味覚教室
料理研究家スマイリーの味覚教室はお子様の味覚を研ぎ澄ます教室です。
まずは五基本味である甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の料理を見せます。
見て食べたいと感じたら匂いを嗅いでイメージを膨らませます。
最初に甘味を食べてから感想を聞きます。
甘味は馴れた味なので感想が言いやすいのです。
最後に旨味について説明します。
旨味は日本で発見された味として世界で認められた味です。
次に軟水と硬水を口に含み転がしで味の違いを見極めます。
真剣に味に取り組むことで味覚が研ぎ澄まされてきます。
味覚は体にとって必要な栄養かそうでないかを識別する役目があります。
味には、「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」といった五つの基本味がありそれらの味を舌や喉の“味蕾(みらい)”という器官で感じとります。
「甘味」はごはん、パンなどに含まれる炭水化物であるエネルギー源であり
「旨味」は、肉や魚などに含まれるアミノ酸のたんぱく質であり「塩味」は、塩などに含まれるミネラルでありこの3つの味は、生きていくために「体にとって必要な食べ物」を伝えるため、本能的に好まれる味とされています。
その一方で「酸味」は、“腐敗物”の存在を教える役割。「苦味」は、“毒物“の
存在を教える役割があり、この2つの味は、体を守るために避けるべき「危険な食べ物」を伝えますから、子どもにはもともと苦手な初めは受け入れられない味とされます。
このように、味蕾で味を感じる情報は、「食べて大丈夫か」「飲んでも大丈夫か」「体に必要か」という生体防御の判断をするために必要不可欠なものでその情報は、脳に伝えられ、甘味などの好みの味を感じることができたら、「大丈夫である」というサインが送られるようになっています。
そのため、子どもには、「苦味」「酸味」を感じる野菜や酸味の強い果物など、もともと苦手でありピーマンやほうれん草など、歯で噛むとえぐみや苦味が出る野菜を嫌がるのは当たり前のことなのです。
「苦味」「酸味」は、何度も経験することで徐々に慣れていく味で食経験を重ね、さまざまな味を受け入れられるようになっていくと、味覚は発達していきます。
食べないからといってすぐに嫌いと決めつけずに、苦手な食材は食べやすいように切り方を変えたり固さを調整したり、だしや調味料を使ってえぐみや苦味を和らげるように料理することが大切です。
料理研究家スマイリーの味覚教室はお子様自身の絶対味感を自覚させる教室なのです。
料理は宗教もタブーもなく音楽のように国境を飛び越えていくのです。