ほのぼの小話#7
「やっと会えた」
虹色の泉を求めて
ひたすらに
ひた向きに
歩いてきたおじぃさん。
フクロウさんにやっと会えた喜びを抑え、
真剣な眼差しで、身を乗り出して、フクロウさんの話
を聞くことに。
「虹色かはわからん、わしも見たことはないんじゃよ。」
ネズミくんも、期待を膨らまして聞いています。
「ただ、昔訪れたカラスの兄さんからオモシロイ話を聞いたことがある。」
「ある泉の水を飲んだらな、ガラガラだった声が、スーっと透き通ってな、遠くまで響く、綺麗な声になったんじゃと」
「そんな不思議なことがあるのかと驚いたんじゃ。
どこにある泉のことか?それはわからんのじゃよ。」
おじぃさん、その話を聞いて、きっとその泉が『虹色の泉』だと、虹色の泉は、あるんだ!と、希望を新たに持つのであった。
どこにあるのか?それはわからなかったが、
不思議な泉があるという確信が持てたおじぃさん、
また、一歩前に進めたと、想いを強く持ち直しました。
2人の旅は振り出しに戻ったかのように思えましたが、
泉があるのだと確信し、おじぃさんは、ワクワクが止まりませんでした。
「あと少し、わしに付いてきてくれるかぃ?」
ネズミくん、「もちろんです!」と、喜び、おじぃさんと共に進んでいこうと、心に決めたのでした。
つづく
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