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1級建築士試験奮闘記 #20 感謝

こんにちは!chachaです。
前回は試験後から講評会までについてお話させていただきました。

今回はいよいよ1級建築士試験奮闘記の最終回になります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


束の間の休息

11月。
講評会も終わり1ヵ月もすると
試験のことなんてすっかり忘れて、日常を取り戻していました。

試験終わりは勉強をしないで休むのが久しぶり過ぎて
何をしたら良いか分からなかったのに、
今となっては好きな事をしてるのが当たり前になってました。
慣れって怖いですね。笑

ただ、12月。
合格発表が近づくにつれて、またあの不安が押し寄せてきました。

一番の不安は管理階段下倉庫の区画。
何度もチェックしたはずだし、大丈夫。
でも自信はない。。。

遂に結果がでる。
今年の試験が終わる。
知りたい、でも知りたくない。

何度も合格発表の夢を見ました。
合格した夢も不合格した夢も。

もうぐちゃぐちゃで不安で地獄の日々が戻ってきました。。。

結局、試験が終わって1ヵ月から2か月目くらいが一番の休息でした。

合格発表

そして12月25日。
世間はクリスマスでキラキラしている中、私は一人社用車の中に居ました。

当日は建物のお引渡しがあったため、お施主様宅近くの駐車場で運命の時を待ちました。

9時30分。
合格者発表の時間。

毎年恒例、この時間はホームページが重くて一向に開かない。
何度も更新を繰り返す。

この時間が怖い。
見たいけど、見たくない。

いっその事、このまま更新しないで資格学校から連絡が来るのを待つかな。
確か合格した人は午前、不合格なら午後に電話来るんだっけ。。。
でも、どちらの結果になっても自分で確かめたい。

10時からお引き渡しだから、それまでに更新されなかったらしょうがない。逆にこれでダメなら泣きながらお引渡ししなきゃいけないかも。。。

などなど思っていた矢先、重いホームページが徐々に読み込まれて、ついに合格者一覧のページに。

何度もこのページを見ていますが
正直番号があるイメージが湧いていませんでした。

一覧が読み込まれて、合格者の受験番号が羅列されます。
さすがにパッと見では見つけられない。

スマホなので、拡大して近い番号から徐々にスクロールさせます。
本当に指が震えます。

そして、、、

唐突に自分の受験番号が目のまえに

最初は夢かと思いました。

一文字違いかも。
一文字づつ丁寧に確認する。
(この確認めちゃくちゃ怖かったです。。。)

合ってる!!
何度見ても自分の番号だ!!

それが分かった瞬間、一人で叫んでました。
一人で
「やった。。」「やったぁぁー!!!」
と何度も。

気づいた時には目から大粒の涙が落ちていました。
涙が止まらなかったです。
上司や妻にも泣きながら報告していました。

上司は丁度会議中だったんですが、中断して私の合格をみんなに知らせてくれました。
嬉しかったです。
本当に温かくて、この人が仕事量を調整し環境を整えてくれたので勉強にも集中することができました。本当に感謝しています。

家に帰ると、妻がクリスマスケーキを用意してくれていました。
ケーキには「合格おめでとう」の文字が。

やっと合格できた。
合格という文字を見て、少し実感がわきました。

やっと良い報告ができた。
そして、やっとやっと終わった。。。

妻にも感謝してもしきれません。
一番迷惑をかけて不安にさせて、それでも傍にいてくれた妻にも心から感謝しています。

急遽用意してくれたケーキ。どんなご馳走より嬉しかったです。

さいごに

ついに合格までたどり着くことができました。
試験に挑み続けて8年。

色々な方にお世話になり、支えていただき、たどり着くことができました。
今思っても、昨年は本当に恵まれた環境だったと思います。

正直、実力だけではなくの要素も大いにある試験だと私は思います。

この8年、辛かったし合格したからといって帳消しにもならない、上書きもされません。

でも
この辛い8年があったからこそ自分は合格できたとも思います。
無駄な事はなかった。
逆に無駄にしちゃいけない。
と思って書き始めたのがこの1級建築士試験奮闘記です。

これからもこの試験は難化していくかもしれません。
私と同じように辛い思いをさせる方もきっといると思います。

悩む方もたくさんいると思います。
そんな方々の支えに少しでもなれるよう
今後も建築士に関する事を自分なりに書いていければと思います。

最後になりますが、今まで関わってくださったすべての方々に感謝致します。
本当にありがとうございました。


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