【就活セミナー】留学生のための面接講座@長崎 終了しました
現在は、大分県の企業さまを中心に管理職研修や新入社員研修などの企業研修を担当しておりますが、私は大学生に向けた就職支援を通して講師としてのキャリアをスタートさせました。
大分県に移住をしてからは、就職支援のお仕事よりも企業研修のお仕事をいただくことのほうが多いのですが、現在も個人的にお声がけをいただいた方やストアカなどを通して就職支援を続けています。
そして、10月と11月の2回、駐福岡大韓民国総領事館が主催をしている「韓国留学生のための出張就職スクール」の面接講座講師として登壇をさせていただきました。10月は大分県、11月は長崎県のそれぞれに韓国から留学をしている学生の方向けの就職セミナーです。
前回大分県にて行われた面接講座のブログは以下の通りです
長崎での就職セミナーも大分で行われたものと同じプログラムだったのですが、場所が変われば留学生の皆さまの反応も違い、同じ内容で、同じように行っても、こんなにも反応が違うのかと講師として学びの多い時間となりました。
就職セミナーでは、2社の企業説明も聞くことができます。会場ともなった「オーシャンパレスゴルフクラブ&リゾート 長崎」の人事の方のお話は非常に良い内容でした。
人事の方も韓国ご出身。お父様のお仕事の関係で、中学生時代を福岡で過ごし、韓国に戻って大学に行かれましたが、日本での就職を望み、長崎のホテルに就職をされたそうです。日本で働いている韓国人の先輩として留学生のみなさまへのアドバイスをされていました。
その中でも非常に心に残った話が「最初から自分の望む部署には行けないかもしれない。だけどそこで嫌にならなずにまずは2年間頑張ってほしい」ということでした。
「自分もホテルに就職をして最初の2年間はレストランスタッフだった。皿洗いも多くやった。そんな時に「韓国で4年生の大学まで出て日本で就職したのに、こんな田舎(リゾートホテルなので田舎にあります)のホテルで皿洗いをしていて、自分は何をしているんだろうと思うことも正直あった。でも頑張っている姿を見てもらって、今は人事として活躍できている。新卒は最初は下積みも大事だから頑張ってほしい」
このお話は、大変「リアル」で、大変「愛」のこもったアドバイスだなっと思って聞いていました。そしてこれは留学生に対してだけ言えることではなく、多くの就活生に聞いてほしいなと。本当にその通りです。
私は新入社員研修では「やりたいことをやるためには、できることを増やす必要がある、できることを増やすためにはやるべきことをやる必要がある」という話をよく紹介します。まずは、やるべきことができるようになるから、できることが増え、できることが増えるから、やりたいことをやらせてもらえるようになるという順番を理解してほしいと願ってのことです。
これはスポーツに置き換えて考えてみると分かりやすい話です。例えば、野球でいえば、野球はまったく未経験で、かろうじてルールが分かるくらいの学生が、野球チームのところに行き「4番を打ちたいから4番を打たせてくれ」というようなものです。それは無理な話です。「いきなり4番を打たせるわけにはいけない。まずはチームメンバーと一緒に体力作り、球拾い、部室の掃除などをやってくれ」と言われると「やりたいことができないなら辞めます」という話になる。ずいぶんとおかしな話ですよね。
しかし、新卒で入社をし、すぐに辞めてしまう人たちの中には、残念ながら上記のような話をする人が結構な割合でいます。「やりたいことを遣らせてもらえないので辞めます」と。やりたいことをやらせてもらうまでには時間がかかるのです。
日本で働く韓国人の先輩としてのお話しは非常に良いアドバイスでした。ぜひ国籍に関係なく、そして、どこで働くかも関係なく、多くの就活生の皆様に覚えておいていただきたいと願っています。
新卒、転職に関わらず、個人向けの就職支援は随時行っております。一人で進める就活ではなく、自分の立ち位置を振り返りながら、進めていける就活を一緒にやっていきませんか?お気軽にお問い合わせください。