【ずっと関わり続けることの大切さ】#39
こんにちは。smile☺︎まもり隊/Yumiです!
毎日、様々な年齢の方のお口の中をみていると、その方の生活習慣に伴って起こる問題を改善する糸口が見えてくることが多々あります。
朝食を摂る、歯磨きする、お学校・お仕事に行く、お昼ご飯を食べる、紅茶を飲む・夕飯を摂る・・・朝起きてから寝るまで、どんなふうに過ごしているかを聞かせてもらうと、『問題はここだね!!』と納得する場合があります。
小さなお子さんの場合は大人に比べて問題が顕著にお口に表れます。コロナ禍になり学校や幼稚園・保育園でのお昼の歯磨きが禁止になると、歯の表面には歯垢がべったりとついた子が多くなりました。子供たちだって、歯磨きしなきゃ虫歯になるし気持ち悪いなと思っていました。中には、面倒だからしなくて良い〜!!なんてお子さんもいました!!ちょいちょ〜い!!それで良いかなぁ?とお話ししっかりしたら、そんな気持ちも無くなったようでしたが・・・お子さんに任せて、仕上げ磨きをおしまいにしているお父さん、お母さんがいたらチェックお願いしますね!
先日来院した二人の学生さん。今あるお口の問題を共有し、どうすればいいか考えてもらいました。そこで大事なのが、家庭での親の後ろ姿をどう見せているか?です。
(娘さん、息子さんはしっかりお父さん、お母さんの背中を見ていますよ!!私も含めてですが、しっかり親として背中見せていきましょうね!!笑)
私「じゃあ、いつも歯ブラシはお母さんが用意してくれるの?」
A「そう、でも今日は(買い置きしてある)自分で選んで持ってきた」
私「そうなんだね!ちなみに選んできたこの歯ブラシは歯周病の大人向けの歯ブラシなんだけど・・・お母さんにお口の中見てもらったりするの?お母さんは、Aちゃんが歯周病だと思っているのかなぁ?」
A「え!そうなの?!見てもらってなーい!」
私「じゃあ、これからは一緒に買い物に行って自分で選ぶようにしょうか?Aちゃんのお口に合った歯ブラシだと・・・・・・・・大丈夫?わかったかな?」
A「うん!!今度からはちゃんと選べる思う」と。
たかが歯ブラシです!でも、されど歯ブラシなんです!親は先回りして準備しちゃいがちですが、ここは子供たちに考える時間を作って待ってあげてくださいね。これから生涯にわたって自分の体を守る大切な道具です。
こうしたお話をする中で、その家庭で親がどういう健口情報をお子さんに伝えているかも察しています。Bちゃんは、毎日3回歯磨きをする中学生。今回は小さな虫歯ができその治療で来院しました。そこで彼女なりの想いを聞いてみました。
私「どうして毎日3回歯磨きするの?」
B「虫歯になりたくないから」
私「どうして虫歯になりたくないの?」
B「虫歯になったら、痛いし、歯医者に来なきゃいけないし・・・」
聞くと歯医者が嫌いではなく、痛いかもしれない虫歯の治療で歯医者に来るのが嫌だとのこと。
私「でも今回虫歯になっちゃったんだよね?毎日3回磨いていたのに」
B「うん・・・」
そこで、今回虫歯になった原因を考えた。嫌な治療をしなくて良いように、歯と歯の間もお掃除したいと指巻きフロスを選んでくれた。歯磨き粉の中にフッ化物が高濃度で含まれているもの使い続けるとどんな良い効果があるのかや、うがいは少量にすること!と一緒に練習して良い笑顔で診察室を後にしていきました。
聞けば、フロスはお母さんも使用しているとか・・・でもお母さんのはホルダー付きです。でも、Bちゃんは指巻きを選びました。それがいいと思ったからです。
私「次回来た時、教えてね!取り組めたこと、できなかったことも含めてね!」
また6ヶ月後に会いましょう♪こうやってずっと関わり続けていればまた伝えることができます。
今日はこの辺で・・・それでは、また!☺︎
smile☺︎まもり隊/Yumiでした。