デザイナー目線で見る決算説明資料 #27 (ピースリー)
より良い投資家コミュニケーションの設計を目指す「IRデザイナー」が、ビジュアル・ワーディング・内容、3つの観点で気になった決算説明資料を毎週紹介していきます!
今回は、2020年11月30日〜12月4日に開示された決算説明資料を紹介します!
株式会社ピースリー(証券コード:6696)
プラットフォーム、プロダクト、プランニングの頭文字を社名にしている、ピースリーの決算説明資料です。
事業概要のページでは、事業の一つであるデジタルサイネージ市場規模を年度のグラフで表示していました。市場規模の成長をこのようなグラフで表示しているのは初めて見ましたが、成長度合いがよく分かりますね。
グラフ上に描かれた矢印とななめの文字も、成長の勢いが伝わる表現で良いですね!
ピースリーの資料では、グラフや写真等の角が全体的に丸くなっているのが見受けられたのですが、決算概要などで使われている表も角が丸くなっていました。
表の角を丸くするのはひと手間ですが、印象も統一されますし、なんといっても数字ばかりで殺風景になりがちな表がとても親しみやすい印象になって良いですね!真似したい表現です。👀
事業別の状況の紹介ページでは、美容サロン向けサイネージ端末の開発が紹介されていました。きっと、最近タクシー内に設置されたデジタル広告の美容室バージョンみたいなものなのだと思います。
タクシー内のデジタルサイネージがすぐに普及したように、こちらも新しいサイネージとしてすぐに普及していくのでしょうか。楽しみです。
サロンに行く際には、興味深く見てみたいと思います!👀
https://drive.google.com/file/d/1pLvzTHkHWseF8MUaDImaC2vSu2tAyii_/view
今週の紹介は以上です!
いま決算資料へのリンクを貼って気づいたのですが、ピースリーは決算説明資料をGoogleドライブに上げているのですね!上場企業はすべて、宝印刷かプロネクサスのシステム(TDnetやEDINETに提出したPDFを自動的にIRサイトに反映させるシステム)を使っていると思っていたので、初めて見ました。
手動で反映しているのかな?どういう運用になっているのか、気になるところです・・・!👀