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イマイチ納得いかないこと

私はネイリストの資格を持っている。

2017年にそれまで7年程勤めていた職場を辞め、職業訓練でネイリストになる勉強をしていた。

ネイリストになるのに、特に取得していなければいけない資格はない。無資格でも開業出来てしまうのがネイリストだ。

しかし、日本ネイリスト協会が実施している検定試験というものがあり【ネイリスト技能検定試験】【JNAジェルネイル検定試験】という技術を計る目安がある。

ネイリストの資格は民間資格だが
【ネイリスト技能検定試験】は
1級、2級、3級と3段階

【JNAジェルネイル検定試験】は
初級、中級、上級と3段階

の資格があり、一般的には2級と中級を持っていればプロに相当するレベル、ネイリストとして就職先を探す際にも、この資格を持っているかどうかはひとつの採用基準となっている。

私は自分自身がジェルネイルをしていたので、ネイルの仕事に興味はあったが、かと言って長い爪にしたいわけではなかった。

ネイル資格の1級や上級が長さを出す技術に相当するが、そこまでガッツリ勉強したいわけでは無かったので、2級と中級までしか取っていない。

職業訓練に参加してみて分かった事は、皆仕事を見つけたいからそのために職業訓練に通うのに、資格取得には無職の身でそれ相応の費用がかかるという矛盾。

しかも職業訓練のカリキュラムでは、2級資格の半分くらいの事までしか教えて貰えない仕組みになっており、結局はその職業訓練先のネイルスクールに別料金を支払ってそこに通い続けるか、他のスクールを探して通うかしなければいけなった…。

私は当時、失業手当をもらいながら職業訓練に通っていた。
職業訓練校の別料金は高額に感じたので、ネットで調べて一番安いスクールに入った。

スクールに通い最後まで資格を取ろうとすると、ざっと100万円近くかかるというのがネイリスト資格であると言えよう。

私は職業訓練を利用したのと安いスクールを選んで半分までしか勉強していないので、そこまではかかっていない。

当時はやる気があり、他の資格も取ろうと熱心だった私。

福祉ネイリストというものにも興味があり、将来老人ホームなどで施術し利用者さんの笑顔が見れたら素敵!と、そこのスクールで別料金を出してこの資格も取得した。

福祉ネイリスト資格と言っても、薄っぺらい福祉的な講義を少々、最低限のネイル技術を少々、研修という事で実際施設で施術する事などを経験し、基本お金を出せば誰でも簡単に取れる資格という印象である。

私が福祉ネイリストの資格を取得した時はまだ協会を立ち上げたばかりの頃だったらしく、途中で急に協会の名称が変わったりもしていた。

最初のうちはやる気もあったので、イベントに参加して福祉ネイリストのブースを出してみたり、老人ホームにお試しで福祉ネイリストとして訪問したりもしていた。

しかし、2019年、自分自身が体を壊し、入院や手術を経験。
2020年からの長きに渡るコロナ騒動…。

その間にネイルへの情熱は失速し、週2日で細々と勤めていたネイルサロンも辞めた。

納得いかないことというのは、福祉ネイリスト協会の会費についてである。
協会に所属し続ける限り、毎年5,000円がかかる。

福祉ネイリストとして現在活動している人達にとっては必要経費であるとは思う。

しかし私は現在、福祉ネイリストとして何の活動もしていない。
また、もし活動をする場合、もしもの時のために、別途保険にも加入しなければならない。

そんなわけで、今までこの数年間は毎年「休会」をお願いしていたわけであるが、今年から規約を変えたのか「休会手続きは1年間まで」となったようだ。

となると、この先毎年何の活動もしていない福祉ネイリストという肩書のためだけに毎年5,000円を協会に支払い続けなければならないということなのか…?

私はこの件に関してつくづく、下手げに資格などは取るもんじゃないなと感じた。

資格、資格、と色んな資格はあるけれど、所詮民間資格は商売!資格ビジネスなのだ!!!

今年から休会は1年までという事で、また今年も休会手続きはしてみたものの、来年から私が福祉ネイリストとして活動している未来はまったく見えないのであった…。

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