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デザイナー目線で見る決算説明資料 #1 (博展/アクセル/共和コーポレーション/エスクリ)
より良い投資家コミュニケーションの設計を目指す「IRデザイナー」が、ビジュアル・ワーディング・内容、3つの観点で気になった決算説明資料を毎週紹介していきます!
今回は、2020年5月25日〜5月29日に開示された決算説明資料を紹介します!
株式会社博展 (証券コード:2173)
こ、この表紙右下のブラックホールのようなものは一体何なのでしょう・・・!?きっと何らかのコーポレートメッセージを表現していると思うのですが、知らない私が見ると少し怖い印象を持ってしまいましたw
「博展 黒い渦」で検索してみましたが、答えにたどり着くことはできませんでした・・・。非常に気になるところです。
基本的にはグレー系と青系のみを使った資料でまとまりがありましたが、利用しているフォントが揃っていない箇所があったので、統一できるとより良さそうだなと思いました。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2173/tdnet/1838921/00.pdf
株式会社アクセル (証券コード:6730)
こちらの資料は、図での見せ方がとても上手だなと思いました。
例えば「アクセルグループの概要」ですが、どのような企業があって、どのような関係性で、何をやっている企業なのか、また連結決算の範囲までもが初めて見た私にもすぐに理解できました。
「2020年3月期 連結売上高の概要」も、前期と今期の売上を比べてどの事業が増えたのか、増えた理由は何なのかを1ページで一気に理解できるようになっており、とても工夫されてるなと思いました!
全体的に文字が小さめなので、説明会等で投影する際には見づらくなってしまう可能性も懸念されますが、文字を小さくすることで適切に余白をとってレイアウトできているため、スライド1枚1枚の情報量が多いと感じることなく、非常に読みやすかったです!
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6730/tdnet/1839580/00.pdf
株式会社共和コーポレーション (証券コード:6570)
アピナ等のアミューズメント施設運営や機器販売を行っている企業なのですが、表紙などに、その事業内容を想起させるイラストが配置されていました。取り扱っている事業の楽しさがビジュアルで伝わってきて印象に残りました。
このようなイラストは、IR資料に限らずさまざまな資料に挿絵として使えるので、用意しておくと何かと便利ですよね!
個人的には、私の出身地である長野県の企業だったということを知ってびっくり。今後も応援したくなりました!
株式会社エスクリ (証券コード:2196)
フォントに游ゴシックを選択しており、洗練された雰囲気がブライダル事業とマッチしていて素敵です。利用している色もグレー系とコーポレートカラーの淡い緑のみで、非常にまとまりのある資料でした。
施設リニューアルや戦略、新規事業などは写真をふんだんに使って紹介しており、文章を読まずともイメージができました。写真やイラストはあるならば掲載するべきだとだと感じます。
一方で、数字の部分は表のみの表現だったので、こちらもグラフィカルになるとより良さそうだなと思いました。
今週の紹介は以上です!
とりあえず、ちゃんと毎週続けられるように頑張りたいと思います💪
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