MoP 10年を祝して
2021年6月24日から27日の日程で、アジア太平洋地域のメッセンジャーズ・オブ・ピース会議(APR Messengers of Peace Conference)が開催されています。
2021年は、メッセンジャーズ・オブ・ピース(MoP)が始まって、ちょうど記念すべき10周年を迎えました。毎年開催されるアジア太平洋地域のMoP会議は、コロナ禍の影響で初めてオンラインでライブ開催。
会議第一日目は、開会の辞に続いて、この10年のMoPの歩みを紹介する動画が上演されました。
(ライブ会議の動画は、3時間半と長いので「MoPの10年の歩み」部分を分割。動画のナレーションの抄訳を下記に掲載。)
スカウティングの歴史を通して、スカウトは地域社会において、平和活動の触媒としての役割を果たしてきました。
「メッセンジャーズ・オブ・ピース(平和の使者)」 の推進は、2007年にスカウト運動百周年記念の枠組みの中で開始された 「ギフト・フォア・ピース(平和のための贈り物)」 の後継プログラムとして、2011年に始まりました。平和プログラムのための贈り物は、110カ国の1000万人以上のスカウトを鼓舞し、彼ら自身の地域で平和のために働くかたちになりました
2011 年、「メッセンジャーズ・オブ・ピース・イニシアティブ」 の下で、アジア太平洋地域においては、メッセンジャーズ・オブ・ピース・イニシアティブを開始するために、日本でのスカウト災害救援センター事業、インドとパキスタンでの特別統合、インドネシアで健康意識向上へのスカウトによる積極的な取り組み、スリランカでの戦後統合キャンプといった四つのパイロット・プロジェクトが設置されました。
アジア太平洋地域は、平和ネットワークの地元のメッセンジャーという概念の先駆者で、各国のスカウト機関(連盟)は、独自の現地MoPネットワークを構築し、そのコーディネーターを任命しました。
「より良い世界を創るスカウト」 をテーマに、若者が地域社会の中で積極的にリーダーシップを発揮して行動できるようにするためのグローバルネットワークが 「メッセンジャーズ・オブ・ピース(平和の使者)」なのです。
毎年、この地域のスカウトたちは、国連のテーマを追従した「国際デー」を祝い、フィリピンでの植樹活動や、平和献血運動のための本など、アジア太平洋全域での同時プロジェクトが実施されています。
平和の使者プログラムの10年間をどのように祝うか。私たちはまたメッセンジャーズ・オフ・ピース(平和の使者)運動を通じて、世界中の若者のためのより良い未来を思い描きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?