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自分軸?それは他責思考と他者比較です

自分軸、自分業なんて言葉をよく聞くけれど思考停止に陥り常に他者からの評価を気にしてその言葉を持ち出すのはなんか違うと思う。最近はSNSで色んな人の生活を目にする機会が増え、知らなくてもよかった余計な情報がどんどん入ってくる。昔はTVに出てる人=有名人は自分の生活とは別次元の人だから嫉妬や羨ましさを感じる対象ではなかった。なのに最近は友人知人、そして知り合いでもない一般人の生活ぶりを次から次へと目にしては勝手に比べてしまう。そんな中、最近読んだ本にこんなことが書いてあった。

自分に近い人たちが自分にはできないような体験をしたり、自分には持てないような高価なものを持っていたりして、彼らと比較して平凡な日常生活から抜け出せない自分や、高価なものを持てない自分は幸せ度が低い、と感じてしまったら、その時点から他者への「嫉妬の歪み」や「怒りの歪み」「所有欲の歪み」が生じます。

歪んだ幸せを求める人たち 宮口幸治

ケーキの切れない非行少年の著者が書いたシリーズ本。まさにこれだ。この歪んだ状態で自分軸なんて語り出したら自分で考えた思考と思い込んでるけど実は中身は空っぽでほんとに自分のやりたいこと、したいことなんて何にも考えてたいないから上手くいかなかったら他人のせいにしてしまいそうだ。そしてそのことに自分では気付かないから「自分業してます、凄いでしょ、見てみて!」とか音声配信で声高々に発信しちゃったりするんだろうな。

そもそも自分業ってそんなものただの一個人の生活であって特別なものでも何でもない。自分の人生を評価してもらいたいなんて思わないよ。これが承認欲求ってやつかな。

地に足つけて目の前にある生活をこなしていく。家族と仕事と友人と趣味、それをわざわざSNSに発信なんかしなくてもいいのだ。

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