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<好ましくないネタ1>
最近、私の演技動画について、ある方からご意見をいただいた。
ある方というのは、プロとして活躍されている現役の腹話術師である。
厳しい評価まで言ってくれる方が少ないなか、専門家からの率直なご意見は貴重である。
その動画は、相棒である子役の人形が、本番中にトイレに行きたくなるという部分のカットである。厳密に言えば、下ネタである。
人を不快にさせる演技はNGであるが、子供がおしっこしたいというくらいなら多くの人にとって許容範囲なのではないか。実際、この程度のネタは多く使われているし、そのプロの方も同じ認識でおられることは過去に確認済みである。
私自身、過去に、そのネタは使ったことがあり、その時はかなり受けたという印象がある。思い通りに受けるというのは気持ちのいいものである。少しアレンジしてもう一度やってみることにした。
しかし、そのネタを作っているときに欲が出てしまった。確実に笑いをとれるなら、さらに深堀して、より大きな笑いをとりたいと考えた。
そもそも私の腹話術は、癒しメインで、笑いにはそれほどこだわっていなかったのだが、笑いというのは、明確なお客さんからの高評価であるから、やはりもらえば嬉しい。特に反応が少ない出演の後は笑いが欲しいと思う。この笑いという評価が、やる気の1つの原動力となって、次につながっていくような気がしている。今回は、より突っ込んで、積極的に笑いを取りに行くことにした。そこで思いつたのは、実際に、トイレ(紙芝居の裏)に行って用を足すところまでの演技をすることである。
実際にやってみたところ、笑いが取れたのである。ただ、静かになる箇所もあり、もしかしたら、お客さんは笑っていいのか戸惑っていたのかも知れない。最後は笑っていただいて、ほっとしたが、下ネタの深堀は危険を伴うことを胆に銘じることとなった。
最後、プロの方の意見はというと、そこそこ笑いは取れているところは評価しつつ、下ネタでトイレに行くところまでやったことについては、あまりいい印象は持てないとのこと。
人を喜ばせることが目的でやっている腹話術である。一人でも不快にさせるネタなら、慎重にならなければならない。どこで止めるのがよいか、暫くは、試行錯誤が続くのかも知れない。