海外勤務が決まるまで
海外勤務することは、入社してから希望していました。それまでも出張で海外に行くことはありましたが、やっぱりその地に住んで仕事をするというのは違うだろうなあと何となく考えていました。
そして、それまで目の前の仕事にがむしゃらに取り組んでいたこともあって、自分の中では少し海外勤務の話などは忘れていたと思います。
そして、突然その話は来ました。
とある親睦会のあと、上司に声を掛けられ、
「アメリカでの海外出向の話があるんだけど、大丈夫か?」
「・・・・・」
大丈夫か?と言われても、急なことで「あのー、、、」くらいしか答えることができませんでした。
「こういう時は、はい!大丈夫です!と答えておけばいい!」
と、一緒にいた別の上司が割と間髪入れずに切り出しました。
その時は何とも自分としては、踏ん切りの悪い答え方でしか話せなかったのですが、後々この上司の一言もあって、私のアメリカ行きが決定するのであります。
踏ん切りの悪さの理由、、、、37歳。独身。
結婚どうするの?子供は?親が心配するじゃない?、、、
このような事が頭をよぎって自分の中でぐるぐる思考が回っていたのです。
何周思考が回ったか分からないほど回りましたが、結果このような気持ちに落ち着きました。
・私は、世界を股にかけて仕事したい!って思い出した!
・大企業に入っても、その中で海外勤務できる人は多くない。(ポジションの空き、自分の年次/タイミング、上司からの評価などがかみ合って初めてチャンスがあるもの)そのチャンス生かしたい!
・上司からの期待に応えたい!(決して、社畜という訳ではなく認めてもらったからにはいっちょ一旗揚げたい!みたいな能動的な気持ち。)
・結婚、子供はアメリカ勤務中に何とでもなるだろう。(必要とあらば、アメリカ在住中に産休育休取る!の気持ちになってました。当時そのような相手がいないのに1人で考えていたことです。)←何をそんな事考えて!と笑われてしまうかもしれませんが、皆さんの中にも同じような思考してる人いませんか?特に女性の方。
私は結果的に生産技術部門で初めての女性海外駐在員となったのですが、やっぱり心配で最終決断する前に近しい部門で海外駐在経験のある女性先輩に話を聞きに行きました。年齢も数歳上のちょっと先輩という方へ。
様々な良い面・苦労した面を聞きましたが、その方は「海外駐在して後悔した」と分析されていました。
それを聞いても私はアメリカ行ってみようと思ったのです。理由は、
・たとえ後悔となっても、やっぱり自分で経験して答えを出したい。(私、何でもやってみたいという性格だったんです^^)
・後悔したなんて(自分に)言わせない経験を積んで、次の世代に繋ぎたい!(後輩たちの顔が浮かびました)
そんな風に腑におちていったのを覚えています。この先輩に話を聞きに行く前にすでに心は決まっていたのでしょうが、確たる気持ちにしたいというのがあったんだと思います。
そんな訳で、アメリカ行きの気持ちが固まり、会社からの内示を待つことになります。実際は、私以外にも候補者がいましたので、自分が選ばれるかどうかは分からなかったのですが、自分自身の気持ちに整理がついたのはこのような流れでした。
※まずは、書いてみました。