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坂本博之さんのこと。

こんにちは☺️児童養護施設出身・少年院出身の、青年自立サポート団体 NPO法人スマイルリングでの、青年たちとの日常をnoteしています😁✨

(↑ 少年院出身の青年が、初めて憧れの坂本博之さんのジムに行った時。坂本さんのこの顔😁✨)




 児童養護施設や少年院出身の青年たちをサポートする私たちの団体NPO法人スマイル リングには、
とても素敵な名誉理事の方たちがいる。

 そのうちのお一人が、ボクシングを好きな方なら絶対に知っておられるのではないだろうか。

元日本ライト級チャンピオンの
坂本博之さんだ🥊✨



 この坂本博之さんご自身も、児童養護施設で子供時代を過ごした。


 現役のボクサーだった頃。

 世界チャンピオンを目指していた坂本さんは、自らが育った児童養護施設の子供たちに『絶対にチャンピオンベルトを取るよ』と約束をしてリングに立ち続けた。

 残念ながら世界チャンピオンのベルトは取れなかったけれども、いつまでも記憶に残る、鮮烈な感動を人の心に刻み込むような、すばらしいボクシングの世界を生き、戦い続けたレジェンドだ。


 現在はボクシングジムを経営されている坂本博之さん(現SRSボクシングジム会長)


 そのお人柄は偉ぶったところが微塵も無く。気さくで優しくとても暖かく。ユーモアに溢れ。そして、なんと言っても“熱い”方だと思う。


 坂本さんは、ボクシングジムの経営をされながら、日本全国の児童養護施設や少年院などを訪れ、ボクシングを通して、子供達、青年達との心の交流を深めることをライフワークにされている🥊


 スマイル リングでも、坂本博之さんや、元祖入れ墨ボクサーの川嵜竜希さん(スマイルリング名誉理事)と『ボクシングセッション』を行っていて、その時間は、私達スタッフにとっても、子供達にとっても、本当に素晴らしい体験となっている(現在はコロナ禍で残念ながら開催できないのだが💦)


 坂本さんが子供達に向かって、


『嬉しかったこと、

 悲しかったこと、

 腹が立ったこと…。

 全部拳に込めて、ここに打ち込んでごらん』


 と、自らが一番燃えて、本気になってミットを構えているその姿は、見ている大人達も自然に熱くなってしまうし、

 初めは恥ずかしがって遠慮がちだった子や、『やりたくない』と言っていた子も、いつの間にか真剣な表情になって、パンチを繰り出し始める。


 それは暖かくも、真剣勝負の凄く素敵な時間だ。


 その坂本博之さんや川嵜竜希さんが、帯広少年院のボクシングセッションに来てくれたことが縁となり、プロのボクシング選手になる事を夢見るようになった青年。


 少年院を出所後、その青年の想いを受け止めてくれた坂本博之さんのジムで、彼は今、ボクシングの練習に汗を流している。



『会長には、

 もう数え切れない位ハグしてもらいました。

 いつも僕が何かに挑戦する時、

 何度も電話をくれたり、

 「大丈夫か?今どうなっている?」

 と聞いてくれたり、心配してくれます。

 本当に僕は、会長のことが大好きです!』


 社会に出て、その厳しさを、今存分に味わっている彼は…。


 『それでも自分は本当に幸せです』と言う。


 それは、雲の上の存在だったような、絶対的に強くてかっこいい、心から尊敬する人に、人として大切に扱われている事を、実感できるからだと思う。


 子供や青年は、失敗を繰り返しながら成長していくものだ。その時に、心から自分を分かってくれて、支えてくれる大人が、絶対に必要なのだ。

 

 一生懸命“生き直そう”ともがいている彼のそばには、坂本博之さんのような素晴らしい、本当に暖かく、強い支えがある。


 自分を作り上げようと、悩みながら奮闘している彼の未来を、とても楽しみにしている私である。


青年サポートは、素敵な大人が居てこそなのだ😆🙌
NPO法人 スマイルリング
理事 ののむら ちあき😁

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