菅澤さんへの質問《写真編》
こんにちは。ミキです^^
先日、菅澤明男さんと電話でお話する機会をいただきました。
(菅澤さんはこんな方です、と、私からは説明しきれないので省きます(^^;;)
古道具や古着に全く興味のなかった私が、
菅澤さんの世界観にすっかり魅せられてしまい、菅澤さんの紹介する全てが美しく見えてしまう魔法にかかってしまいました。
そんな私が気になっていたことを沢山質問させていただきました^^
ステキな回答が聴くことができた内容をシェアしたく、記録しました。楽しんでいただけたら嬉しいです。
《菅澤さんのラジオ配信》
写真を撮るときはどんな意識で撮っているのでしょうか?
菅澤さんのInstagramでは、菅澤さんの愛する古道具や古着の写真が並んでいます。どの写真も美しくキラキラしています。何故、このような写真が撮れるのか、特に「どんな意識でカメラの前に立っているのか」について興味がありました。
菅澤さん:
無心ですね。または、何となくテンション高くて、フフフって撮っているか(笑)
いい写真を撮ろうとはしていないです。多少はしてるのかな。。。
ポージング撮るのとかはよくわからないですが、自然体で、服がちょっとでもよく見えたらなと。
生地の動きが好きなので、1秒前(タイマー設定)ぐらいで、バッと動いたりしています。
心が無に近い状態で、自然体で、あるがままでいたいかな。
楽しいフフフってなっているときは、その時の自分のテンションに合っている服だったり、その日の感情がいいリズムで埋もれているときは、鼻歌とか歌いながら(笑)
ちなみに、Instagram投稿写真は、
ほぼほぼ自撮りで、
スマホ(android)と三脚を使用して撮られているそうです。
キレイに撮るコツは、タイマー設定にして、シャッターを押したら、
画面に入り込まないように遠回りして、立ち位置まで移動すると
フォーカスがいい感じに合ってキレイに撮れるそうです。
画面に入り込んだまま立ち位置に移動すると
ピンボケしちゃうみたいです。
古道具などを取るときはどんな意識で撮っているのでしょうか?
古道具や古物なども、菅澤さんが撮る写真はとても美しいです。それぞれがパネル写真になって飾られたギャラリーがあったとすると、それは愛に包まれた空間になることは容易に想像できます。
菅澤さん:
ズームなど拡張して撮ることが多いんですけど、自分の目では見切れない細部まで見させてもらえている気がして、それだけでもテンションがあがりますし、
物体一つではあるんですけど、その中により世界が広がっているような、
そういう意識で、古いモノの写真を撮っています。
違う景色を見させてもらえているというか、普段とは違う、より濃密な、濃厚な接し方をさせてもらえていて、写真を撮っている行為、ではあるんですけども、その行為ひとつでさえも、古いモノを愛でさせてもらっている、という感覚と大差はないんですよね。
まっすぐ愛情を、写真撮っているだけかもしれないんですけども、
その時間でさえも、自分の中では大切にしているんですよね。
「菅澤明男」そのものが自然体であって、その自然体であるがままに、
古い服をただただまっすぐ愛している自分の姿が、身にまとったときに
全体に溶け込んでいくという感じというか、
キレイに撮ろうとか、カッコいい写真撮ろうとか、
そんなに高みのことを求めていなくて、
それでも写真見返すと気持ちが良くて、
実際に、見てもらえている人がいるというのは、
古い服を着た自分そのものが、より自然体であるからなのかなぁ。
古道具を撮っている自分の姿勢とかも、そういうまっすぐなアレが写真に現れているのかなぁって。
ミキ:
このお皿の写真、ホントに美しすぎてヤバいなと思って。割れている断面とかこんな風に撮れるって、、、!!
菅澤さん:
このお皿も、多分、失敗しちゃって、何かで割れてしまって、土に埋めてあったのか、そのまま近くで熱せられてポイされて、放置されていた、破片とその時の土がめちゃくちゃ繊細に、これ全部張り付いているんですけど、
自然の作っていく過程の成り行きでこれが生れたのかと思うと、
尊いという言葉の次元を超越した何かを自分は感じてしまって。
ここに人間の意識が入って、何か作品を創った、それはもちろん、その人のエネルギーが入っているので、全く別のいい形があると思うんですけど、
自分の中で古いモノに感じる全部に共通しているのは、
究極に自然体であって、
特に、服より古道具はそういう部分を感じれるところが沢山あるので、
それがたまらないんですよね。本当に。
ただ、美しいな、と思っているんで、それが伝わるのは嬉しいですね。
ミキ:
この写真を見ると、この角度から撮れる感覚が本当に凄いなぁって感動します。ホントに美しいですよね。
菅澤さん:
ありがとうございます(笑)
この感覚は、無意識的な部分であって、自分の中で当たり前すぎる、
絶対的な、感じれる心というか信念というか。
それがそのまま写真を撮ったときに、
自分の目のフィルターを通して、そのまま丸腰で反映されて
見て下さっているのかなぁ。
ミキ:
菅澤さんが、意図して撮っているのではないことがよくわかりました。
道具が菅澤さんの想いに応えている感じがします。
菅澤さん:
ただただ、好きすぎるところがまっすぐ反映しているのかな。
自分もまっすぐ、愛情を注がせてもらっていると思いますし、
それに負けないくらい、
古いモノから愛してもらっている自分がいるな、って
いつもいろんなモノとか見ていて思うので、
本当にお互い自然体の相思相愛なのかな、って。
以上、ミキから菅澤さんへの質問《写真編》でした^^
「写真のことでこんなに突っ込まれたのは初めてです!そこそんな掘り下げる人いないです(笑)」と菅澤さんはおっしゃられていましたが、興味があった方も沢山いるはず!!と思ってシェアしました。
もしかしたら、続きます^^
読んでくださってありがとうございました!
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