8月の音楽レク【秋の花】
暑い暑いといっていましたが、暦の上では秋。
ということで、今回は一足先に「秋の花」をテーマにしたプログラムです。
花はほとんど全員と言っていいほどたいへん好きですし興味を持っています。
A3に拡大した写真を印刷したものや、タブレットを使って視覚刺激も加え、相乗効果を上げます。
あざみの歌
横井弘作詞 八洲秀章作曲 伊藤久男歌 昭和25年
いきなり歌に入るのではなく、春の花、夏の花、と聞いていきましょう。
白板に書いていきます。
参加者の顔をよく見てください。
手を挙げられないけど「答えたい」という人はそういうオーラを出しています。
それを見つけましょう。
この歌はラジオ歌謡で聞いた、という方がたくさんいらっしゃいます。
懐かしい、と思われることでしょう。
男性もとても好きです。
あざみのような女性が好ましい、と思うからでしょうか?
りんどう峠
西条八十作詞 古賀政男作曲 島倉千代子歌 昭和30年
島倉千代子が17歳、デビューした年の歌です。
高田浩吉主演映画、「りんどう鴉」の挿入歌です。
まだあどけない島倉千代子や高田浩吉の画像も見せましょう。
高田幸吉は、旅がらすの装束(三度笠、合羽、手甲、脚絆)をつけていますね。
「あ、高田浩吉だ」「高田浩吉?」などと名前を思い出して思わず笑顔が・・
大江戸出世小唄
藤田まさと作詞 杵屋正一郎作曲 高田浩吉歌 昭和10年
楽譜では八分音符で書かれていますが、音源を聞くと付点八分音符と16分音符のピョンコ節的な歌い方をしています。
この道
北原白秋作詞 山田耕筰作曲 昭和2年
花ではありません。「山査子」の実です。
山査子は秋になると赤い実をつけます。
4番の歌詞「山査子の枝も垂れてる」というところから、実が生っていることが想像されますね。
歌詞の先にある風景や情景が目に浮かびますね。
船頭小唄
野口雨情作詞 中山晋平作曲 大正12年
関東大震災のあった年の大ヒット曲です。
大ヒットのさなか、大震災が起こったということです。
日本人の心に沁みいるメロディですね。
琴線に触れるのでしょうか、認知症の方も、歌が嫌いという方も、機嫌の悪い方も、寝ている人まで、歌いだします。
「すすき」は尾花とも言い、実は花なのだそうです。
証城寺の狸囃子
野口雨情作詞 中山晋平作曲 大正13年
秋の代表選手「萩」が出てきます。
楽器を使っても楽しいですね。
「4,4,2,2,1,1,ポン」ができる曲です。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。
参考
他の秋の花や実の歌
『故郷を離るる歌』(ナデシコ)
『秋桜』(コスモス)
『野菊』(菊)
『赤とんぼ』(桑の実)
『鈴懸の径』(鈴懸=プラタナス)
『柿の木坂の家』(柿)
『大きな栗の木の下で』(栗)
『里の秋』(栗)
『どんぐりころころ』(どんぐり)
『故郷の空』(萩、すすき)