2021年5月の記事一覧
パントマイムに必要な体作り #9
ステージや路上でパフォーマンスをするパントマイミストの姿をご覧頂いた事があるだろうか。銅像のようにその場にとどまる彫像(スタチュー)パフォーマンスや、ロボットのような不思議な動きをする人、ステージ上でのアクロバティックな演目やコミカルなショーまで、パントマイムと一言で言えど様々なアプローチによって活躍している。
そんなパントマイムをメインとして活動する人たちは、どのように体作りをしているのか。テ
テクニックの種類 #8
パントマイムとは特定の技のことを指すのではなく、一つのジャンルのことだとは以前書かせて頂いたことだが
今回はあえて技術として学ぶパントマイムのテクニックを整理してみたいと思う。
ここで言うテクニックとは、パントマイムならではの”型”のことを言う。見えない壁が見えたり、その場にいるのに移動しているように感じる足運びなど、体の使い方を学び動作として習得を目指すものだ。それぞれの流派によって表現の仕
作品を生む4つの要素 #7
一人のパントマイミストが自身の作品を成り立たせるために必要な要素を上げるとしたら
・脚本:物語を創作する力
・演出:脚本の内容を構成する力
・テクニック:演出に沿って表現する力
・演技:感情を伝える力
の4つのスキルが必要だと考える。
それぞれのパラメーターが100としたら、自分にはそれぞれどのくらいの数値をイメージするのか。自分の事を知っておくことは作品を生み出すこと、そして活動を継続させて
演劇の中でのパントマイム #6
演劇作品の中でコップを持つことが出来るか?
小道具として実在していれば持つことが出来るが、パントマイムでとなると中々に難しく感じるのではないだろうか
演劇は虚構の世界だが、リアリティがないと冷めてしまう。
そのために演劇では舞台美術や小道具、衣装なども現実に沿ったものを用意するのだが、小劇場での演劇では様々な小道具をパントマイムで演じる事がよくある。
小劇場とは客席数100名以下くらいの劇場で
"パントマイムが出来ます"の違和感 #5
【パントマイム】という言葉を聞いて、どんなイメージをもつだろうか。言葉すら知らないという人も中にはいるだろうが(実際ちょくちょくいらっしゃる…)、大半は「あ〜、あの壁とかピエロのやつね〜」というくらいには認知していることと思う
だが、これがパントマイムなんですよと説明することは結構難しかったりする。何をもってパントマイムと呼んでいるのかが人によって異なるからだ。
一般の方からすれば壁などのテク