東洋囲碁8段戦第11戦
僕の白番です。
持ち時間は20分秒読み30秒です。
三々と天元の組み合わせで珍しく碁となりました。
黒11で受けると2からここで収まる予定でした。
地味に白16の抑えは大きいところですので、黒は1と這う進行の方がと思います。
白18、20、22と打つのが手筋になります。白は先手で整形できました。
黒は23で抵抗しても白はこのように楽にさばくことができます。この図はAのコウもありますので黒は全然ダメです。
白42とここから手をつけていきました。
黒45で反発するのは黒も低くなるので、不満だったでしょうかね。
46まで白ペースと思っていました。天元の石が働いていないのが分かります。
途中白48、50と打つのが手筋です。1と取りたいですが、2,4と取れますので、この図は白不満ありません。
黒は79と動くしかありません。83と打たれても特に心配はありません。
安全に打ちましたが、少し物足りなかったかも知れません。
1と抑えておくのも良かったです。2と打つのはこのように取られてしまいますので、黒は渡らせるしかなかったと思います。
ただ、104と抜ければ白優勢です。
116と切りから打ちました。地は損ですが、先手で生きました。
134が大きく白優勢は変わりません。
黒149、151と切りましたが、これは上も痛むため黒はあまり得していません。
162手完白中押し勝ち 地合いで開いているため投了も仕方ないですね。
この碁は黒は天元の石が働かなかったのが敗因かと思います。
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