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心の持ち方が体調をつくる

安保徹 教授の『免疫革命』の著書より

病気になりやすい性格とは・・・

頑張るということは責任感の現れでもあり、よいことと受け止められがちですが、頑張りすぎるというのは必ずしもよいことではありません。頑張りすぎて、交感神経過剰優位になって病気になってしまう人が沢山います。

例えば、仕事を全部自分一人でかかえこんだりすることは、決してほめられたことではないでしょう。まじめで完璧主義もいきすぎれば、あきらかに交感神経緊張を招きます。

ついつい頑張ってしまう人や休みがちな人、それぞれに人間独特の性格もあると思います。

しかし、健康を維持するためには、自分の性格・傾向を見極めて、極端な状態になってしまわないようにすることが大切です。

勿論、不可避的な苦しい状態も人生には時折訪れます。それがストレスになることは確かにあります。家族の誰かが重い病気になったり、配偶者や大切な人を亡くしたり・・・悲しみや苦しみは大変辛いものです。

そういう辛さを乗り越えるのは大変なことです。しかし、その後いつまでも嘆きながら過ごすのが、自分にとっても周りにとってもよいことなのか、考えてみるべきです。

強い感情の動きというのは、身体にも必ず影響を与えます。

一つの事をひどく深く悩んだり、ちょっとしたことにすぐクヨクヨと悩んだり、妬みひがみの気持ちを持ち続けることは、心も体調もゆがんできます。そして、悲しいこと、辛いこと、我慢しなければならないことをためこむと、まさにストレスが体をむしばんでしまします。

人生への心のもち方は、病気を防ぐ上で実はとても大切なのです。                  心のもち方が体調をつくるのです。

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