355度のあの娘
ルーフバルコニーには、レモンの木
ワインの樽をテーブル代わりにして
あの娘だけのハッピーアワー
晴れた日には家族全員のシーツを風になびかせ
黄昏時には、遠くに富士山
ピンクムーンも、ブルームーンも見逃さない
たまには逃げ出す愛猫に、ハラハラしながらも
ようやく手に入れたルーフバルコニーの城
頑張っていたし、今だって 頑張っているのを私は ずっと見てきたよ
泣きながらご飯を食べたことがある人は 幸せになれる!って誰かが言ってたね
いいよ いいよ 酔っ払って玄関で服を脱ぎ捨てても 記憶の無いアザを 翌日見つけても
355度 見渡せるルーフバルコニーから朝陽を浴びれば また新しい自分になれる
ルーフバルコニーの あの娘は 毎月 私の髪を整えてくれる 髪切り屋さん
勇気の出る髪型をいつもありがとう
来週行くね