【連載】ずうずうしい日記 vol.1 面談とチョコレート
はじめまして、スマイルズの津田ひかるです。
今年の5月から、スマイルズのクリエイティブにPM(プロジェクトマネージャー)としてジョインさせていただきました。2回目の社会人1年生、ぴかぴかの新人です。
これからこのマガジンで、わたしの仕事ぶりをみなさまにご報告することにしました。全10回、わたしがバリバリ活躍するようになることを見越しての成長日記です。ダメなわたしもかわいいな、と思える寛容でお優しいかたに読んでいただけたら嬉しいなぁ。へへ。
スマイルズとのなれそめ
スマイルズとの出会いは、大学のゼミ関連で調べ物をしていたとき。「社長も副業の時代」というコピーとともに遠山さんが掲載されたDiscover Japanの記事を読んで、この会社を初めて知りました。自分が何になりたいかなんて全然わかんないけど、ただなんとなく、ここで働けたら楽しそうだなあと直感的に嗅ぎつけちゃったんです。
当時クリエイティブには新卒採用枠がなかったので、ひとまずスープストックトーキョーの説明会に行きました。そこで、「スマイルズのクリエイティブに行きたいんですけど」と人事に申し出て。その後スープストックトーキョーで新卒入社し、1年後、念願だったクリエイティブに異動!そして今に至ります。
3つの作戦
異動して最初のお題は、クリエイティブメンバー全員との面談。
“面談”や“面接”と名前のつくものがわたしは嫌いで。面談する側とされる側、明らかに力関係があるのに、一応建前的には対等を装うじゃないですか。あの独特の空気感が気持ち悪くて、どうしても委縮してしまうんですよね。変にいい子ちゃんぶっちゃう自分も、なんか嫌い。
でも嫌だとばかりも言ってられないので、わたしは3つの作戦を立てました。
その1:まず、“面談”だと捉えるのをやめる。
これは面談ではなく、わたしがクリエイティブメンバーを観察する、エスノグラフィの実践の場であると自分に言い聞かせました。(わたしは大学でフィールドワークや文化人類学を専攻していました。)見られているのはわたしではなく、みなさんのほうだぞ~という気持ち!
その2:自己紹介をするのではなく、相談を持ち掛ける。
中途入社のメンバーしかいない大先輩方相手に、「自分は何者か」「いままで何をしてきたか」で対等に話そうと思うほうが傲りだ!と開き直りました。代わりに「今何をしていて、ここに悩んでいる」と相談ベースで話す。すると、自己紹介にもなるし、相手のことも知れるし、お悩みは解決するし、一石三鳥、おトクだな。
その3:他己紹介リレー。
最後の作戦は、次の面談相手のかたをひとことで紹介してもらい、それをそのひととの面談の冒頭に伝えるというもの。これは最初の面談中の思い付きで、アイスブレイクの話題作り。初対面の新人に他己紹介して、と言われると、大抵ポジティブな紹介をしてくれます。だからこの他己紹介リレーは、面談の最初に「前の面談相手だった〇〇さんが、あなたのことこんな風に褒めてましたよ~」と伝える時間になる。ゴマすり感なく、先輩がたに気持ちよく面談の時間を過ごしてもらうためのあざとい秘策。我ながらナイスアイディアでした。
今日の学び
結果的に20人連続面談は、わたしが無口になるほどの心配と吐きそうになるほどの不安をよそに、あっという間に終わりました。ふつうにみんなとのおしゃべり、楽しかった。でもそれはわたしの作戦がどうこう、というよりも先輩がたのお陰だと思っています。(なんかわたしが言うと、どうやっても嘘っぽいな。)
組織たるもの、ひとりくらいはイヤ~な感じのひとにいびられたり、つまんない自慢話を延々聞かされたり、それで「すご~い」とか言わされたり。そういうこともあるんだろうなと思っていたのですが、(すみません)それどころか、みなさん目線を合わせて誠実に話してくれて。びっくり。
面談から4か月が経ちますが、みなさんの印象はあんまり変わりません。
「これは津田の発案なのですが」と打ち合わせでクライアントに伝えてくれていたり、
「責任はおじさんがとればいいんだから、若いひとは自分がやりたいことを好きに言ってくれればいいんだよー!」と言ってくれたり、
「困りごとはない?」と電話をくれたり、
おいしいチョコレートをくれたり。笑
(写真右のスナガさん、見た目はちょっと怖いけど、おいしいチョコレートをくれます。)
初めてだらけの連続に、自分のやれることの少なさと気配りのできなさを痛感しつつも、先輩がたに甘える毎日です。(ひとりぶっちぎりの新人ってオイシイな。)ただ、できないなりに、できることを気を引き締めてごりごりやっていく所存です!押忍!
今日の学び:仕事中に食べるチョコはめっちゃおいしい。
///////////////////////////////
▼クリエイティブチームのお仕事について
▼この記事を書いた人
津田ひかる(つだ・ひかる)|プロジェクトマネージャー
1996年、兵庫県生まれ、パキスタン・ベトナム育ちの一人っ子。慶應義塾大学環境情報学部で社会学・コミュニケーションデザインを学び、卒業。2019年株式会社スープストックトーキョーに新卒入社し、アトレ恵比寿店での経験を経て2020年クリエイティブ本部へ異動。現在はプロジェクトマネージャーとして、主に外部案件のプロデュースやコンサル、企画を担当。