【プログラム提案】地球への約束
【はじめに】
今年11月に英国のグラスゴーで、第26回国連気候変動会議UK 2021(COP26)の開催が予定されており、世界スカウト機構(WOSM)は「Promise To The Planet」、英国連盟は「Together for our Planet」のプロジェクトを6月から開始。
COP26に向けて、スカウトのSDGs取組みへの意識付けと行動の第1ステップとして、次のWOSM作成動画を参考に、スカウト個人もしくはグループ(仲間、隊、団といった単位)での「Promise To The Planet」(地球への約束)のメッセージ動画への挑戦プログラム企画を提案します。
この挑戦プログラムは、次の3項目から構成され、各個人/グループの状況に応じて変更もしくは調整を行って下さい。
① 知る/考える
まずは、国連気候変動会議について、その経緯や背景を知ることから始めて下さい。そして、若者が考え、気候変動を減らすための行動について、可能であれば、スカウト仲間および周囲の人たちと話し合って見ましょう。
その結果、自分が行う「約束宣言」を作成。知ること、そして考えることが大切なので、未来の地球に向けた約束は自分が出来る行動範囲でかまいません(上記のWOSM動画を参考)。
従って、「約束宣言」の内容について、大きく構える必要はありません。また、次のメッセージ動画での宣言は、10秒~15秒程度を想定しているので、短い内容が良いでしょう。
考えるネタとしては、Facebookの公開グループ「Scouts for SDGs Japan」などを参考にすると良いでしょう。その他、日本の国連事務所や国際協力機構(JICA)のホームページにもSDGsの学習情報・資料も参考になると思います。
② メッセージ動画の作成
宣言メッセージは、10秒~15秒程度が良いと思います。短いメッセージで宣言内容が伝わるように、スカウトには考えてもらって下さい。メッセージは日本語でも良いと思います。
但し、日本語でのメッセージの場合、世界に向けての「約束宣言」なので、英語での字幕を付けると良いでしょう。
スカウトは、宣言内容をA4の紙に書いて、胸のまえに掲げる形で撮影するのも良いでしょう。宣言内容を文字だけでなく、絵やイラストを描くのもありかと思います。その場合、宣言文や絵/イラストは、動画撮影とは別に静止画像で撮影もしくはスキャンを行って、動画編集時に加えるのもアイディアです。
複数スカウトの宣言メッセージをどのように編集するかは、使用される動画編集アプリや編集経験に依存することもありますが、対応が出来る範囲で取組めば十分です。
【補足】メッセージ動画は一般公開を想定しているので、スカウトの個人名は表示しない(編集時に表示を削除することは可能ですが、動画撮影時に配慮すると編集の手間が不要になります)。また、音声でのメッセージ動画なので、雑音のない環境で撮影をされると良いでしょう。
【参考事例】大阪の豊中第1団ボーイ隊
③ SNS/WOSMホームページへの投稿
地球への「約束宣言」メッセージの動画が完成したら、ハッシュタグ「#PromiseToThePlanet」を付けて、SNSに投稿を行うことで、WOSM、英国連盟そしてCOP26を応援して下さい。
また、同じ記事をWOSMのホームページにも投稿をしましょう。
第2ステップになりますが、プロジェクトとしてWOSMのホームページに登録する場合、環境保護に関連するプロジェクトのテンプレートなどを参考として取り組むと良いでしょう。
【最後に】
この取組みについて、ご質問もしくはご相談等がありましたら、次のフォームからご連絡下さい。
【参考情報】
(訂1:2021-09-05)
(初版:2021-07-19)
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