ベター

BETTER>BEST

1分で出来る自己投資。

本を読むには時間がないし、空いた時間にはしたい事あるしとそんな方は是非ご覧ください。

役1000字程で役立つ情報お送りします。

今回はBETTER>BESTをお送りします。


good,better,best.と有名な三段活用がございます。日本語にすれば、良い、より良い、最高、となります。

最高は人それぞれの感じ方によって変わることが多いです。21世紀最高の歌手はと聞かれたら、満場一致の答えは出ないはずです。

そして人は自分にとっての最高を求めがちです。みんなが勧めてくる歌手よりも、自分がよく聴くお気に入りに歌手の方が、聴く回数は絶対に多いはずです。

これがより良い歌手になるとどうでしょう?満場一致まではいかなくても、大半の人が同じ歌手を選ぶはずです。より良い歌手では分かりにくいので、今街でよく聴く歌手にすれば、自ずと選択の幅は限定されてきます。

BESTは主観ですが、BETTERは客観的という事です。BESTの基準は自分の中にあり、BETTERの基準は大衆の中にあるという事です。インターネット普及前は情報を仕入れるのはテレビや新聞、口コミなどある程度限定された情報から選ぶ事が多かったので、BETTERな選択は多かった様に思います。

現代はインターネットの普及により、個人個人が自分の好きなものをいつでも調べたり、手に入れたり出来るようになりました。21世紀は個人の時代と言われる様に、個人で解決出来るものが増えています。何かを選ぶときも必然と自分の好きなものを選ぶ様になり、BESTな選択が増えてきたと言えるでしょう。

BESTが増えたのならそれはいい事ではないか、私もそう思います。人間十人十色、それぞれの多様性が認められる世の中の方がずっといいと思います。

そんな世の中でも落とし穴はあって、主観で行動し続けると自分のやりたい事をやりたい様に出来るので、自己満足度は高まるでしょう。しかしそれは自分の中での基準に過ぎないのです。人は他者からの評価を得る事で承認欲求が満たされます。他者の評価を得るには他者の評価軸の中で、より良いものを提供しなければなりません。

他者の評価を得るにはBETTERが何かを理解しなければなりません。しかし現代は前述通り個人の時代、それぞれが自分の好きな様に生きる事ができます。ここが現代の落とし穴なのです。人の好きより、自分の好きの方が優先度が高くなるのが人間という生き物です。

一歩引いた目線を持ち、何が流行っているのか、何が求められているのかにアンテナを貼る事が出来れば、この個人の時代を生き抜く力になります。





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