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短編映画制作秘話

今回は自身が監督・脚本・編集を行った
ショートフィルム『5つの左様ならと贈り物』
制作秘話をおはなししたいと思います。



【No.01】作品紹介


タイトル:『5つの左様ならと贈り物』
ジャンル:ヒューマンドラマ
尺:約13分

【No.02】企画意図


「もし、1週間で五感が無くなるとしたら、どの順番がいい?」っと、旦那に聞かれたことが着想のきっかけとなり、『わたしたち人類が既に持っている”幸せ”に⽬を向けてもらいたい』という思いから、五感に纏わるストーリーとなりました。

※今作はパイロット版として制作
主人公が追い込まれた理由などにつきましては
ネタバレを避けたいと考えたため、
今作においてはその部分に触れておりません。

【No.03】学び舎


2023年4月から1年間、
短期コースのある映画学校に通っておりました。

①映画制作工程
②脚本の書き方
③カメラの扱い方
④マイクの扱い方
⑤編集ソフトの使い方
etc...

ぎゅぎゅっと凝縮し、短期間で学びました。

学校でのアレコレは、
またの機会におはなしいたしますね🏫

【No.04】脚本執筆


脚本というものにはいくつかのルール(決まりごと)があり、
そのルールに沿って執筆していくことになります。

初稿と呼ばれる書き始めの段階から、
第〇〇稿と何度もブラッシュアップを繰り返し、
撮影で実際に使用する台本(脚本)が出来上がるのです。

今作では、5回ほど改稿作業を行いました。

【No.05】撮影現場


撮影日数:1日半(2日間)
キャスト人数:4人
(主人公・アナウンサー・カップル)
スタッフ人数:10人(監督含む)

①段取り、アングルチェックの様子
②アングル変更を検討中の様子
③もっと煽りで撮りたいとこのあと自らカメラを触る
④引きのアングルチェックの様子
⑤リハを何度も重ねての本番
⑥空調が完全停止したら本番いきます

アナウンサーとカップルが登場するシーンでは、
エアコンを切っての本番撮影だったため、
とっても暑くてみんな汗だく🫠苦笑

暑いなか、
みなさまおつかれさまでした!!m(._.)m

【No.06】編集作業

編集ソフト:Adobe Premiere Pro

自動保存が追いついていなかったのか、
3時間かけて編集した部分が消えていたり、
トラブルもありながらなんとか編集を終えました。

パソコン初心者すぎるのもあって、
操作ミスを連発し、自分にイライラ(💢゚Д゚)!!

今後、編集中は独り言が増えそうな気がしています。笑

音の繋ぎなどの編集技術を
映画学校の講師の方々から褒めていただけたことで、
自分の五感の鋭さを実感することとなりました✨

わたし自身、自信のある部分でもある
美的センスや色彩センスといったものも、
実習作品すべて褒めていただけたのも、
すごくうれしかったですねぇー(ฅωฅ`)ー🎶

【No.07】お拘り

主人公・広瀬尋斗(ひろせ ひろと)
表情演技、所作といった部分が
とても重要になるストーリーであり、
謎めいた人物という演出をしております。

ネクタイを使うシーンではたくさんテイクを重ね、
ゆるめるスピード、ほどく音、天井への結び方、
緩急、間を意識していただきました。

缶ビールのCMは爽やかなものが多いですが、
今作では“心のヨリドコロの欠損”を表しています。

お酒を飲む方はわかるかもしれませんが、
楽しいお酒ばかりではないということが現れているシーン。

冷蔵庫に向かい、缶ビールを手に取る。
そして、そこに至るまでの心情。
ソファーに腰を降ろし、飲むまでの空気感…

至るところに漂うものを感じて、
広瀬尋斗の人物像を想像してもらいたい。

セリフをあえてなくしているので、
是非注目していただけますと幸いです。

アナウンサー・奏星架純(かなえ かすみ)
この世界の案内人というポジションであり、
和やかな雰囲気からの切り替えを
強めに意識した演技演出をしております。

わたし自身がイントネーション指導をし、
何度も繰り返し練習していただきました。

リテイクがめちゃくちゃ少なかったのもあり、
撮影が早くおわったのを覚えています。

カップル男性・柚木優里(ゆずき ゆうり)
カップル女性・芹澤芹亜(せりざわ せりあ)
こういう配信者いるいるとなるような雰囲気と
テンポ感を大切にしていただきました。

実はいちばん苦戦したシーンでもありまして、
もっと撮影時間がほしかったなぁー
っと、スケジュール面を悔やんでいます(' ' ;)

実際にカウンターが動く仕組みのSNSを、
某SNSを参考に試行錯誤しながら作りましたので、
そこにも注目していただけますと幸いです。

【No.08】プロフィール

ご覧いただきありがとうございました(o・ω-人)💐

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