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手術はしない

厄介者

緊急搬送されてから一晩病院で過ごした後、手術に向けての検査が始まりました。
しかし、母はCTに入らない!!
健常者でも狭い空間が嫌な人はいるから気持ちはわかるのですが、全然入ってくれないとのこと。
病院でも問題児になっています。
そんな中、グループホームから姉のところに電話が。
「お母さんの検査ができないので、そちらの施設に戻してもよいでしょうか」
と、病院からグループホームに直接電話が来たという。
は????
なぜ、家族ではなくグループホームに先に電話するんだ!! (怒)

めちゃくちゃ不信感。
私も姉もかなり頭にきていたけど、夕方主治医と話したところ・・・

「重症」というほどではない

CTはできなかったけれど、その他の検査によると、「重症」という域ではなく、「中等症」とのこと。
手術がすぐに必要という訳ではないので、現在治療することはありません、との話だった。
病院側としては、治療しない人をいつまでも入院させておくわけにはいかないので、退院してほしいとのこと。
そこで問題となったのは、今までのグループホームに戻れるのか??
ということ。
今までも夜寝ない母がグループホームに迷惑をかけていたのに、心臓病というお荷物も持って帰ってくる。
受け入れてくれるのだろうか。
グループホームは、「少し検討します」との回答だった。

当然ですよね・・・(はい、わかっています)

戻れることに(感謝)

二日間待った後、グループホームから連絡があり、元のグループホームに戻れることになりました。
はぁぁ、良かった。
戻れなかったときの選択肢は、
・一度諦めた特養の検討
・病院から紹介される老健
ということになってしまう。
突然の入院で戸惑ったはずなのに、また環境を変えるのはいかがなものか、と思っていたので、元の環境に戻ることができて、グループホームにはとても感謝しています。
もう、いけるところまでお世話になろう、とまで思っています。

手術はしない

「手術は必要ない」とのことでしたが、もしも今後手術をしなければならないという状況になっても、手術はしないかもしれません。
高齢者の全身麻酔というリスク、手術前後の辛い思いを考えると得策ではないのかも?と思い始めてきました。
母には既に「病気だから治そう」という気持ちがありません。
病と闘うってことは、その気持ちも少なからず大切だと思うのです。
治す気持ちがないということは、本人がただ辛いだけじゃないかな。
心臓弁膜症の発作が起きると、そんなに長いこと生きられないということも聞きます。
手術したとしても、元の心臓に戻るわけではなく、全く改善されない場合もあると言います。
だとしたら、検査や術後の辛い時間はなるべくゼロにして、毎日おいしいごはんを食べられることの方がいいよね。

少し先のことはわからないけど、今はそんな気持ちです。


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