコットンエコバックは20,000回使ってやっとレジ袋と同じエコになる」

すみしょうです。スプレーゼというスキンケア化粧品の開発をしております。月に一回は仕事についての考え方などを発信しようと思っていたのですが、更新頻度が遅れております汗。

執筆は大変な作業なので、どうにか楽できないかな〜と怠惰な私は考えていたところ、最近人気の彼にインタビューしてもらおうと考えました。そう、chat GPTさんです。

GPTさんにインタビューしてもらい、私がmacの音声入力で答える。という流れでやってみました。音声入力では誤字脱字だらけなので、GPTに修正をお願いして、変なところは修正し、科学データなどは自分で補足して完成。

誤字脱字を整えるのが結構大変で、結局時間かかってるんですが、最新テクノロジーを使って効率化してる俺すごくない?のような満足感を得たいので、今後も継続してみます。

本編です。テーマは化粧品開発の流れと環境対策です。


日々の仕事において、特に大切にしていること

GPT「化粧品メーカーの開発担当としての役割や業務内容を教えてください。日々の仕事において、特に大切にしていることは何ですか?」

すみしょう「スプレーゼというスキンケアブランドを開発しています。化粧品の処方検討から容器の開発など、あらゆる業務を少人数で行っています。人数も5人以下なので、小回りが利くというのが特徴ですね。なので、お客さんからこういう風に改良してほしいとか、こういうシステムの方がいいとか、いろんな意見が上がってきた時に、すぐに意思決定ができて迅速に改良できます。そのスピード感は常に意識しています。

他にも、日々大切にしてることは、自分がお客さんだったら、どう思うか?を心掛けています。

例えば、今、化粧品販売しているのはインターネット通販なんですけど、自社サイトと、Amazonで販売していますが、正直に言うと自社サイトから定期購入してもらった方が会社の売上も利益も安定するので嬉しいです。

けど、お客さんからしたら自社サイトは、アカウント作ったり、クレジットカードの入力とか手間なことが結構多いと思うんですよね。これは私もいち消費者として思うんですが。だから無理に自社サイトで買ってもらおうとは思っておらず、買いやすいところで買ってもらえればありがたいなと思っています。そのような観点で購入場所を広げていくようにしています。

お客さんの意見を聞いていると、Amazonをメインに使う人もいれば、楽天を使う人もいますし、店頭で試して買いたいという人もいます。なので、今後、楽天や、バラエティストアでも買えるように調整しています。

もちろん、自社サイトに来てくださるお客さんは愛着を持ってくださっている方も多いので、それに応えるために、カスタマーサポートを充実させたり、そこでしか買えない何か、プレゼント企画、クーポンなどはもちろん検討しています。

GPT「素晴らしいですね!化粧品メーカーの社長として、多岐にわたる業務をこなし、小規模な会社ならではの利点を活かして素早い意思決定と顧客のニーズへの迅速な対応を心掛けているとのこと、さらにお客様の利益を第一に考えて製品の改善や販売方法の選定を行っている姿勢に感銘を受けます。

特に、自社サイトと大手ECプラットフォーム(Amazonや楽天)との販売方法の違いについてのお話は興味深いですね。お客様にとっての利便性を重視しつつも、会社の利益を考慮しつつバランスを取ることで、お客様との関係性を築きながらも収益を確保する戦略をとられていることが伺えます。

自社サイトからの定期購入の誘導に関しても、無理に押し売りするのではなく、お客様がメリットを感じて自然に選択してくれるように提案しているという姿勢が印象的です。」

スプレーゼ化粧品の開発プロセス

インタビュー受けてる風の写真。自撮り

GPT「新しい化粧品製品を開発する際に、どのようなステップを踏んでいますか?製品開発のプロセスについて詳しく教えてください。」

すみしょう「製品の開発プロセスはまず市場調査というのが一般的だと思います。調査会社にデータ収集をお願いしたり、他社商品のAmazonの口コミを分析したり。

私たちの場合は、まず私がお客様とフォロワーさんと日々交流しているので、SNS上で何が流行しているのかとか、どんな悩みがあるのかというのを日々キャッチアップするようにしています。スタッフも化粧品が好きな人の集まりなので、SNSでのトレンドにめちゃくちゃ詳しいので、その話をヒントに開発のきっかけを得ることもあります。

その後に、その悩みに対して成分でどうアプローチできるか?あるいは容器のパッケージで解決できるか?などを考えます。しかし、化粧品では解決が難しいこともあります。その場合は、化粧品以外の分野で解決策はないか?も考えます。

例えば、日焼け止めを例に取りますと、日焼け止めの今の課題として、メイクの上から塗り直すのは難しいっていう問題があるんですね。で、それに対してあらゆる角度から考えるんですけども、日焼け止めは油の成分も含まれており、メイクの油と仲良しなので、メイクが崩れちゃう、などがあるんですよね。じゃあどうする?となって別の角度で考えます。化粧品以外、つまり、服や日傘などでどうにかならないかと。すると、塗り直すことなく、紫外線カットできるのでいいんじゃないか?みたいな感じですね。

悩みに対しあらゆる角度からアプローチをしていって、お客さんにとって何が一番最良かを考えます。私たしは化粧品開発がメインですが、固定観念にとらわれずに柔軟に解決策を考えていきたいなと思っています。」

すみしょう「中身(バルク)については、化粧品のOEM会社さんに相談して、こういう成分を何%配合して作れますか?みたいな話をしていきます。それでサンプルをいただいて自社で試して、これは結構いいんじゃないってなったときに、じゃあ次はフォロワーさんに使ってもらおうかってことで、フォロワーさんに使ってもらって評価をいただくという流れになります。それで評価が高ければ発売するという感じですね。

一般的な会社さんはコストがいくら、納期がここまで、って結構厳密に決まってたりしますが、私たちはそこは全然考えておらず、結局これくらいコストかかっちゃいました。さあどうする?みたいな感じで、良いものを作ってから考えています。行き当たりばったりな感じですが、その方が納得いくものが作れます。納期も厳密に決めすぎず、ゆるい納期で進行しています。そこで納得できなければ、延期します。

ドラクエもそうでしたよね。発売日が◯◯日で、ずっと楽しみにしていたら、延期!のオンパレード。でもプレイしてみると良いものだったので、満足度は非常に高い。妥協しないものづくりですね。

でも最近は、納得いかない、って独りよがりになりすぎるのも良くないなと感じてます。実は、私だけが納得いかないだけで、お客様はその感触の方が好きだったりします。ここの線引きは難しいのですが、フォロワーさんのモニターテストをかなり参考にして、最終製品化を決めます。バランスが難しいのですが。」

すみしょう「その後は、容器の選定やデザインですね。容器はまず使いやすいこと第一で、ラグジュアリー感は二の次にしています。ある程度の容器を選定したら、候補のものをフォロワーさんにお願いしてアンケートをとるのですが、フォロワーさんに聞くことはめちゃくちゃ良いヒントもらえるんですよね。

例えば、化粧水の開発では、中身を見えないデザインにしようかなと考えていたのですが、フォロワーさんに話を聞くと、中身が見える方が残量がわかって良い、という意見があったんですね。私が一人で考えていた時には出ない視点だったので、めちゃくちゃ参考になりました。でもデザインもできる限りこだわりたいので、中身が見えながらも、すりガラスのようなおしゃれなデザインであるマット加工というのに決定しました。

スプレーゼNCエッセンスCM(シトラスムスクの香り)

また、発売した後も、市場のフィードバックをもらって、問題点とか改良点が上がってきたら、それを次に生かしていく、常に進化させていきたたいと考えています。」

GPT「素晴らしいプロセスですね!お客様とフォロワーさんとの交流を通じて市場調査を行い、日々のトレンドや悩みを把握していることが、製品開発において的確なアプローチをするための重要なステップとなっていることが伺えます。

特に、日焼け止めを例に取った際には、悩みに対して多角的に考え、新たなアプローチを探る姿勢が印象的です。他の製品や素材を活用して紫外線カットを行う方法を検討し、効果的な解決策を見つけ出すことで、顧客のニーズに合った製品を提供する姿勢が素晴らしいです。

また、容器や中身についてもOEM会社との相談やサンプルを試して評価を受けるという段階を踏むことで、より良い製品を作り上げるためのプロセスが整備されていることが伺えます。

さらに、製品の発売後も市場のフィードバックを大切にし、改良を加えて次の製品開発に生かす姿勢が、長期的な顧客満足と製品の進化に繋がることでしょう。」

環境対策「プラスチックレジ袋vsエコバッグ」

GPT「環境対策において、貴社が特に重視している取り組みや取り組んでいることは何ですか?また、持続可能性を考慮した製品開発や製造プロセスについて具体的な事例を教えてください。」

すみしょう「環境対策はかなり難しい問題だと認識しています。多くのメーカーさんがエコとか環境SDGsを大々的に訴求していますけれども、真実はどうなのかってところが非常に難しい。環境対策といっても海のマイクロプラスチック問題なのか、CO2による気候変動なのか、水の枯渇なのかという議論すべき点が多すぎることが1つ。

その他、例えばプラスチックvs紙であれば、企業間で、紙がエコ、いや実はプラがエコ、など言ってることにズレが生じたり、何を信用したら良いかわからない状態になっていると感じます。

よく聞く話で、プラスチックを減らす流れですよね。これは海洋プラスチック問題っていうのがあって、海にプラスチックゴミが大量に廃棄され、微細なプラスチックが魚に蓄積されてしまって、それが生態系に影響を与える懸念があったりとか、私たち人間も魚を食べることで、そのプラスチックがまた人間に入り込む。それがリスクがあるんじゃないかっていうような懸念があるからですよね。

だからプラスチックはやめて紙にしましょうとか、買い物はエコバックでみたいな話とかがあると思います。

でもちょっと待ってください。よくよく考えてみると、素材を変更することはトータルで見て環境にやさしいのか?何かデメリットや余計な環境負荷がかかるんじゃないか?みたいな話も考えないといけないんですよね。

例えばレジ袋有料化がありましたが、レジ袋を削減することで、それ自体はプラスチック削減で海ごみは減らせると思いますが、何で代替するのかという点。私も最近知ったのですが、素材によっても環境負荷がかなり違うようです。

デンマーク環境庁が発表した資料が衝撃だったのですが、オーガニックのコットンバッグであれば20,000回再利用して、やっとレジ袋1枚をゴミ袋として再利用するのと同じ環境負荷になります。毎日365日買い物しても、約54年かかります。(気候変動への影響のみを考えれば149回の再利用で良いそうです。)

参考:参考文献:デンマーク環境庁, Life Cycle Assessment of grocery carrier bags, 2018

素材ごとに再利用すべき回数について、論文を翻訳してみましたのが以下です。

これはなぜかというと、素材を作り出すことと、輸送時の重量の問題で、多量のエネルギー、水や電気やCO2などを使うからのようです。具体的な計算はライフサイクルアセスメント(製造→輸送→廃棄or再利用での環境負荷を評価する方法)という考え方で、私は専門家じゃないんでわからないんですけども、そういう側面があることを忘れず、多角的に科学的に考えていこうと思っています。

あと、紙袋って結構おしゃれだから取っておいて使おうって思ったりするのですが、実はあんまり再利用しないんですよね。ゴミ袋としても使えないし。レジ袋の方が水も垂れないのでゴミ袋として使いやすいんですよね。

トータルでいろんなことを考え出すと何が本当にエコなのか、そこが疑問でして、本当に環境に良いことって何なのかっていうのはいろんな書籍を読んだり、専門家の話をインプットしたりして勉強中ですね。

「エコな素材です」と容器メーカーさんから紹介された時は、ライフサイクルアセスメント的に、本当にトータルでエコなんですか?と疑うようにしています。

ただ、1つこれだけが正しいんじゃないかっていうのはやっぱりゴミを減らすリデュースってやつですね。無駄なものを買わないとか、過剰な包装を止めるとかですよね。できることからゴミを減らすのが大事なんじゃないかなと考えています。今のところは、例えば、納品書や請求書はデフォルトで発行しておらず、必要な方だけダウンロードできるようにしていたりします。」

GPT「環境対策に対する貴社の考え方と取り組みについて、詳細なお話をいただきありがとうございます。

環境対策においては、多くの企業がエコや環境SDGsを訴求していますが、その真実は複雑であることに対する認識をお持ちなのが理解できます。例えばプラスチックのレジ袋に関しても、プラスチックのゴミ問題とその影響について考える一方で、紙袋への切り替えがエコな解決策かどうかを慎重に検討する必要があるとの指摘にも同意できます。

リデュース(削減)が大事であり、無駄なものを減らすことや、過剰な包装を控えることに取り組む姿勢も素晴らしいですね。実際にゴミを海に流す行為は良識のある方々が少ないとの指摘もあり、お客様への意識喚起と環境への負荷を減らすための努力を続けているとのことで理解いたします。

環境対策に関しては課題が多いとしながらも、真摯な取り組みが進行中であることが伺えます。今後も継続的な研究や努力が必要でしょうが、進化する製品や持続可能な製造プロセスの実現に向けての取り組みを期待しています。」

終わり

GPTさんのインタビューはどうでしたでしょうか?結局ここまで辿り着くのに、丸一日かかってしまいました。

GPTさんは褒め上手なので、自己肯定感がアップします笑。議論にはあまり向いて無いですが。

製品開発や環境対策など考えることは山ほどありますが、良い商品やサービスを作り続け、愛されるブランドに育てていきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

よろしければサポートいただけると嬉しいです!よりよい化粧品業界になるように尽力していきます!