清澄白河に10年住んだ私がおすすめするお店・観光スポット20選
私は清澄白河が気に入って、2014年から2024年までの10年間、清澄白河に住んでいました。
東京メトロ半蔵門線と都営大江戸線があるので、交通の便も良く、東京や銀座まで約20分。半蔵門線は東横線にも繋がっているので、カフェ巡り好きなら、都内どこまでも気軽に行けちゃいます。
清澄白河はカフェ好きだったら絶対知っているエリアですよね。
下町の雰囲気を残したエリアでしたが、2015年にブルーボトルの1号店がオープンしてからは一気にカフェの街として知られるようになりました。まさにカフェ好きさんが憧れる場所。
2015年以降はどんどんオシャレなお店が増えました。
カフェだけでなく、おいしいパン屋さんやレストラン、かわいい雑貨屋さんも多いのが特徴です。
その上、自然や歴史、美術館も満喫できるので、街歩きが楽しいんです。
今回はそんな清澄白河の魅力をたくさん紹介します。
カフェ
カフェ好きだったら、清澄白河は絶対楽しいエリアです。
日本1号店として話題になった『Blue Bottle Coffee(ブルー・ボトル・コーヒー)』を始め、サードウェーブ・コーヒーが根付く清澄白河。
コーヒー専門店やオシャレなカフェ、こぢんまりしたカフェなど、1日では巡りきれないほど、個性的なカフェが揃っています。
近隣エリアの木場や新木場などの地名から分かるように、清澄白河も木材屋さんが多いです。だからこそ、元々木材屋や倉庫だった建物をリノベしたカフェも多く、天井が高くて広々とした空間が特徴です。
その中でも私が何度も通うほどのお気に入りのカフェや、雰囲気に一目惚れしちゃったカフェをご紹介します。
📍ALLPRESS ESPRESSO
2014年にオープンした『ALLPRESS ESPRESSO(オールプレス・エスプレッソ)』は、ニュージーランド発のカフェ。
エスプレッソをお湯で割る「ロング・ブラック」や、スチーム・ミルクをたっぷり注ぐ「フラット・ホワイト」など、オセアニアらしいメニューも。
木造の倉庫をリノベした店内は天井が高く、開放的!
昔はモーニングプレートが食べられたので、ゆったりとコーヒーを飲みながらおいしい朝ごはんを食べるのが幸せな週末の過ごし方でした。
近くには木場公園や現代美術館があるので、コーヒーをテイクアウトしてお散歩もするのもおすすめです。
📍iki ESPRESSO
2016年にオープンした『iki ESPRESSO(イキ・エスプレッソ)』も倉庫をリノベしたカフェ。
週末は行列必須!平日でも混んでる人気店です。
2階の窓際は明るくて開放的。反対側はアットホームな雰囲気で、大きなスクリーンに映画が上映されていたり。居心地良くてのんびりしたくなっちゃう雰囲気です。
料理はデリもスイーツも華やかで迷っちゃう!
エッグベネディクトはナイフを入れると黄身が流れ出て、このとろとろ感が大好きです!ぜひカリッとトーストされたカンパーニュにとろりん卵を絡めて食べてみてください。
iki ESPRESSOはオシャレな雰囲気だし、料理もおいしいんですが、フードの提供にかなり時間がかかるのが難点。。時間に余裕がある時の訪問をおすすめします。
📍iki Roastery&Eatery
『iki Roastery&Eatery(イキ・ロースタリー・アンド・イータリー)』は、2022年にオープンしたiki ESPRESSOの姉妹店。
こちらも天井が高く、開放的でウッディな空間。
2階は屋根裏部屋みたいな雰囲気です。
バリバリのバゲットサンドイッチやデニッシュ系のスイーツパン。パン好きさんならぜひ行ってほしいカフェです。
雰囲気は大好きなんだけど、こちらもオペレーションがあんまり良くないのが残念。。
📍Park Stand Tokyo
『Park Stand Tokyo(パーク・スタンド・トウキョウ)』は、2022年にオープンしたカフェ。
外観は倉庫みたいだけど、中に入るとログハウスみたい。観葉植物がたくさんあって、ソファーはアンティーク調。しかもふかふかで居心地良いんです。
仙台堀川沿いにあるので、川を眺めながらゆっくり過ごすのもおすすめです。
季節のサラダプレートは野菜たっぷり!
熱々の特製バターミルク・フライドチキンは、サックサク・カリッカリでおいしかったです。
2023年、清澄白河駅近くにナチュラルな雰囲気の2号店がオープンしました。
📍le bois
2023年にオープンした『le bois(ル・ボア)』の外観は植物屋さんみたいなカフェ。
手前には観葉植物やシダ植物がたくさん飾ってあってナチュラルな雰囲気。中に入っていくと、洞窟みたいな世界が広がっているんです。ちょっと天井が低いけれど、白い壁でほんのり灯るあかりが温かい空間。
机も椅子もそれぞれテイストが異なるけれど、とってもオシャレ。ゆっくり過ごしたくなっちゃう居心地の良さです。
プレスされたクロワッサン「クロッシュ」はしっとり・むっちり。
クロワッサンの間には、ルッコラ、ハム、モッツァレラチーズが入っていて、バルサミコ酢やザクザク食感のピスタチオが味のアクセント!
表面はハチミツでキャラメリゼされていて、甘じょっぱさを楽しめました。
パン
パン好きさんにはたまらない!
清澄白河はおいしいパン屋さんも多いんです。
2020年にオープンした『中村食糧』は、すぐに虜になるほど気に入ったパン屋さんでした。おいしすぎて衝撃だったのは今でも覚えています。2023年に神楽坂に移転し、現在は『しかたらむかな』として営業しています。
📍Boulangerie S.Igarashi
2021年に福岡から東京に進出した『Boulangerie S.Igarashi(ブーランジェリー・エス・イガラシ)』。
とってもおいしいパン屋さんが近くにできて幸せでした。
サクッ・カリッ・むちっとしたバゲットサンドは絶品!
バリバリ食感でビターチョコの入ったショコラバゲット、チーズやドライフルーツのたっぷり入ったパンなど。ハード系パンが好きな方には特におすすめのパン屋さんです。
📍Boulangerie Panta Rhei
『Boulangerie Panta Rhei(ブーランジェリーパンタレイ)』は、週末になると朝からすごい行列のできるパン屋さん。
ザクザク食感のマカデミアナッツとチョコがぎっしり詰まった「ショコラマカデミア」は何度もリピ買いしちゃうほど、私のお気に入りパン。チョコ好きさん&ナッツ好きさんには特におすすめです。
あとは、もっちり食感のソフトフランスパン全体に大納言がたっぷり入った「大納言フランス」も大好きでした。
📍Boulangerie MAISON NOB
2018年、高橋夜店通りの交差点にオープンした小さなパン屋さん『Boulangerie MAISON NOB(ブーランジェリー・メゾン・ノブ)』。
ふんわり生地のデニッシュにクリームチーズとコンフィチュールがたっぷり入ったパンはいろんな味があって、迷っちゃいます。
ハード系だけでなく、フルーツの乗ったデニッシュや食事系パンもあります。
レストラン
📍eman
2021年にオープンにしたスペイン料理屋さん『eman(エマン)』は、2ヶ月先まで予約が埋まっている人気店。
外観は大きなガラス張りで、カウンター席がよく見えます。
築60年の一軒家をリノベしているから、店内は古民家風。吹き抜けの階段や蔵みたいな重厚な扉など、落ち着く空間で、インテリアもオシャレです。
コースは1種類のみ。
ディナーは2部制で、一気にコースがスタートします。
ワインはサッパリ系、どっしり系など好みを聞いてくださいます。
ニンニクのスープやタパス、イベリコ豚などスペイン旅行を思い出す料理がたくさん!しかもお皿も盛り付けも美しいから、毎回料理が運ばれてくる瞬間にすごくワクワク・ドキドキしました。
そしてスペイン料理と言ったら、「パエリア」やパスタを使ったパエリア「Fideuá(フィデウア)」。
大きなフライパンで作られたパエリアは見てるだけでテンションが上がります!
料理はどれもキレイな盛り付けだし、凝ってて食感や見た目に驚きがあるものばかり。ホスピタリティもとても丁寧で、居心地が良い空間。全てが大満足でした。2ヶ月待ってもまた行きたいと思えるお店です。
📍O2
2018年にオープンしたお店『O2(オーツー)』。
いつも賑わっているこのお店は、ビストロっぽいシックな雰囲気だけど、実は中華料理屋さん。オーナーシェフは東京の名店「トゥーランドット臥龍居」で腕を磨いた経歴のある方です。
店内には色々なところにスターウォーズグッズが置いてあります。なんとトイレはBGMがスターウォーズ!
お肉のコースでは、とろとろで旨みがジュワッと口の中に広がるチャーシューやサックサクに揚げられたエビワンタン、口の中でとろけるほど柔らかい牛ほほ肉など。
どの料理にも柑橘や薬草などが添えられているのが印象的でした。
📍フジマル醸造所
2015年にオープンした『フジマル醸造所』も予約必須店です。
「モッツァレラチーズと季節のフルーツのカプレーゼ」はジューシーなイタリア産の水牛のモッツァレッラを使用。見た目がとっても華やか。
「牡蠣と青海苔のクリームリゾット」や「かすみ鴨モモ肉のコンフィ」、「白子と菊芋のグラタン」など、ちょっと珍しい食材を使った料理が多く、磯の香りを楽しんだり、ぷりっぷりの白子に舌鼓を打ったり。ワインも進んじゃいます。
ドラフトワインはビールサーバーから生ビールのように炭酸ガスの圧力で提供するフジマル醸造所の名物ワイン。フルーティーな香りでかなりあっさりした味わいでした。
ワインも豊富なので、料理に合わせて楽しめます。
📍Bella Napoli
2001年にオープンしたピッツェリア『Bella Napoli(ベッラ・ナポリ)』。
名物はピッツァですが、サラダやスパゲッティ、お肉料理もあります。
私はイタリアに留学していた経験もあることから、イタリア料理にはうるさいです。でも、このBella Napoliのピッツァのもっちもち生地がおいしくて、食感がとても印象的でした。
📍深川 釜匠
門前仲町や清澄白河エリアの下町では「深川めし」が有名です。
お店によってそれぞれ独自の深川飯があるけれど、『深川 釜匠』の「深川めし」はボリュームたっぷり!
深川めしが運ばれてくると、あさりの良い香りが漂いました。
お米にも出汁が染みていて、パクパクとお箸が止まりません。
ごはん盛り盛りの上にあさりも盛り盛り。そしてネギと海苔も盛り盛りで、ボリュームたっぷり!
お新香も昆布の小付もたっぷりだし、味噌汁も具沢山。
お腹いっぱいになるボリュームで、コスパがとても良いです。
自然
清澄白河エリアは自然も豊かです。
大きな木場公園や隅田川、そして小さな川もたくさんあります。特に桜の時期は散策しながらお花見を堪能できる最高の場所です。
📍清澄庭園
1979年に東京都の名勝に指定された『清澄庭園』は、泉水・築山・枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」です。
清澄庭園は関東大震災で大きな被害を受けましたが、災害時の避難場所としての役割を果たし、多数の人命を救いました。
私は日本庭園に行くといつも心が落ち着きます。季節を感じながら、日本庭園でのんびり癒されたい時にはぜひ訪問してみてください。
📍清澄公園
清澄庭園の西側に隣接する『清澄公園』は実はあまり知られていない穴場スポット。清澄庭園は観光客に人気ですが、清澄公園は地元住民に愛される公園です。
公園入口には昔ながらの時計台。
中央の芝生広場を囲んで春は桜や藤の花が咲きます。この藤棚がかなり見事で、毎年開花を楽しみに訪れていました。
📍木場公園
仙台堀川を挟んで南北に広がる『木場公園』。
イベントが定期的に開催され、春はお花見、夏や秋はバーベキューで賑わう大きな公園です。
朝から夜まで犬の散歩やジョギングをしている人が多く、老若男女が訪れる憩いの場所。
キレイに整備されている都市緑化植物園は春夏秋冬、季節の花で彩られ、ここのお散歩は季節感を感じられるし、毎回癒されていました。コロナの時期はこの木場公園で癒しの時間を何度過ごしたことか。とっても感謝している場所です。
📍隅田川・大横川・仙台堀川
『隅田川』沿いはよく整備されていて、散歩にはおすすめのスポット。
私は、特に夜散歩がお気に入りで、ライトアップされた清洲橋と永代橋を眺めるのが好きでした。コロナの時はここを何度歩いたことか。スカイツリーも見えて、毎日スカイツリーの色の変化を楽しんでいました。
春になると『大横川』や『仙台堀川』沿いは一面桜!!毎年ここを散歩するのが楽しみでした。
その他
その他、公共施設や雑貨屋さん、プレゼントにおすすめのお店もご紹介します。
📍深川図書館
1909年、東京市立図書館として設立された『深川図書館』。
移管や改築、大規模改修工事を終えて、2023年2月にリニューアルオープンしました。
館内の2階へと続く階段にはステンドグラスがあしらわれ、柔らかい曲線とステンドグラスから入る優しい光の雰囲気が大好きでした。
📍深川江戸資料館+深川資料館通り
『深川江戸資料館』は、展示室の他に小劇場やホールも備えた文化施設です。見所はやはり江戸時代の深川佐賀町の町並みを再現した展示室!
江戸時代の町並みを実物大で再現していて、一日の移り変わりが音や照明でも演出されています。お店や長屋に実際に入って生活用具などに触れることもできる体感型のミュージアム。
私は外国人留学生と一緒に何度か訪れましたが、タイムスリップしたみたいでおもしろい体験ができるのが特徴です。しかも観覧料が、大人400円、小中高校生は50円という手頃さ。
『深川資料館通り』は毎年秋になるとカカシ祭りが開催されます。
その年に話題になったキャラクターやアスリート、有名人が登場し、クオリティがすごく高いのも時々あるので、楽しく散策できますよ。
📍リカシツ
2015年にオープンした理化学ガラスに特化したユニークなお店『リカシツ』。
築50年のアパートを改装した複合施『fukadaso』の中にあります。
店内には理科の授業で使ったことのあるビーカーや試験管、フラスコなど約500点がずらりと並び、懐かしい気持ちになります。
この理化学ガラスはもちろん実験でも使えますが、調理器具や一輪挿し、小物入れとして使う為に購入する方が多いそうです。
新しいオシャレなインテリア方法として注目されているお店です。
📍Teapond
『Teapond』は、2014年にオープンした紅茶専門店。コーヒー激戦区として名の知られる清澄白河では珍しいかもしれません。
世界から取り寄せた紅茶や、フレーバーティー、ノンカフェインのフルーツティーなど、60~80種類もの茶葉が揃っています。
しかもどれも良い香りだから、毎回選ぶのに悩みます。
缶のデザインも選べるので、ギフトにもピッタリ!私は何度も友達へのプレゼントで購入しました。
フレーバーティーが好きならおすすめの紅茶屋さんです。
まとめ
いかがでしたか?
交通の便だけでなく、自然や歴史、カフェ・パン好きにはたまらないおいしいお店が揃っているので、清澄白河から抜け出せなくなる気持ちになりますよね。
魅力的なお店やスポットは他にもたくさんありますが、ぜひ清澄散策の際には参考にしてみてください。
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