海外協力隊 コミュニティ開発 面接内容(2019年度秋募集)

選考の季節ということで。                      
私が受けた2019年秋募集、コミュニティ開発の面接選考の内容を覚えている限り記しておきます。少しでも参考になればいいな。(長いので、気になるところだけ読んでください)

※応募方法・内容は頻繁に変わるので最新情報はJICA海外協力隊のホームページへ。             https://www.jica.go.jp/volunteer/index.html


【私の経歴】
・3~12歳まで親の仕事の都合でシンガポール在住・美術大学卒・額縁製造会社で木工の仕事をして3年目(応募時)                                            

【選考当日の概要】                         
日時:2019年12月某日(平日だったので有給利用)
場所:都内のホテル
服装:グレーのスーツと茶色のパンプスとグレーのカバン

9割が黒スーツだったので黒のスーツが無難かも?
受付→大会議室で30~40分待つ→受験番号順に4,5人ずつ待合室で待機→個別面接の流れでした。


【コミュニティ開発の面接について】                   
特に専門的な知識が必要なかったためか、個人面接+技術面接合同で大体15~20分くらいで終わりでした。
1人対3人で(若めの女性の方と、男女のベテランの方)比較的和やかな雰囲気でした。

コミュニティ開発は決まった資格や何か特別な技術が必要ない分、1次選考の書類に書いた経験を元に要請内容がその人に合っているのかを面接で見定めているのかなと思いました。
つまり、要請に活かせる経験や行きたいという思いがあり、それをアピールできれば、希望に合ったところに行けるのではないかなと思います。


【面接内容】

【きかれたこと】                          ☆名前・生年月日・希望隊次・小型二輪免許が必要な要請でも大丈夫か・親はどう思っているか                               
☆なぜこの要請をこの順序で希望したのか?                  ☆海外経験があり旅行によく行ったと思うが、現地でお土産はよく買うか?
☆女性支援で、あなたの提案に対し現地の女性の納得が得られない場合どうやって説得するか?
☆大学時代に地域の特産品のパッケージデザインをしたとあるが、具体的にどういうことをしたのか?現地の人の反対意見はなかったか?
☆現場での経験はあるが、もし受かったらマネジメントをする立場になるが大丈夫か?そのことについてはどう思う?
☆女性支援と工芸、どちらをやりたいか?
☆将来協力隊を終えた後、地方の活性化に関わりたいとあるがなぜか?


【面接対策でやったこと】                             ☆1次選考で出した書類を見直す                     
とにかく書類で書いたことがつっこまれるので、具体的なエピソードなどを用意しておくと◎                           
先輩隊員の方々のブログをあさって、聞かれそうな質問をリスト化→返答を紙にまとめてだいたい言えるようにする、というのを家で1人でやっていました笑

☆転職活動                                
協力隊の選考に落ちた時のことを考えて、1社のみですが中途採用に応募し、書類選考→面接を受けました。こちらの面接の方が早かったので結果的に面接対策になった気がします。


【面接の回答】

☆名前・生年月日・希望隊次・小型二輪免許が必要な要請でも大丈夫か・親はどう思っているか 

最初に本人確認を含めた簡単な質問があり、正直に自分のこと、自分の希望を答えました。
私はとにかく行きたい気持ちが大きかったのでバイクの使用に同意。
※現在コロナ禍で移動制限がありバイクを使用した要請はありません。         

☆なぜこの要請をこの順序で希望したのか?
(希望は①ボツワナ②チュニジア③ラオスでした)

現職で工芸に関わる仕事をしており、その経験を活かしたくてコミュニティ開発の中で現地の工芸に関わることができる要請を希望した。
①②希望にアフリカを希望したのは、アフリカにまだ行ったことがなく行ってみたいから。また手工芸の担い手は女性が多いことからも女性支援がしたいと思ったから。

☆海外経験があり旅行によく行ったと思うが、現地でお土産はよく買うか?

現地の工芸品はよく買う。
必ず現地ならではの料理を食べ、なるべくその地域の文化を楽しむようにしている。
(買ったもの、体験したエピソードをもっと具体的に言えると◎)

☆女性支援で、あなたの提案に対し現地の女性の納得が得られない場合どうやって説得するか?

実践して実際に生活が向上した人を例に挙げ、私の提案を身近に感じてもらうことで、提案を具体的に考えることができ納得させられると思う…。
(完全に想定していなかったので、その場でできる限りのことをいいました…もっと何かあるでしょうよ泣)

☆大学時代に地域の特産品のパッケージデザインをしたとあるが、具体的にどういうことをしたのか?現地の人の反対意見はなかったか?

○○県との共同プロジェクトで、地域のゆるキャラを使用したお菓子のパッケージデザインを提案。
実際に現地に行って農家や行政の方にお話を伺って製作した。特に反対意見はなかった汗。
(反対があった時の対処法がききたかったのだと思いますが、特にトラブルがなかったので面接官の意図する答えが出せませんでした)

☆女性支援と工芸、どちらをやりたいか?

1番やりたいのは工芸に関わること。
(面接官の方がマッチングしてくれていますね…)

☆現場での経験はあるが、もし受かったらマネジメントをする立場になるが大丈夫か?そのことについてはどう思う?

確かに今は職人として木工の仕事をしていて、仕事としてマネジメントをした経験はない。
大学時代に展示の企画運営といったマネジメントを勉強してきたので、その経験を活かしたい。
(こちらも想定外でした。マネジメント経験はないが、職人としての経験から生産者の気持ちになって考えることができます、みたいなことも言いたかったです…)

☆将来協力隊を終えた後、地方の活性化に関わりたいとあるがなぜか?

協力隊として海外でやっていく活動も、日本の地方の活性化のためにやることも同じだと思う。場所や国は違ってもその地域が抱えている問題は同じなのかなと思うので、協力隊での経験を活かして日本の地方のために何かしていきたい。


【結果】

第3希望のラオスの要請になりました。                   
手工芸の生産者さんと一緒に特産品の販売促進、製品開発等をします。

①②希望でアフリカを希望していたのですが、そこまで国にこだわりがなかったので、おなじみのアジアでよかったです!             実際、この子は昔シンガポールに住んでいたしラオスがいいんじゃない?ってなったのかな~と思っています。


【コロナで変更】

コロナで派遣延期になり一旦当初の予定がリセットされました。                2020年度3次隊→2021年度3次隊への変更とともに、要請も変わりました。 

新しい派遣先はベトナムです。

ラオスのお隣の国なのでそこまで違和感も不安もないのですが、この1年色々とラオスについて情報収集をしていたので少し残念です。                       要請内容は、観光よりになりましたが商品開発や販促活動など前の要請と似ている部分もあり、近い要請にしてくださったんだなと思います。                     少し工芸からは離れてしまうのですが、扱うものは違えどやり方などは共通するところがあると思うので、楽しみです。

書類選考のまとめものちほど書きたいと思います。


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