ディジュリドゥ上達講座#002 【基本音「ド」+誰でも簡単にできるBeatbox「ツ」】
こんにちは!
ディジュリドゥ奏者のSMILYです。
今回のテーマは、
\SMILYのBeatbox奏法はここから始まった!?/
ディジュリドゥにヒューマンビートボックスを取り入れた奏法【基礎編】
ということで、今回は、基本音「ドォ(Do)」に、誰でも比較的簡単にできるビートボックスのハイハット(Closed Hi-hat)の音「ツ(Tsu)」を組み合わせてみよう!です。
そもそも、なぜディジュリドゥにビートボックス?
私SMILYは、ディジュリドゥにヒューマンビートボックスを取り入れた演奏スタイルを確立した奏者としてディジュリドゥ界で知られているのですが、そもそもなぜディジュリドゥにヒューマンビートボックスを取り入れたのかと言うと、理由は結構シンプルで。
昔から、ディジュリドゥをソロで演奏する機会が多かったのですが、ある時、ヒューマンビートボックスをディジュリドゥに取り入れたら、表現の幅が広がりそうなかな、と思って取り入れ始めたのがきっかけです。
今では割と色々な種類のビートボックスの音色を出せるようになりましたが(まだまだ勉強中です)、最初は本当にできなくて、今回シェアするハイハット(Closed Hi-Hat)サウンドだけをディジュリドゥに取り入れて演奏していました。
・・・というか、当時はそれしかできなかったので(笑)
ハイハット(Closed Hi-Hat)の音は、ディジュリドゥに取り入れる場合は特に重要で、しかも比較的簡単にできてディジュリドゥにも取り入れやすいと思うので、今回の動画を見て参考にしていただけたら嬉しいです。
基本音「ドォ(Do)」の出し方については、ディジュリドゥ上達講座#001をチェックしてみてくださいね。
【本題】 ハイハット(Closed Hi-Hat)サウンドの出し方
ディジュリドゥにおける、ハイハット(Closed Hi-Hat)の音について、今回は私が独学で習得したハイハットの音を出す方法をお伝えします。
まずは、「たちつてと」の「つ」を発音してみましょう。
「つ(tsu)」と言うとき、音声(母音u)が含まれています。
(母音がある音を有声音といいます。日本語は子音と母音でできているので、撥音(っ)以外は有声音になりますね。)
この母音(u)を抜いて発音してみると、「ツ(ts)」だけ残りますよね。
これを無声音といい、英語の子音 t、p、b、k、s などがそれにあたります。(ビートボックスではこの子音で音を出すことがよくあります)
動画で見ると「u」の音がだんだん抜けて無声音「ts」になっていくのがわかると思います。
舌で弾くことを意識してやってみましょう。
また後日解説しようと思っていますが、今回のハイハット(Closed Hi-Hat)に、「Fu〜」という息を吐いて伸ばす音を加えることによって、「ツフゥ〜」というハイハット(Open Hi-Hat)の音に応用もできます。
色々なバリエーションがあるので、音を表現するという意味では、どの音が正解で、どの音が間違いというのは、基本的には無いと思っています。
「ツ(ts)」は奥が深い音色ですが、ビートボックスの音の中では比較的簡単な方だと思うので、ぜひ挑戦してみてください。
【実践】基本音(Do)とビートボックス(Tu)を混ぜてみよう
♬ドォ〜ツっ、ドォ〜ツっ♬
と、基本音「ドォ」と先程の「ツ」を交互にゆっくり出してみましょう。
動画内ではTuと表記していますが、母音を抜いた"ts"で音を出してみてください。
基本音「ドォ」の音も気を抜かず、丁寧にしっかり出すことを意識することがポイント。
簡単だよ!という方は、少し「ツ」の刻みを細かくして練習してみてください。
ツの刻みが細かいので、力まず、基本音ドへの移行をスムーズにできるように練習してみてください。
更に細かくできる方は次にも挑戦してみましょう!
「ツ」が速くて細かいので、脱力して、基本音ドォは長くせず、ツへの切り替えをスムーズにできるよう練習してみましょう。
「ツ」が多くて大変ですが、すべての「ツ」が均等に鳴るようにするのがポイントです。
DoとTuだけでここまでできる!
最後に、基本音「ドォ」とハイハット(Closed Hi-Hat)サウンドのみでフリースタイル演奏してみます。
かなり細かい刻みの「ツ」が出てきましたが、これにはコツがあるんです!
細かい「tu」を刻むコツ
普通、ディジュリドゥを吹くときは、ディジュリドゥの吹き口に自分の口を密着させて吹くのですが、ビートボックスをやるときには下の画像のように少し口を離すのがポイントです。(今日一番重要なポイント!)
なぜ少し離すのかというと、実際にやってみると実感しやすいと思うのですが、吹き口に口を密着させた状態だと「ツ」の音が出しづらいんですよね。ビートボックスをやるときは、口を少し離すことで空間ができるので、口を動かしやすくなります。
ただし、離し過ぎるとディジュリドゥに音が伝わらずに音量が小さくなってしまうのと、次のリズムにいくスピードが遅くなってしまうので、適度に離すのがオススメです(個人的には2〜3mmのイメージ)。
↓これはやりすぎ(離し過ぎ)の例
最初はゆっくりから始めて、徐々に速くしていくように練習していくとできるようになるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
おわりに
第2回ディジュリドゥ上達講座はいかがでしたか?
今回は、基本音「ドォ」にBeatboxのハイハット(Closed Hi-Hat)の音「ツ」を入れてみよう!ということでした。
ハイハットの音はシンプルですが、色々と種類があって奥が深い音色なので、色々なリズムのハイハットを組み合わせたりして楽しみながら練習してみてくださいね。
ワークショップも開催してます
定期的に、東京や関西、静岡で、ディジュリドゥワークショップやイベントを開催しているので、ぜひ公式ウェブサイトやTwitter、Facebook、Instagramもときどきチェックしてみてくださいね。
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