【最終回】ずうずうしい日記 vol.10ひとまずのゴールテープ
《前回までのあらすじ》
担当案件が無念の結果に終わり、珍しく悲哀に満ちた新人PM津田によるこの日記もついに最終回…⁉
《前回記事はこちら》
こんにちは、津田ひかるです。
いよいよ、全10回で連載していたこの「ずうずうしい日記」もついに最終回となりました。うぅ…寂しい!
「ツダnotePJ」が立ち上がったのは、去年の春ごろ。
スマイルズがクリエイティブチームとして、初めての新卒採用を開始しようと目論んでいたころのお話です。
「ツダちゃん、noteで連載してみない?」
声をかけてくれたのは、広報のハナツミさん。
「ツダちゃんが自由に発信できる場所がひとつでもあると違うし、noteのコンテンツが増えるのはありがたいことだから。」との優しい提案に、二つ返事で「やります!」と言いました。
ミッション:新人PJとして、成長日記を書き上げろ!
まず取り掛かったのは、ツダの素材集め。(!)
「初々しく、フレッシュな感じで、イメージこういうトーンで…」
ノザキさんディレクションで、noteのヘッダー用の素材をミシマさんに撮ってもらいました。せっかく「初々しくフレッシュ」に撮ってもらったのに、その後割とすぐに金髪にしてしまいました。ごめんなさい!
そして扉絵は、スープストックトーキョーパートナーのシュさんに作ってもらっています。毎回、本当にありがとうございます!
裏ミッション:スマイルズのNiziUになれ!
必要素材が集まったところで、いよいよ執筆。
わたしはノザキさんやハナツミさん、採用チームのみなさんとたくさん相談して、いくつかの裏ミッションを掲げていました。
①新卒に向けた情報発信
採用を進めていくと感じるのが、どうもスマイルズは「キレイ」に見えがち、ということ。笑
キラキラしていて、華やかで、お洒落で…そんなイメージを強くお持ちのかたが多い印象があります。もちろん仕事は楽しいし華やかな部分もあるけれど、実際はうまくいかないことも、地道なこともあります。
公式HPとかその他インタビュー記事だとか、そういう媒体で「キレイ」なスマイルズが発信できているのなら、このnoteではリアルな一面も含めて、ちゃんと入社後のイメージがつかめるような内容にと意識していました。
②応援したくなる成長日記
ずうずうしい日記は、等身大の新人が奮闘しているリアルな様子を伝えることで、なんだか憎めない、そんな読後感を目指して「ずうずうしい日記」と命名しています。(自分で言うのは恥ずかしい)
奮闘しつつも確実に成長していることがわかるから、応援したくなる。そう、いわばこれは "スマイルズのNiziプロ" を目指していました。笑
そのためあえて前半はゆるめに、回を追うごとにつれて内容もレベルアップしていくことを意識。ノザキさんやハナツミさんに校正をお願いしていたのですが、後半は「もう少し踏み込んで」「もう一声」とFBもハードモードになるのをなんとかくぐり抜けてきました。
③じぶんプロジェクト、をつくる
きっかけはハナツミさんがくれたものの、これはわたしにとってはじめての「じぶんプロジェクト」。全何回構成にするか、ボリューム、内容、更新スケジュール、だれに協力を仰ぐのか、などなど全部がじぶん次第。
じぶんでハードルを設けて、周りの力を借りながら、じぶんでそれを超えていく。たかが日記と思われるかもしれませんが、なかなかいい筋肉痛を感じています。笑
全10回を完走して
経験を語りなおす
ずうずうしい日記を書くことは、言い換えればその仕事を振り返ること。
終わってから改めて自分の言葉で語ってみることで、じぶんにとっての意味を発見したり、腑に落ちたり、逆にわかったつもりになってしまっていることが浮き彫りになったりします。
大学で所属していたゼミで、先生がことあるごとに「振り返りをしなかったら、その経験はなかったことと同じ」と言っていたのを当時「そんな大げさなぁ」と思っていましたが、今はまさにその通りだなと。
経験は振り返り、語りなおすことで初めてじぶんのものになっていく、ということをこれを書いて改めて実感しています。
言い訳にできる
前述した以外にも、これを執筆するためにPJメンバーに改めて取材したり、写真撮影に協力してもらったり、内容について壁打ちしてもらったり
本当にたくさんのスマイルズメンバーに協力してもらいました。
書くことなくてとりあえず様子見したvol.1の初回面談。
今読み返すと内容がなくて恥ずかしいvol.2初出張。
憧れの先輩に読んでもらえたvol.3の&WOLF。
初めてのひとりPMでおっかなびっくりだったvol.4のYOKANKA。
公表できる案件がなさすぎてプロセスについて書いたvol.5アイデア出し。
引き続き公表できる案件がなくて中盤に自己紹介する謎のvol.6。
頭つかう案件もあるよ~、なvol.7ワークショップ。
直接担当ではない案件を自分なりに嚙み砕いたvol.8PTBM。
終盤にして、失敗について語った珍しく悲哀たっぷりなvol.9。
こうやって見返すとどの回も愛おしく、そして成長日記としてはアバンギャルドな構成。笑
そして更新するたび、ずうずうしく【非重要】とタイトルをつけて全社メールをしたり。
こんなに素敵な感想を送ってくれるかたもいました。
今回ぐっときたのは、
「やったことない」をやり続けることで自分の価値をつくりたいと思っています。スペシャリストにはなれないかもしれないけど、いつかそれがわたしの武器になっていく気がしていて。
・・・確かに。
今回異動となった小生に求められているのはまさにこれだなと
ピコピコハンマーで殴られた気分でした。
今回もありがとうございました
待ってました!
そして今回も面白かった!
成功してないのがいい!
ごめんなさい
でもね、失敗のほうが学びが多いと思う
思い入れがあればあるほど
次回楽しみにしてます~
社外の方にも読んでいただいていたり、採用を受けてくれている学生さんから感想のメールをいただいたり。読んでくれているひとが確実にいる、というのは本当に嬉しくて。ありがとうございます!
新人成長日記、後継者現る…⁉
いつまでも「新人PM」を名乗っていたい気持ちは山々なのですが、4月から社会人4年目になる身にはさすがに許されないそうなので、新人成長日記はこれにて完結。
ですがこれからは、新人PM津田ひかるのずうずうしい日記、改め、続・津田ひかるのずうずうしい日記、としてローンチ後の担当PJを振り返る場として不定期更新していきます。気が向いたら、ぜひご覧ください。
そして!
今年、新卒カイワイ採用で入社したメンバーが新人成長日記を引き継いでくれることになりました。新たなマガジンとして立ち上げ、更新していきますので乞うご期待です。
まずはアカオくん。
ひょうひょうとした爽やかな第一印象とは裏腹に、天然でおとぼけなところがチャーミングな愛されキャラ。スマイルズ生活価値研究所の研究員を始め、外部案件PMを担当しています。
次はラクムラさん。
ものすごい集中力を持つしっかり者PM。ですがひとたびオフィスを抜ければ、趣味の音楽やお酒の話を本当に楽しそうに話すギャップに、わたしは何度もときめいています。
そしてコイケさん。
濃いめの関西弁で、堂々とパワフルに話す姿に最初は圧倒されましたが、実は繊細でカワイイ一面も。新卒唯一のデザインチームとして、外部案件を中心に担当しています。
これまでずうずうしい日記を読んでいただき、成長を見守っていただき(⁉)本当にありがとうございました。これからも新しいメンバーによる更新を、お楽しみに~!
今日の学び
ツダも今度は先輩らしく、3人のnote更新に全面協力すべし。
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▼クリエイティブチームのお仕事について
▼この記事を書いた人
津田ひかる(つだ・ひかる)|プロジェクトマネージャー
1996年、兵庫県生まれ、パキスタン・ベトナム育ちの一人っ子。慶應義塾大学環境情報学部で社会学・コミュニケーションデザインを学び、卒業。2019年株式会社スープストックトーキョーに新卒入社し、アトレ恵比寿店での経験を経て2020年クリエイティブ本部へ異動。現在はプロジェクトマネージャーとして、主に外部案件のプロデュースやコンサル、企画を担当。