東洋囲碁8段戦第14戦まさかの読み落とし
僕の黒番です。持ち時間は20分秒読み30秒です。
黒番だと少し苦手なんですよね。白番の方が好きです。
17まで僕の好きな布石です。9の手が流行な手ですよね。
これと比べると黒石がしっかりしていて好きです。ただ、白も強くなっていますので好みではあります。
白18も今まではない感覚でしたが、今では真っ先に考える手になりました。黒23は普通に開くのでは面白くなく、気合でここまで行きたいところです。
白32では隅に打つ手もあったと思います。白36とこんなところにつけてきました。
1と隅に打ってこの進行もあったのかなと思います。
黒37は伸びるくらいと思います。47まで黒が繋がっていき好調と思って打っていました。
1と反発しても2と打たれるので、あまり良くないと思います。
白54でここで生きるのは辛いでしょうね。59、61とここまで厚くなり、これははっきり優勢となりました。ここから良くなりすぎておかしくしてしまいます。
隅はまだ生きていないんですが、白68と打ってきました。隅を取っても良かったんですが、とりあえず69、71と続けて打ちました。
黒85が欲張った手でしたかね。やはり平凡に隅を取るんでしたか。
1なら取れているのは分かっていました。ただ、4と継ぎを先手で打たれるので、そこが悔しかったのです。しかし、このほうが確実で良かったですね。
黒89が狙いの手でこの進行でも白は目がないので苦しいはずです。黒93がやりすぎでしたかね。いろいろ選択肢があったので、逆に迷ってしまいました。
このくらいでゆっくり打ち進めるのでした。
93、95と一番厳しい手を選びました。白108と来られても大丈夫という読みもありました。
黒111で112と取るのはダメですね。黒113の手が見えて大丈夫と思っていました。
1はこの読みで大丈夫ですし、
こちらから来られても大丈夫という読みでした。
白114の手が抜け落ちていました。取られては一気に敗勢となりました。
最後ボロボロになってしまいましたね。序盤からいいペースで進めていただけに残念な敗戦でした。