永遠なんてないよ
昨日、私の人生を支え続ける音楽を鳴らしていたアーティストが一旦の区切りを迎えた
(※2024/12/22に書いた記事です)
たぶん落ち着いてから、文章にした方がいいんだろうけど、時間が経つと忘れっぽい私はこのぐちゃぐちゃな気持ちを、汚いとこを削いだ綺麗な気持ちにしちゃうから
ありのままを残しておく
本当だったら、私は今頃20周年を迎えたSUPER EIGHTの最高すぎたライブを文字にしているはずだったのに、昨夜私にまさかの出来事が起きた
MOROHA 活動休止
昨日ライブ会場を出てからも気持ちがぐちゃぐちゃで、消化できなくて、みんなの関連ポストにいいねしてたら、勝手にネットニュースも回ってきて、見たく無いのに、勝手にこの文字が飛び込んでくる
永遠なんてないって嫌って程知っているのに、いつも、“終わり”を感じる度に、苦しくなる
後悔もする
私がMOROHAと出会ったのは、2015年
ぼんやり見ていたしゃべくり007で、その時のゲストの「今もっとも会いたい人」の枠で登場して、三文銭を披露していた
その時は、「あ、CMの声の人だ」っていう印象
三文銭も良い曲だなとは思ったけど、そこまでではなかった
聴いた瞬間、雷に打たれるみたいな衝撃で、どハマりしたって物語が劇的だけど、現実は多分そんなもん
でもそれをきっかけにMOROHAの存在を知って、曲を聞き始めた
そしたら、私の人生の岐路に合わせてどんどん好きな曲が増えていった
好きとはちょっと違うかも、お守りみたいな曲がどんどん自分に積み重なっていく感じ
高校生の時は、教室という四角い空間で急に息がしづらくなると、抜け出しては“YES MUSIC, YES LIFE.”や“今、偽善者の先頭で”を聴いて、呼吸を整えた
受験時には、“革命”や“三文銭”に何度も勇気をもらった
大学に入ってから、急に世界が広がって、色んな交流が増えて、得る感情も増えて、世の中の綺麗も、汚いも、いっぱい知って、人間を好きになったり、嫌いになったり、笑ったり、泣いたり、怒ったり、
本当は楽しい時に聴けたらよかったのかも知れないけど、
私はMOROHAの曲に
苦しい時、悲しい時、怒った時、人を憎みそうな時、暗闇にのまれそうな夜、羅列してて、決して明るくは無さそうな感情の時に寄り添ってもらってた
そして、私がMOROHAに真の意味で支えられたのはここ数年だと思う
大学生活後半、父が亡くなって、母の介護が始まって、コロナ禍に突入して、自分の心のバランスが崩れていく音がしていた時
ずっと聴いていたはずの
“勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ”“夜に数えて”“四文銭“
他にも色んな曲たちが、本気で命と向き合って、人生と向き合った時、全く違う聴こえ方をし始めた
もう限界!!!って思った日、車で聴いては涙を流しながら、まだ負けない!!って歯を食いしばれた
命を投げ出そうと思った日、寒空の下聴きながら、まだ生きれる!!って上を向けた
でも、母が亡くなった2021年の冬、MOROHAの曲に支えられながら、約2年走り続けた私は燃え尽き症候群
せっかく頑張って、自分を奮い立たせて繋いだ自分の命だったのに、この後この命をどう使っていったらいいのか全く分からなくなってしまった
みんなに「もう好きなことできるね」って言われるのに、何も出てこない、生きていたくない衝動
そんな中、目に入った
“MOROHA武道館ワンマンライブのチケット”
コロナになった瞬間に、病院に入れない、母や祖母の最後を看取れない可能性があったから、取る時から迷ってた、でも母が亡くなってスケジュール的にも状況的にもいける
それでも、祖母や弟はいるし、私が感染したら家がまわらないって分かってるから、迷った
それでも行った、当時の私が書いた文章
今の時点で行ってよかったって言ってるけど、今は胸を張って本当に行ってよかった!!!
私はこの日の“エリザベス”と“六文銭”に救われた
間違いなく、この日がきっかけで私はまた少し生きていようって思えた、たぶん行かなかったら、今生きてない可能性もある気がするくらい、「始まりのきっかけ」になった日
コロナが落ち着いてからは、基本的に都内でライブあったらチケット取れる限り行ったし、たまーに遠征もしたり
でも、MOROHAの曲は自分が全力で生きて、闘ってないと浴びた時に、後ろめたくなっちゃうから、気持ちとタイミングとスケジュールが合うときに
自主企画怒キュン、日程未定、開催確定リベンジ、十五周年、芸人とのダブルスツアー 、他にもいっぱいあった
MOROHAのお陰で初めて生でコントを観た
私が特に好きだったのは、2023/7/23にZepp新宿でやった、「日程確定、開催確定 TOUR
MOROHA V RELEASE TOUR」初日かも、
武道館公演終わってから書いたチャンプロードで始まって、そのチャンプロードと同時進行で書いてた真反対の言葉たちが綴られた「やめるなら今だ」を最後に初披露して終わった公演
(今考えたら、昨日の恵比寿も始まりと終わり一緒だ、、)
矛盾だらけだけど、嘘偽りのないアルバムを引っさげたツアー初日、夏で倒れる人も数人いて、でも誰も置いていかないライブがすごく印象的だった、
思い出してるとやっぱ、またライブ行きたいなって思うの苦しいな
間違いなく、どれも行っておいてよかった、本当に
MOROHAの音楽はいつも聴くときによって、響く曲が違う
ライブの度に、“米”や“ストロンガー”に奮い立たせてもらったり、“恩学”や“ネクター”で家族に想いを寄せたり、“命の不始末”や“tomorrow”で闇に向き合ったりしてきた
ただ、後悔は誰かとMOROHAのライブに行く夢だけ叶えずに終わってしまったこと、いつも1人で抱きしめてたけど、誰かと一緒に分け合えたらどんなだったのかなって少し思ったりする
そして、迎えた昨日
2024/12/21
MOROHA単独ツアー2024 恵比寿 Garden Hall
ツアー最終日
私はこの日、ライブに行くか前日まで本当に迷ってた
というのも、父の七回忌がこの日に被ってて、結構スケジュール的には、バタバタしそう&家族親族問題で一悶着ありそうで、行くまでの気力と体力があるのかなって不安
しかもその後、数日めちゃくちゃスケジュール詰まってたし、ぶっちゃけ最速先行で取ったのに整番が微妙で、、、
でも、基本的にやらない後悔よりやる後悔派だから、勢いで電車に飛び乗った
今考えても昨日の私ナイスすぎ
あと、この文言がずっと頭を離れなかったのもある
で、今回はグッズは諦めてギリギリで入った恵比寿Garden Hall
整番は4桁近かったから、結構諦めてたけど、隙間をぬって割と良い位置が確保できた
そしてチャンプロードから始まるライブ、相変わらずMCも安定に面白くて、最高の曲たちに泣かされて、
始まる前に少しだけ感じてた、来年以降の現場が発表されてないこと、急に決まったYouTube配信、もしかしたら、めちゃくちゃいい発表なのかもとまで錯覚させてくれた
でも、最後の「やめるなら今だ」が終わって、アフロさんが深いお辞儀をする、いつもだったら舞台から去ってるはずのUKさんがまだ座ってて、大音量の音楽が流れない、いつもとは違う光景、違う空気
その中、UKさんがマイクを取って話始める
ここから先はちゃんと映像が残ってるので、私が下手に文字にするより本物を
活動休止って聞いた時から、もう既にこみ上げるものがあって、どんどんと涙が溢れて、でもこの瞬間を逃しちゃいけないと思って、とにかく真っ直ぐに2人を見てた
最後の挨拶まで全部MOROHAを感じて、苦しくて、しんどくて、
会場のあちこちからみんなの啜り泣く声が聞こえて、本当に気持ちぐちゃぐちゃで、
でも退場の案内かかってるから、とにかく足を動かして、ひとまず、会場を出て、帰路に着いて、いつものライブ後のルーティンと変わらないはずなのに、気持ちだけがいつもと違って、
本当にどうしようって泣いて泣いて泣いて、友だちにもLINEして、ストーリーにも吐き出して、
それでもぐちゃぐちゃで、悲しい寂しいに怒りも湧いてきて、
でも、最後に2人が届けてくれたものを無駄にはしたくなくて、とにかくSNS見ながら、みんなの心の叫びにいいねしながら、一緒に私も救われた
それでも、いいねの隙間から飛び込んでくるネットニュースの見出しがしんどくて、
MOROHAがいなかったら、間違いなく今の私はいないし、MOROHAの曲に何度救われたか分からない、命を救ってもらったと言っても過言ではないアーティストが、あれだけ命を削って強く叫んでた人たちが、音を止めることを信じられなくて、ずっと苦しくて、
でも時間は待ってくれない
私には私の日常があって、普通に時計は針をすすめて、ライブハウスを出て、家に着いたら日常が始まる
MOROHAが音楽を止めても、私の人生は続く
今から私は仕事に向かう、私の日々をまた生きる
本当に本当にしんどいけど、もらったものはなくなったりしない
時間はかかるけど、今はこのぐしゃぐしゃも置いておく、いつか全部を大事に大事に振り返れるように
永遠なんてない、分かってるはずなのにいつも終わる瞬間怖くなる、苦しくなる、しんどくなる
生で音を浴びたいと思ったら、すぐに現場が出てくる日はもう来ない
今はまだ心の底から言えてるか分からないけど
「MOROHAに沢山たくさん救われました、ありがとう。
またいつか!」
を、いつか胸を張って言える日まで。
追記
12/25クリスマスの朝、アフロさんが更新したポスト
曲のリンクだけが貼ってあった
まだぐしゃっとしてるけど、少し気持ちも整理できてきた今ならと思ってすぐに押したリンク
全部が詰まってて、朝から秋葉原で大荷物抱えて泣いた
頑張らなきゃ、って言葉を自分にかけるのがプレッシャーだと気付いてから、敢えてやめてたけど、この曲を聴いて思う
頑張らなきゃ、また会える日まで
ありがとう、そしてさよなら、勝つ!!