8月の音楽レク【夏の風物、お盆、提灯】
子どもの頃、お盆はご先祖様が年に1回家に帰ってくる日、と教わりました。
お墓に行って火を焚き、その火を目当てに帰ってくるのだと。
母や祖母に連れられ、提灯を持ってお墓まで神妙な気持ちで行ったものでした。
みなさんは、どんな思い出がありますか?
土地ごとに風習など違いがあるのでしょうか?
そんなことで今回は「夏の風物、お盆、提灯」をテーマにしたプログラムです。
画像をA3カラーコピーしたり、タブレットでお見せしましょう。
実物もいいですが、印刷物でも認知のある方にも大変有効です。
花火
井上赳作詞 下総晥一作曲 昭和16年
まずは夏の風物からお聞きしていきましょう。
白板に大きく「夏の風物」と書きます。
どんな答えが返ってくるでしょうか?
時々ヒントを出しながら書いていきましょう。
そんななかに「花火」ということがあがるでしょうか?
歌詞の「どん」のところを太鼓で叩くと迫力が増しますね。
蛍
井上赳作詞 下総晥一作曲 昭和7年
さて、上の画像はなんだか分かりますか?
答えは蚊帳(かや)です。
皆さんの中には実物を見たことが無い方もいるかと思いますが、この写真を見せると参加者のほとんどの人が「ああ」と言って懐かしがります。
そして笑顔になります。
蚊帳を知らない方は、どうして蚊帳を使うのかを教えてもらいましょう。
蚊帳に入る時の注意することはなんでしょうか?それもぜひお聞きしてください。
蚊帳を吊ってその中に蛍を放した、と言う方もいらっしゃいます。
からすの赤ちゃん
海沼実作詞作曲 昭和14年
次はお盆のことについてお聞きしましょう。
迎え火はどんなことをするのですか?
人によって土地によっていろいろなやり方があるようです。
多くの人は「提灯を持って行き、お墓でロウソクに火をつけて、そのロウソクをの火を消さないように提灯に入れて持ってきて、仏壇に供える」と言うのではないかと思いますが、みなさんの土地ではいかがですか?
上の写真をご覧ください。
これは私も記憶にしっかり焼きついていますが、子どもが持つ提灯です。
この提灯の名前は「ほうずき提灯」と言います。
ほうずきに似ていますね。
『からすの赤ちゃん』には3番にほうずき提灯が出てきます。
かわいい童謡ですね。歌うと心が洗われるようです
おさるのかごや
山上武夫作詞 海沼実作曲 昭和13年
ここからは、提灯の出てくる歌を歌っていきます。
この歌には小田原提灯が歌われています。
小田原提灯は上の写真のような提灯です。
江戸時代に旅人が携帯しやすくするために作られたのだそうです。
歌うとついニコニコしてしまいますね。
汽車
作詞者不詳 大和田愛羅作曲 明治45年
3番に廻り灯籠が出てきます。走馬燈ともいいます。
回り灯籠についてはこちらをお読みください。
盆提灯も回り灯籠ですね。
支那の夜
西条八十作詞 竹岡信行作曲 渡辺はま子歌 昭和13年
中国の提灯、ランタンが出てきます。
『上海の花売り娘』にも出てきますね。
東京音頭
西条八十作詞 中山晋平作曲 小唄勝太郎&三島一声歌 昭和8年
次は盆踊りの定番、東京音頭です。
足がしっかりしている方は踊りだしました。
太鼓や鳴子、しゃもじなどを使ってお囃子を表現しましょう。
笑顔になること間違いなしですよ。
炭坑節
福岡県民謡
これは私も踊れます。
「ほって ほって また掘って」と言いながら歌うと、一緒に踊る方、ニコニコ笑顔になる方。
ぜひ踊りを覚えてくださいね。
祇園小唄
長田幹彦作詞 佐々紅葉作曲 藤本二三吉 昭和5年
お盆の送り火、盛大なのは京都の大文字焼きですね。
祇園小唄の2番に大文字と出てきます。
千の風になって
新井満作詞作曲 秋川雅史歌 平成18年
「私は風になっていつも側に居てあなたを見守っていますよ」というメッセージのこもった歌です。
ぜひフルコーラス歌ってください。
歌詞を知らなくてもメロディはたいがいの人が知っています。
歌手の秋川さんについて女性の方から「すてきね「いい声だ」という声が上がりました。
歌詞を味わいながら歌いましょう。
歌った後に、ベルの和音奏をしましょう。
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