【適したものを使い分ける】#7
おはようございます。
smile☺︎まもり隊/隊長Yumiです。
歯の表面を舌で触れて感触を確かめると、歯磨きをした後はツルツルでも、時間の経過とともにヌルヌル、ザラザラしたり感じる事はありませんか?
歯の表面を舌で触れてみると色んな気づきがあるようです。
人によってその気づきは様々。
さて、皆さんはどこがヌルヌル、ザラザラのしてますか?
歯磨きしたのに、どうしてそこだけ感じるのでしょうか?
患者さんに質問する時、ちゃんと舌を動かせているかもチェックしています。
動く人は問題ないのですが、そもそも舌が届かないとその感触すら確かめることができません。
細菌は時間の経過とともに成長しどんどん増えていきます。この繁殖力が凄い!患者さんに鏡を持っていただき話をしていると、歯にくっついた白いカスのようなものが気になり、時々爪で引っ掻いて取ろうとする人がいます!大体がお子さん。
それが細菌の塊だと知ると、途端に顔が引きつり、互いに苦笑い!
「〇〇くん、これどうしたい?」と聞くと
「早く歯磨きしたい!!」とソワソワしてしまいます。
ヌルヌルの正体はバイオフィルム。時間の経過とともに種類や数も変化しますから、ヌルヌルする、ザラザラするとの答えを聞き、わたしもいろんなことを想像し、作戦会議をしましょうねと話しています。
(詳しくは#4を振り返ってみてくださいね☺︎)
そして、バイオフィルムができやすい場所、できにくい場所を探っていきます。
皆さんも、ご自身のお口の中と照らし合わせてチェックしてみてくださいね!
▪︎バイオフィルムができにくい場所
上下前歯の裏側
▪︎バイオフィルムができやすい場所
歯と歯の間
下の歯の舌側
人によっては、歯並びが悪いところ、詰め物やかぶせものが入っているところ、矯正装置が付いているところなどもそうです。
舌で触れる場所は、チェックできますができない場所はどうやってチェックすればよいでしょうか?
複雑な歯の形に合う、道具選びも大切です。バイオフィルムを落とす場所によって歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなど使い分けると効率よく落とすことができますよ!場所に応じて適したものを使い分けることをお勧めしています。
デンタルフロスは、歯と歯の間だけでなく歯ぐきの中まで入れるのがポイントです。歯の面に沿ってバイオフィルムを擦りとります。
歯間ブラシは、歯と歯の間が開いている場所に適しています。いろいろなサイズがあるので、ご自身に合ったものを数本使い分ける必要もあります。
ワンタフトブラシは、磨きたい場所をピンポイントで当てることができる優れものです。市販だと種類はあまりありませんが、歯科医院だといろんな形のワンタフトブラシがあるんです。
皆さん既にお使いですか?使ってみたいものはありますか?
歯ブラシコーナーに行くとたくさんのセルフケア商品が並んでいます。自分が今まで手に取ったことのない、変わったグッズもあったりして面白いです。
選ぶなら、まずご自身のお口の状態をよく観察すること。迷ってしまったらかかりつけの歯科衛生士にご相談下さい。皆さんのお口の中隅々までよく知っているプロに聞くのが1番です!
鏡で見えるところはちゃんと歯ブラシが当たっているか鏡を見ながら確認できますが、目に見えない場所は特に優しくケアしてあげてくださいね。なので、患者さんには小さな鏡を用意してみては?と提案しています。
ドラッグストアなどに立ち寄ったら、お口のセルフケアグッズをチェックしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
smile☺︎まもり隊/隊長Yumi